ブロードウェイミュージカル「カム フロム アウェイ」(2回目)を観に行きました。


今日はファーストクラスチケットの日!

先行抽選に外れ、敗者復活戦で、先着順だったこのチケットが取れて一安心。


優先入場を体験したくて、15分早い開場時間に合うように駆けつけた。

特典のドリンク券はスペシャルドリンクにも使用可能とのことで、そちらをいただく(公演期間中ならいつでも使える)。


何をしていいか分からず、ガラガラのロビーを写真に撮り、ガラガラの物販で買い物し(現金のみ)、ドリンクを飲んで呑気にしてたら一般の開場時間に。

このチケット持ってる方、15分は短いよ!😆


バンドは、ドラム以外は上手下手に分かれて見える所にいる。

ドラムは上手袖にいて、客席からは見えない。


1回目の観劇はついていくのが精一杯で、細かいところは拾えていなかった。


ボブの「靴下、燃やしたい!」に笑った。

(2日間?着替えていないから自分でも嫌なんだろうな😆)


ケビンTが、寄付された洋服に着替えるシーン。羽織ったジャケットに「GAP」のタグが見えたような?


浦井健治さんの犬の鳴き声と、咲妃みゆさんのネコの鳴き声がカワイイ(ボノボの鳴き声は、なんか笑っちゃう)。

アフタートークで咲妃さんは「ボニーと会話してる」と言っていた。

咲妃さんの「タラの舞」も好き(タラを持って踊る)。


崖のシーンの後だと思うんだけど、キャスト全員が夜空を見上げるシーンの、シルビアさんの最後のロングトーンが優しくて沁みる…😭


⚠️以下はストーリーに触れています。



テロ発生後、半日以上飛行機に閉じ込められていた乗客には情報が無く、町の人は全員何が起きたか知っているのに、彼らがほとんど何も知らなかったという事実…。

カフェテリアのテレビで一部始終を見たときの衝撃は想像に難くない。


町で乗客たちが落ち着いた後、それぞれの祈りを捧げる。

キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒…3つの祈り。

同時に3つの言語で歌う。ここの歌が好き。


しかしその一方で、見落としてはいけない小さなエピソードがあった。

いよいよガンダーから離陸する段になって、エジプト人のアリを見た客室乗務員の一人が乗務を拒否する。

「彼と同じ飛行機には乗れない」と。

世界中全ての人が同じように寛容なわけではない。この地で、これだけ人の寛大さに触れた後であったとしても超えられない、その人なりの事情があるのだろう。

大きな温かいテーマの影に、どうやっても分かり合えないこともある、という寂しさを感じた。


田代万里生さんの顔の小ささがヤバイ。

吉原光夫さんのスペイン語が話せるマイケルズ先生。唐突なラテンのノリに爆笑。

浦井健治さんのバス運転手。ギアチェンジがカッコイイ😍


今日はアフタートークがあった。

登壇者は咲妃みゆさん、シルビア・グラブさん、加藤和樹さん。

すぐ始まったので、3人とも衣装のまま。


以下はトークのざっくりメモ📝


(一人で何役もやることについて)

咲妃さん「体のお腹の辺りにボールがあるのをイメージして、町民はちょっと下に(前かがみ)、レポーターは胸の辺り(ちょっと胸を張る)、客室乗務員は更に上にあると思って、(ツンと)上を向くくらいでやっている」


シルビアさん「自分で客観的に見られないから、ジャケットを羽織ったりと服装が変わることを頼りに切り替わっている、と思って演っている」


(本番での面白いエピソードを聞かれて)

加藤さん「町長なんですけど…。3公演目くらいまではみんなで始まる前に、アレ大丈夫?コレは?と(準備状況を)チェックしてたんですけど、それをやらなくなって。そしたら昨日(?)、社会の窓全開で出ちゃって…」

シルビアさん「最初のシーンがこうなのよ!(真似して机の上に右足をかけて座る。脚が開いているから、社会の窓が客席のド正面)」

加藤さん「しばらくそのままで、乗客になったときに閉めていた」

(そしたら、袖から着替えた橋本さとしさんが登場し、挨拶して去っていく)

たぶん…その時の前列のお客さん、みんな町長の股間に目がいって歌が頭に入ってこなかったと思う🤣


(印象に残るシーンやセリフは?)

加藤さん「(咲妃みゆさんの)ウォルマートの店員。ホラー感があって…。禅さんがどんな顔してるのか見たいけど、僕は次のセリフがあって前出るから見られない。どんな顔で一緒に(店員の)家に行くのか、あの二人の後日談が見たい」

咲妃さん「稽古では、最初はテンポ良く元気良く言ってたんですけど、少し変えてと言われて…」

加藤さん「次の日だよね、あのキャラが生まれたの」

(ここで、コートを着てマフラーを巻いて鞄まで持ち、完全に「帰ります」状態の禅さんが登場。挨拶をして去る)


加藤さん「またさとしさんになっちゃうけど。10周年でインタビューを受ける時、僕が受けてるはずなのに、町長が前に出てマイクにぐっと近付くから、マイクが口に当たって『フガガ…▽%!』ってなるから笑わずにいられない」

シルビアさん「崖のシーン。とっても良い。ブロードウェイで観たときから素敵だと思っていた。今、後ろから見ていても素敵」

咲妃さん「そのとき刺さる言葉が違う。町長の最後のセリフ(we honor what was lost, but we also commemorate what we found. の日本語訳。うろ覚えなのだが…失った人たちを称えよう、ここで生まれたものを祝おう、という感じ)は、この作品の全てを包んでいる。この言葉に作品が集約されている」


(最後にひとこと)

咲妃さん「この作品は問い続けるもの。『こんなことがありました』ではなくて、『あなたならどうしますか?何をしますか?』を(一人一人に)問い続ける作品。それを届けることが出来たこと、観ていただけたことが嬉しい」

シルビアさん「911のときアメリカにいて、亡くなった友人もいて…911は辛い出来事だった。この作品の一員になれたことで(辛さとは)違う体験ができた。だから、そんな作品を観てもらえて嬉しい」


脚本・音楽・歌詞:アイリーン・サンコフ/デイヴィッド・ヘイン

演出:クリストファー・アシュリー

ミュージカルステージング:ケリー・ディヴァイン

翻訳:#常田景子 さん

訳詞:#高橋亜子 さん


出演:#安蘭けい さん #石川禅 さん #浦井健治 さん #加藤和樹 さん #咲妃みゆ さん #シルビアグラブ さん #田代万里生 さん #橋本さとし さん #濱田めぐみ さん #森公美子 さん #柚希礼音 さん #吉原光夫 さん


スタンバイ:#上條駿 さん #栗山絵美 さん #湊陽奈 さん #安福毅 さん


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