豪ドル/NZドル相場の見通し(2023年11月29日)、RBNZのサプライズについての解説を含みます。

元々は「最近のドル安傾向」について書こうと思っていたのですが、昨日のウォラー理事の発言で「インフレ率がさらに数カ月間低下し続ければ政策金利を引き下げる根拠は十分にある」という内容が市場で注目され、ドル円は146円台、ユーロドルは1.1台まで上昇しました。

短期的にはロスカットなども影響してドル安が続く可能性があると思いますが、この水準からドル円を買い戻す展開も考えられます。

ところが、今日のRBNZ(ニュージーランド準備銀行)の会合で大きなサプライズがありました。

政策金利自体は5.5%の据え置きと市場予想通りでしたが、声明文に大きな変更があり、これがNZドル高となり、豪ドル/NZドルは1.082から1.075まで大きく下落しました。

RBNZの声明文は以前は「今後の利上げはデータ次第」という内容で、強い据え置き姿勢を示していました。

しかし、今回の声明文では「インフレは低下しているが、依然として高すぎるため、継続的なインフレ圧力に引き続き警戒」という文言からスタートし、さらに「インフレ率が目標を上回って推移するリスクが高まっている」「インフレ圧力が予想よりも強ければ、金利をさらに引き上げる必要がある可能性が高い」というように、ついに「利上げ」が声明文の中で言及されました。

この変更だけでも相当なサプライズですが、実際にはNZについては、消費者物価指数が市場予想よりも早く低下し始め、他国も「来年のどの時期に利下げするか」という流れになっている中で、来年の利下げが織り込まれ始めており、今月のRBNZ会合についてはむしろ「声明文がどれくらいハト派的になっているか」という期待感が高まっていたのに対し、逆にタカ派的な要素が盛り込まれたことでサプライズ度が一層大きくなりました。

最近の豪ドルとNZドルの2年債利回りを見ると、豪ドルは今月の利上げに加え、来年の追加利上げも見込まれて上昇基調にありますが、NZドルは利下げが織り込まれて下落基調にありました。

しかし、RBNZ声明文発表後にNZドルは上昇し、市場はサプライズに驚いた形です。
豪ドル/NZドルについては、今日の10月消費者物価指数が市場予想よりも低かったことも考慮し、

また年末に下げる傾向があることから、当面は売りポジションを維持する方針です。


 

USD/JPY sell 147.117 - 147.071  46,000円

USD/JPY sell 147.130 - 147.091  39,000円

 

8.5pips 85,000円利確!

 

■月間成績

■2021年

4月合計 38.5pips 385,000円

5月合計 49.1pips 491,000円

6月合計 32.7pips 327,000円

7月合計 56.9pips 569,000円

8月合計 44.9pips 449,000円

9月合計 147pips 1,470,000円

10月合計 186pips 1,860,000円

11月合計 162pips 1,620,000円

12月合計 164pips 1,640,000円

■2022年

1月合計 177pips 1,770,000円

2月合計 190pips 1,900,000円

3月合計 260pips 2,600,000円

4月合計 268pips 2,680,000円

5月合計 233pips 2,330,000円

6月合計 324pips 3,240,000円

7月合計 262pips 2,620,000円

8月合計 276pips 2,760,000円

9月合計 242pips 2,420,000円

10月合計 255pips 2,550,000円

11月合計 288pips 2,880,000円

12月合計 299pips 2,990,000円

■2023年

1月合計 265pips 2,650,000円

2月合計 247pips 2,470,000円

3月合計 139pips 1,390,000円

4月合計 147pips 1,470,000円

5月合計 98pips 980,000円

6月合計 237pips 2,370,000円

7月合計 342pips 3,420,000円

8月合計 314pips 3,145,900円

9月合計 222pips 2,221,000円

10月合計 247pips 2,471,000円

11月合計 187pips 1,870,000円

 

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