柿喰う客 新作本公演2024「殺文句」を観に行きました。


祝!初日🎉


舞台上は何も無くてがらんどう…。

「禁猟区」ときにもこんな感じだった。


セットはオフィスのデスク1つと、会議室にあるようなキャスター付きの椅子1つだけ。

それを縦横無尽に動かして場面チェンジする。


玉置くんが助走無しでデスクを飛び越えたのはビックリした。

すごい身体能力だなー。


前情報一切無しで観に行った。

テーマは、プロレタリアートと資本主義、かな🤔

少し前に小林多喜二の「蟹工船」がよく売れたことがあったけど、それを思い出した。


タン麺、タン麺、ワンタン麺、タンタン麺…

注文変えまーす!

タン麺をワンタン麺に、ワンタン麺をタンタン麺に…???


わけ分からん🤣

何度も出てくるけど、さっぱり覚えられない💦


⚠️以下はネタバレが含まれます。



扱っている一つ一つのエピソードは、労働問題に関わるもの。

労働組合、労働闘争、派遣問題、女性差別を始めとするあらゆるハラスメント、あと研修でよく聞くワードたち(アンガーマネジメントとか)。


セリフの中には「万国の労働者よ、団結せよ」みたいな、哲学や思想に関する有名なフレーズがたくさん散りばめられていた。

蟹工船を暗唱するところもあった。


総務部の女性社員たちが立て板に水のごとく詠唱する社訓は、多様性とか持続可能性とか、今の企業がこぞって使うキーワードがびっしり。

あれって、どこの会社にも異口同音であると思うんだよね。

それだけコンプライアンスに厳しい世の中になっている、ということなのかもだけど…。


というわけで、企業で働く会社員には馴染みやすい作品かも。

特に大企業の人。


シヅカさんが語る奴隷の昔話。

優秀な奴隷を集めた奴隷船は反乱で沈没し、あまり優秀でない奴隷を集めた船は目的地に着いた。

これは元になる話があるのかな…🤔

賢くない人の方が御しやすいという皮肉…。


玉置さん演じるツクシは、組合を潰すために企業側が入社させた社員。

狙い通り組合が崩壊して、役目を終えて会社を去るとき、復讐に遭う。が、やり返す。

その後始末は、新しい取締役が反社組織に頼んでおく、というラスト。


玉置さんがいつ喋るのか?と思ったら、最後までひとこともセリフが無かった😮

いっぱい踊ってたけど。


途中で最前列の客席をイジってたの、面白かった。

あれ、お客さんも笑っちゃうよね🤣


♪こんな日本に誰がした♪を歌いながら舌を出していたり(した、だけに)、「ぐうの音も出ない」のセリフに「ぐう !」って被せたり、小技(小ネタ)がいっぱい。


アフタートークは、中屋敷さんと七味まゆ味さん、玉置玲央くんの3人。


中屋敷さんのヒビキの役割は明確で「誰も僕の話を聞いていない。だから楽しい」と言っていた。


最後に中屋敷さんが「何つぶやいても良いですよ。玉置くんの声がデカかったとか」って言ってて面白かった🤣


作・演出∶#中屋敷法仁 さん


出演∶#玉置玲央 さん 中屋敷法仁 さん #七味まゆ味 さん #村松洸希 さん #永田紗茅 さん #長尾友里花 さん #沖育美 さん #齋藤明里 さん #原田理央 さん #今井由希 さん #淺場万矢 さん


#殺文句

#舞台観劇

#観劇記録


今日はセリフ噛んでる人が多かったな…