朗読劇「同姓同名」(2回目)を観に行きました。


波岡さんが「2回観ても良いと思う」みたいな事をインタビューで言っていたので、2回観ることにした。

その2回目。


ステージ中央に置かれている「同姓同名」の本。

タブレットかなと思いきや、小道具(台本)になる演出が面白い。


天井のステンドグラスやゴシック調の壁の装飾が美しい劇場。

造りが古いので、客席がフラットで互い違いになっていないため後方の座席は少し観づらいかも。


前回、最後の波岡さんのセリフで大混乱になったから、今日はストーリーは追わずに注意深く人物の関係性を整理しながら聞いた。


⚠️以下は考察(ネタバレ)。原作未読なので間違ってたらゴメンナサイ。



フリージャーナリスト(波岡さん)の最後のセリフ。

「いつまで成りすますんだ?一人は警察に拘束され、一人は不登校だったから世間は混同したんだろう。良いようにストーリーを作り上げた。ヲタクの大山正紀を虐めていた大山正紀!」

つまり、今まで語られていたストーリーは事実と異なるということ。

サッカー部の大山は、単なる同姓同名の被害者ではなく、虐めていた大山…?😮


世間が作ったストーリー、というのが気になる。

ヲタクの大山が不登校で、警察に拘束された大山(殺人の容疑者)はヲタクではないのか??

そうなると、マナミちゃんの殺害動機が崩れてしまうので、ここはちょっと置いておく。


登場人物が足りない気がしてくる。

マナミちゃん殺害犯の大山と同級生だった大山は、1人ではなく2人いた?

①ヲタクで虐められていた大山(マナミちゃん殺害犯)

②父親がタカイ電気に勤める大山(不登校)

③①を虐めていた大山(サッカー部)

同級生に3人の大山正紀…!


転落事件が起きたのは1ヶ月前。

転落死したのはタカイ電気の大山②で、②を落として殺害したのが殺人犯の①。

3日前にサッカー部の③が①を呼び出して転落死の真相を知り、③は被害者の会の大山に電話して「もう終わったから同姓同名で苦しむことはない」と告げる。

「終わった」というのは死んだからではなく、①はいずれ逮捕され今度は成人しているから顔も公表されるだろう、という意味だった。


被害者の会で、犯人の大山がサッカー部に成りすましたのは理由があるはず、という発言があったが、これは互いに面識があったから。


ということから、同級生の大山3人説で説明がつくように思う。


被害者の会にいたのは9人。

キャストは10人。1人いない。

いない1人が殺人犯の大山(伊万里有くん)だが、実はサッカー部の大山(森次政裕くん)に成りすまして参加していた。

マナミちゃんの父親に被害者の会メンバーの写真を見せて、犯人の大山はサッカー部だと判明してから、キャストが入れ替わる。

(サッカー部の大山はマナミちゃんの犯人ではなく、成りすまされた大山として登場する)


序盤で被害者の会の大山(コンビニバイト)がネット検索してヒットした大山正紀は、全員伏線だった。

・研究者の大山→被害者の会にやってくる

・痴漢の大山→マナミちゃん殺害犯の大山が虐められるきっかけ。被害者の会の帰りに、殺害犯の大山に襲われる

・サッカー部の大山→殺害犯の大山が成りすましていた


今日はアフタートークがあった。時間にして30分くらい。

登壇者は波岡さん、森次くん、原作の下村さん、演出(監督ではない🤣)の吉村さん。

司会は樽見さん。

原作の下村さんへの質問を中心に行われた。


原作:#下村敦史 さん「同姓同名」(幻冬舎文庫)

脚本・演出:#吉村卓也 さん


【出演】

大山正紀:#森次政裕 さん(超特急) #京典和玖 さん #宮島優心 さん(ORβIT) #伊万里有 さん #熊谷魁人 さん #大川泰雅 さん #樽見ありがてぇ さん #中島弘輝 さん #松田大輔 さん(東京ダイナマイト) #波岡一喜 さん


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