急速な円高が進行していますが、雇用統計のデータに一時的な安堵感が広がっています。
先週の為替市場は、稀に見る激しい動きとなりました。
日本銀行の植田総裁と氷見野良三副総裁のマイナス金利の出口に関する観測的な発言を受けて、円が急騰しました。
とくに植田総裁は参院財政金融委員会で年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になると思っていると発言しました。
日銀は18、19日に金融政策決定会合を予定しています。市場はここでの政策変更はないと見ていましたが、発言を受けて、早ければ次の金融政策決定会合での政策変更すらも取り沙汰されるようになっています。
こうした状況を受けて、7日のニューヨーク市場では、ドル円で円高が進行して、ドル円は一時的に141円60銭前後まで進みました。
円高の進行幅は概ね5円程度となり、1日の動きとしては異例の値幅です。141円台は、8月上旬以来とのこと。
かなり久しぶりな感じがします。
目先での急激な円安は、日本経済の構造的な弱さとか、国際収支の悪化と紐づけられて語られる場面が多かったです。
しかし、実際にはそこまで大きな話ではなく、その殆どは金融政策、内外金利差で説明ができるということが、改めてクリアになった感じがします。
もっとも、アメリカ経済の強さも健在。金曜日に発表されたアメリカの11月の米雇用統計では雇用者数と賃金の伸びが市場予想を上回る結果でした。
雇用統計を受けて、アメリカの金利の先高観が復活。
市場では来年早期の利下げすらも織り込まれる展開になっていましたが、これにストップをかけた格好です。
来週の次回のFOMCでは金利は据え置きと見られているほか、市場で強まる早期利下げ期待は、会見などを通じて今回もパウエル議長に押し返される可能性が高いと見られます。
FRBは、今回局面では極めて慎重に振舞っています。高金利環境は長期間継続する可能性は高いと見られます。
一部が期待するような、第一四半期の利下げに続き、来年の連続的な利下げは実現しそうにありません。
ドル円の決定要素をまとめると、要するにアメリカの「スティーッキー・ハイ・インフレション」(根強いインフレ)と、日銀の「イールドカーブコントロール(YCC)の出口政策」の綱引きです。
今日は材料不足で大きな動きは見込みにくい地合いです。引き続き日銀の要人発言とアメリカの物価指標、経済指標を注視して取引をしていきましょう。
USD/JPY buy 145.318 - 145.348 30,000円
USD/JPY sell 145.401 - 145.493 92,000円
12.2pips 122,000円利確!
■月間成績
■2021年
4月合計 38.5pips 385,000円
5月合計 49.1pips 491,000円
6月合計 32.7pips 327,000円
7月合計 56.9pips 569,000円
8月合計 44.9pips 449,000円
9月合計 147pips 1,470,000円
10月合計 186pips 1,860,000円
11月合計 162pips 1,620,000円
12月合計 164pips 1,640,000円
■2022年
1月合計 177pips 1,770,000円
2月合計 190pips 1,900,000円
3月合計 260pips 2,600,000円
4月合計 268pips 2,680,000円
5月合計 233pips 2,330,000円
6月合計 324pips 3,240,000円
7月合計 262pips 2,620,000円
8月合計 276pips 2,760,000円
9月合計 242pips 2,420,000円
10月合計 255pips 2,550,000円
11月合計 288pips 2,880,000円
12月合計 299pips 2,990,000円
■2023年
1月合計 265pips 2,650,000円
2月合計 247pips 2,470,000円
3月合計 139pips 1,390,000円
4月合計 147pips 1,470,000円
5月合計 98pips 980,000円
6月合計 237pips 2,370,000円
7月合計 342pips 3,420,000円
8月合計 314pips 3,145,900円
9月合計 222pips 2,221,000円
10月合計 247pips 2,471,000円
11月合計 194pips 1,948,000円
12月合計 71pips 719,000円
私のトレードの秘訣でもある…
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