朗読劇「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」を観に行きました。


劇場には制服姿の女の子がいっぱい。

演劇ってお客さんの年齢層は高めだから、なかなか見ない光景…。

なんでこんなに若い女の子だらけなのかと思ったら、彼女たちの手にしているチケットは見たことのあるデザイン…。

旧J(SMILE-UP.)の俳優さんが出ているからだった。


山﨑玲奈さん。未来のエポニーヌだと勝手に思ってる😆

そしたら、カーテンコールで山崎樹範さんがそこをちゃんと言及して、過去にはアニー、今年はピーターパン(いずれもタイトルロール(主役))だと紹介していた。

さすがに今回は朗読劇だから歌は無いだろうと思っていたら、ちゃんとあった!🎙


対して、髙橋佑大朗くんは初舞台、初仕事だそうで…。カーテンコールでは緊張していたなぁ。そりゃそうか。


ステージには3つのセット。

中央がリビングとダイニング。

下手に学校。

上手に勉強机。


序盤は台本を手にしていたけど、たぶんセリフは入っているのだと思う。

後半は誰もほぼ本を開かず、もはや小道具状態で、普通のお芝居を観ているようだった。


⚠️以下はネタバレが含まれます。



 

ストーリーは、あらすじと同じ。

お弁当を作り続けられた秘訣は、もともと料理好きなのと凝り性だったせいかなと思う。

意外だったのは、お父さんが再婚すること。離婚後3年で…って、モテモテだなぁ。


再婚後の妻との間に娘と息子が誕生。

最後に二人の保育園でお弁当作りを再開した後日談があるけれど、これは無くても良かったような…?


登生くんが一人暮らしを始めた後、父と子で居酒屋で語るシーン。

「我慢させていたんじゃないかって…」と、高校時代の息子を気にする父に対し、「我慢してないよ」と答える息子。

このとき、後ろに字幕が出る。

心の中の声、ということらしい。「我慢してたよ」「寂しかった」と。

正直…これは余計な事をしたのではと思ってしまった。

高校時代のエピソードで、新しい奥さんに遠慮している様子もわかるし、どこか我慢している感じはしていたので、字幕で文字にするのは野暮だと思った。それまでの丁寧な芝居の腰を折ってしまった気がする。

字幕の最後に、父と息子双方の背後(心)に「ありがとう」と出るが、息子は手紙で感謝を伝えているから、ここで出すまでもないだろう。

ただ、父の字幕は良かった。

父は「ありがとう」と面と向かって言えなかったから、ここで心の声(字幕)が出るのは大きな意味があると思う。


登生くんの彼女・小春ちゃんのその後がすごく気になってしまった。

幸せになれたのかな?

登生くんと同じ道を辿って、寂しい思いをすることになったのかな?と思うと切ない。


エンディングでは山崎樹範さんも歌ってビックリ。

彼の歌をかなり前に聞いたことがあって、遥か過去に思いをめぐらせて、ぼーっとしてしまった。


原作:#渡辺俊美 さん

『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス)

脚本・演出・映像監督:#兼重淳 さん


出演:#山崎樹範 さん #田村海琉 さん #山﨑玲奈 さん #髙橋佑大朗 さん #堀田茜 さん(映像出演)


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