ソロ曲「人情心中」の世界〜古典落語に触れて | 光が射す日も雨降る日も〜NEWSと加藤シゲアキくん応援のきおく

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こんばんは⭐️

まずは、NEWS「EXPO」初週売上15万枚を突破して、

ビルボードチャート、オリコンチャート1位獲得おめでとうございますキラキラ

ビルボード

オリコンランキング


この数字はめちゃめちゃすごいですよね!!!

4人時代の記録もぶっちぎったのは本当にすごい。

新しいファンの方もたくさんいらっしゃるといいなぁ。

そして、このアルバムで、またはライブに来てもっともっとNEWSのことを好きになってくれるといいな照れ

 

私もNEWS_EXPO、毎日聞いてますルンルン

宮城公演までに一生懸命聞きこんで、C&Rできるように覚えないとグー

今回のアルバムはC&Rできる部分が多いのかなって思ってました。

今まで我慢してきた分も一緒に楽しみたいって3人も思ってくれてたらいいなルンルン

アルバム全体の感想も色々書きたいとこだけど、盛りだくさんすぎて終わらなそうなので今回はシゲちゃんのソロ曲「人情心中」のことをグリーンハート

 

落語がモチーフになっているってことだったけど、

本当にたくさん落語が散りばめられているんですね。

その演目のお話を知るとよりシゲちゃんの歌いたかったことが見えてきそうですニコニコ

ってことで少し調べてみました。

Twitter…元いXでも調べられてる方がいらっしゃるのを見せてもらったりもしながら、私の感じたことを書いてみようかな。

 

落語のことも拙い文章で色々書いてますが、私は元々ほとんど落語に明るくないので…よかったら落語の動画を見たり、ネットで詳しい解説など見てもらえたらと思います。

 

曲調は…ほんとにロック!!

SORASHIGE BOOKでトラックのことを話していたけれど、でも去年のAgitatoに続き今年もロックテイストなのはまだ謎だなぁ…なんて思ってます。

 

では、

 

一、二、三、四、

いつからだっけな

勘定誤魔化し生きながられる

その日暮らしにもそろそろ飽きたが

 

六、七、八、ここのツケ代

ちょろまかした罪を償い

 

ひぃ、ふぅ、みぃ、よ…の続きが

五(いつ)、八の続きが九(ここのつ)とかかってるのさすが。

落語は究極の言葉遊びって感じもあるものね。

シゲちゃんが好きなのも頷けます。

この部分は「時そば」から来ているのかな。

お蕎麦屋さんで、お客がお代を一、二、三、四…八と数えながら店主に払っている最中に「今は何時?」と尋ねて、「九時」と答えさせ1枚分の代金をちょろまかす。

それを見ていた主人公が真似してちょろまかそうとするが、早い時間(4時)に行ったため逆にたくさん払う羽目になってしまう。

 

耐えきれないから

ノ・ン・ダ・ク・レ

 

この言葉で検索すると「芝浜」がでてきます。

芝浜は魚屋さんの旦那さんが主人公。

お酒が好きで仕事をしなくなってしまう。

一晩好きなだけお酒を飲んだら明日から仕事に行くという言葉を信じて、次の朝早くに競りに送り出す奥さん。その途中で旦那さんは財布を拾い大金を手にする。

それでまた飲み明かすが、朝方奥さんに仕事に行くように起こされる。奥さんが大金を手にして旦那さんがダメになっていくのではと心配して財布をなかったことにして隠してしまったのだ。あれは夢だったと思い込み、それを機に心を入れ替え仕事に精進する主人公。…この続きはまた後でグラサン

 

アジャラカモクレン

テケレッツのパー

 

これは「死神」の死神を追い払う呪文なんですね。

調べてみたら面白い話だなぁ。

借金まみれの男が死神の言う通りに振る舞い医者として成功していくが、(患者のそばにいる死神を追い払うのにこの呪文を言う)調子に乗っているとそれもうまくいかなくなり、ずるいことをして切り抜けようにも死神の怒りをかって、自分の命を削ることになった…話しかな。ざっとまとめすぎ笑

この話の下げ(オチ)は色々なパターンがあるみたいですね。

小気味がいいのが、羽振りが良くなった男が元々の奥さんを捨て、新しい女と派手な暮らしをする…そうすると上手くいかなくなるところかな笑笑

 

価値ねぇ太鼓が

鳴る鳴る鳴る火吹く

 

火焰太鼓より。

商売下手な男が主人公。そしてしっかり者の奥さん。

ある日男が古く汚い太鼓を仕入れてくる。

店の者にそれにはたきをかけるように言いつけるとそのはたく太鼓の音を聞きつけた侍がやってきて、その太鼓を買いたいと言う。早速屋敷に趣き殿様に太鼓を見せるとそれは国宝級の火焔太鼓という逸品だった。太鼓と引き換えに大金を手にした男は奥さんと共に喜び、次の品を仕入れようとする。


(9/8追記)

前から思ってた事を追記します。

ちょっとヒリヒリするので書かないでいたのですが、

もしかしてこの汚かった太鼓は以前のシゲちゃんに見立てているのかと。それが実は価値があって評価されるようになる。

それどころか火まで吹くくらいの素晴らしい音を鳴らす。そしてそれを奥さんと喜ぶんですよ。

奥さんはきっと応援してるみんなでしょニコニコ



 

寿限無寿限無

五劫の擦り切れ

 

縁起がいいったら

ありゃしない

 

寿限無は私でもなんとか知ってましたw

子供がいつまでも元気に長生きできるようにと、和尚さんに教えてもらった縁起のいい言葉を全部並べて子供の名前につけた話。

早口言葉のように唱えられるこの名前。

歌詞に入っても流れるように乗るわよね。

 

よそう

また夢になるといけねぇ

 

ここでまた芝浜が出てくる。

3年が経ち、仕事で成功した旦那さんに奥さんは財布を取り出してきて、あれは夢ではなかったと話し、念願のお酒を飲ませてあげようとします。

でも旦那さんは下げとしてこの歌詞のセリフを言います。

3年後のこの部分を後半で挟んでくるの。

シゲちゃん、天才。

これは成功しても気を緩めたりしないってシゲちゃんの心意気の現れのようにも思える。

すごく印象的だった歌詞。

 

この手にあるかぎり

己でこさえた幸せだ

 

とやかく言われる

いわれはねぇの

 

ここはきっとシゲちゃんの言葉かな。

シゲちゃんが幸せって言ってるのを…それだけ聞けただけで十分なのよ。

そうだよ、シゲちゃんとNEWSが自分の力で、這い上がって掴んだ幸せだもの。その努力する姿を見させて貰ってきたもの。

これが言いたくて、このブログを書いてると言ってもいいくらい。書いてたら泣きそうです。

 

小僧!

まだお後がよろしくねぇ

 

戯言こそすべて

ハナシの本題はここから

 

しかと見届けよ

人情心中

 

「まだお後がよろしくねぇ」

って最高に洒落ててかっこいいわ。

落語の演目が終わって次の人に譲る時に去り際にいう言葉ですよね。

まだ後の奴らにこの舞台は譲らねぇぜ。ってことだよね。

面白くなるのはここから。

だから俺の、誠の心を見せるのをこれからも見届けて欲しい。

 

食う寝る処に住む処より

ここに立つ心ひとり奔走

 

寿限無より。衣食住に困らず生きていけることを願ったもの。

ここに~のところは一人でいくつもの役割を果たしていつも忙しくしているシゲちゃんを思い出しました。

 

渡に船だ若旦那ほらほら

 

ここがちょっとわからないんですよね・・・

橋場の雪かなぁ?船徳?

どちらの内容も少し見てみたけども、ぴったり来ないなと思ったけど、

この後の歌詞を見ると、橋場の雪かな・・・

 

まだまだ明け烏は鳴かぬ

 

明烏。堅物で本ばかり読んでいる時次郎。それを見かねた父親が友人に頼み、彼を吉原の遊郭に連れて行ってもらう。

そこで時次郎は遊郭は神主の家、お茶屋は巫女の家だと嘘の説明をされてそのまま上がり込むが、途中で騙されていることに気づきかえりたいと言う。しかし「「大門(遊郭の入口)には見張りがいて、勝手に出ようとすると袋叩きにされますよ」と脅され、結局花魁と一夜を共にする。が、お互いに気にいった時次郎と花魁。もう帰ろうと諭す友人たちに「勝手に帰りなさいな。大門で袋叩きにされますよ」と言い返す。

「明烏」とは明け方に鳴くカラスのことで、男女の交情の夢を破る、つれないものを意味する。

新内の明烏夢泡雪は実際に会った情死事件が下敷きになった両想いになった二人が引き裂かれ、最後に心中するという筋立て。

だから歌詞はまだまだ2人の夢の時間は終わらない…って感じ?きゃっ🙈

 

するってぇとあれかい お前さん

狂ってんのは俺かい ならご破産

オモロくなるのはここからさ

黙って見ときな my chalabhinna!!!

 

なんかこの部分って、シゲちゃんのような、それでいて明烏の若旦那の話しが続いているような・・・

心中したお話しの人物のような。。

シゲちゃん、ここはご破産なの?ご破算じゃなくて?

破産するのは花魁に通い詰めたから??

ご破算ならそろばんを払って0にするってことだよね。

でもmy chalabhinna!!!

chalabhinnaって、仏教用語で六神通のことなんですよね。

完全な精神統一などの修行を行なって得られる6種の超自然的な力。超能力のような。

だったらやっぱりシゲちゃんのことかしら。

あれ、もしかしてご破算(チャラにする)がchalabhinnaにかかってる?グラサン

 

嘘なのか誠か

二つ重なる月影

さながら私とあなただ

いっそ心の中まで

 

ここって明烏が続いてるようにも思えるんですよね。

花魁とお客の関係があるから「嘘か」が入っている。

シゲちゃんの解説だけなら誠だけで良かったはずと思って。

そしてここのシゲちゃんの歌い方ですよ。

私は直感的に女性目線なのかと思いましたがみなさんはどうですか?「わたし」と言っているしなぁって思って。

落語は声音を変えて色々な登場人物になりきるからかなとも。

とっても美しい世界観があって大好きな部分です。

2つ重なる月と調べるとフラワー・オブ・ライフとか、ヴェシカ・パイシス…スピリチュアルなものに行き着いたりもするんだけど、これってシゲちゃんが言ってたグッズに関係してきたりしない?

なんて。


(9/8追記)

NEWSpaceのグッズが発売になりましたね。

謎だったシゲちゃんのグッズも…

そこから考えると、このふたつ重なる月影は月蝕のことですかね🌙*゚

またグッズのことは別で書きたいと思いますニコニコ


ここを聴いた時に私の中には、シゲちゃんが女物の派手な着物をサッと羽織ってしゃなりと花魁道中のようなステップで闊歩する姿が浮かんだんだけども。この曲は本当に妄想が捗るグラサン

ライブでの演出も楽しみですよね。

 

無常散りゆく運命なら

見栄晴れ咲き乱れ

 

ここでは少しまっすーのソロ曲「Thunder」のこと思い出してました。

一瞬のまばゆい光を放つ稲光と無情な散りゆく運命?

 

笑いたけりゃ笑えばいいさ

一切皆苦 踊らにゃ損損

 

一切皆苦とは、世の中や人生は自分の思い通りにならないものであり、思い通りにコントロールできることは決して多くはないという真理を教えている言葉で、仏教での苦しみとは「思い通りにならないこと」から来ているようです。

踊らにゃ損損は阿波踊りの精神を表している囃子唄。 「踊る人も見ている人も、どうせ阿呆なのだから踊ったほうが得だ」という意味

 

畜生!

語れど足りねぇされど

下げどころか上げじゃ

ハナシの本題はまだまだ

眦裂きな 

新章心中

 

初めて聞いた時から「下げどころか上げじゃ」のところがすごくかっこいいなって思ってました。

調べたけれど落語で「上げ」ってあまりヒットしなくて。

でも落語で舞台に立つことを高座に上がるって言いますよね、それからなのかなって思いました。

オチつけてる場合じゃねぇ、まだまだ舞台に上がるぜ、ここからが勝負だぜ!

かっこいい宣誓キラキラ

「眦裂きな」(まなじりさきな) 

浮世草子・近代艷隠者より。

目じりが裂けるほど、目を大きく見開くこと、怒りや気力を奮い起こし決意する様子。

ここまで書いたら最後の四字熟語は書く必要もなさそうですねニコニコ


(追記)

9/2のSORASHIGEでの話を聞いて、「上げ」ってテンション上げ上げ(´∀`∩)↑age↑って感じなんかな?って思った。

ふむふむニコ

 

シゲちゃん、20周年から先のこともすごく考えていたんだね。

とっても頼もしいな。きっとこれはNEWSのシゲちゃんとしても、作家の加藤シゲアキとしてもかな。

ツアーのパンフレットにね、落語ってだらしない旦那さんにしっかり者の奥さんというパターンが多くて、それもシゲちゃんとファンのみんなの今までの関係の様にも思える・・・って感じに話してくれてたんだけども。

うふふ、シゲちゃんってしっかり者の強い女の人にお尻叩かれるのがいいんでしたっけ?

知らなかったなぁグラサン

 

はあ、やっと最後まで行き着きました。

ブログを今まで書いて来て多分今回が一番時間がかかりましたww

でも書く前よりもかなり歌を噛みしめることができるようになった気もして…満足ですグラサン自己満!笑


シゲちゃんと落語というと2018年に放送された「旅する落語」思い出しますね~。

シゲちゃんの旅する姿、(しかも私の好きなジュニアと一緒にね)落語を披露する姿が見られた貴重な番組だったな。

懐かしいです。

この頃はまだ私もブログにたくさんお写真を貼っていたので、かわいいシゲちゃんが見られると思います。