舞台「裸足で散歩」を観に行きました。

 

9/13のプレビュー公演で開幕したこの作品。全国を回って、再びの東京で大千穐楽です。

加藤和樹さんは、コメディが上手い。
シュッとしてるから2枚目キャラをよくやってるけど、こっちの方が本領発揮かなと思う。
ビジュアル的には「冬のライオン」の王子や「キングアーサー」のメレアガンが似合うけど、この人の持ち味はコメディなんだと確信👏👏

第1幕で何も無い殺風景な部屋が、第2幕で可愛らしいカントリー調にガラリと模様替え👍
舞台美術も素敵。

高田夏帆さん、初めて拝見。
天真爛漫過ぎてぶっ飛んだニューヨーカーをイメージ通りに演じていたと思う。
離婚を決意するに至る思考過程は、あまり共感を得られないとは思うけど、たぶん原作を読んでもこんな感じの女性なんだと思う。
唯一惜しいと思ったのは、第1幕1場で松尾貴史さんが(たぶんアドリブで)仕掛けた芝居を見送ったところ。受け取ってほしかった…。
生の舞台の醍醐味だと思うので、もったいなかった。

この日は最終日だったせいか、松尾さん、高田さん、加藤さんがアドリブをどんどんかましていた。
特に松尾さんが冴えわたっていた。
「バターミルクにぶどうを垂らしたら…グレープ味」
「当たり前だよな」という一人ツッコミを入れる前に思わず吹き出してしまう松尾さん🤣
素で笑ってしまう人も…。

戸田恵子さんは、しっかりと自分を持ったチャーミングなお母さん。
松尾さんが自由奔放な分、コミカルでありつつも要所を締める安定のお芝居👏👏

非常にバランスの良いキャスティングだったと思う。
繰り返しになってしまうが、加藤和樹さんがこんなにコメディにハマるのは発見だった。
カタブツのエリートという、ポールの基本的な人物設定にもマッチしたんだと思う。

上演時間 2時間45分、休憩2回。
第3幕まであるのは珍しい。
でも、長さは感じなかった。

何より、ここまでの全公演が無事に完走できて本当に良かった👏👏

久しぶりに来た多摩センターは、駅周辺が超絶サンリオワールドになっていた😮

作:ニール・サイモン
翻訳:#福田響志 さん
演出:#元吉庸泰 さん
出演:#加藤和樹 さん #高田夏帆 さん #本間ひとし さん #松尾貴史 さん #戸田恵子 さん

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