PARCO PRODUCE 2024「リア王」(2回目)を観に行きました。
段田安則さん、すごいわ…。
オープニングの横柄な王様が、苛立ち、孤立し、正気を失っていくさまが気迫たっぷりに演じられていく。
上白石萌歌さんの美しい歌が良いアクセント。
客席は9割がた埋まっていたが、この作品の人気度はよくわからない。
昨日のプレビューが取れたので、今日のチケットはリセールに出したのだが、全然売れず…。
公式の定額リセールを諦め、3割引で出したけどやっぱり売れず…結局自分で見ることに。
第1幕はちょっと苦労するかもしれない。少々辛抱が必要かも。
シェイクスピアらしい詩的なセリフが多く、展開がゆっくり。
英文学によくある叙情的なプロローグのよう。
第2幕で大きく動く。
ここからはスリリングさもあって、目が離せない。
昨日のプレビューから、ラストが少し変わっていた。
壁が下りてくる速度がゆっくりになったのと、エドガーがはけずにその場にうずくまり、オールバニー公とともに舞台に残った。
これは意図的に変えたものなので、演出上の意味があるのだろう。
今日のカーテンコールはショーンさんも壇上で挨拶。
毎回驚くのだけど、ショーンさんは日本語を貪欲に使う。
「私は明後日イギリスへ帰ります」の「明後日」は日本語だったし、「床、壁」とかちょいちょい挟む。
「セールスマンの死」の挨拶では「とりあえず、生!」と言ってて、ビックリした。
客席には翻訳の松岡和子さんがいて、紹介があった。グレーヘアの上品な御婦人だった。
その近くに安井順平さんか八嶋智人さんがいた(確実にどっちかなんだけど遠くて識別できず…)。
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:#松岡和子 さん
演出:ショーン・ホームズ さん
出演:#段田安則 さん #小池徹平 さん #上白石萌歌 さん #江口のりこ さん #田畑智子 さん #玉置玲央 さん #入野自由 さん #前原滉 さん #盛隆二 さん #平田敦子 さん #秋元龍太朗 さん #中上サツキ さん #王下貴司 さん #岩崎MARK雄大 さん #渡邊絵理 さん #高橋克実 さん #浅野和之 さん
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