柿喰う客 新作公演「禁猟区」を観に行きました。

 

面白かった!

凄まじいセリフ量。
全員が立て板に水の如く、ものすごいスピードで掛け合う。
総勢21名による団体演舞。

開場して入ると、ステージはがらんとしていて何も無い。本多劇場って、ずいぶん奥行きがあるんだなぁと思う。
ステージ裏の鉄骨組みまで見えている。
始まっても、それはそのまま。
つまり、セットは無し。
その分、照明と音響が冴えている。

場面転換は、パリンとガラスが割れるような音だったり、グギッと折れるような音だったり、そういう音+暗転。

とにかくセリフ量が多くて、観てる方もぼんやりしていられない😅
立ち止まって「今のセリフって…?」とか考えてると、一気に迷子になる。
(つかこうへいさんの舞台みたい)

ストーリーはSFっぽい感じ?
「ちぎり通り」商店街の人々と、そこにやってきた清香(父親がちぎり通りで殺された)とのやり取りで展開する。
彼女は、父を殺した犯人を探している。

殺された経緯はだんだん明らかになっていくのだが、どこまでが現実なのか、誰の仕業なのか…観る人によって解釈が変わりそう。

最後の永島敬三さんの乾杯の挨拶はアドリブかな🤔
「枠確定…単勝5倍…優木まおみ…」
「会長、長いよ」🤣

「クソみたいにショベー商店街だ」
清香ちゃん、口が悪いんだよね…😅

タイトルはなぜ「禁猟区」なんだろう?
最後まで観てもよく分からなかった(何か聞き逃した?)

この作品、全公演にアフタートークがある。
今日は #中嶋海央 さん、#加藤ひろたか さん、中屋敷さんの3人。
中屋敷さんを久しぶりに見て、「そういや、ピンクパンサーの人だったな」と思い出す(手に持ってた)。

加藤さん:
とにかく怪我をしないように、と思っていた。何も無い舞台(ステージ)だけど、真っ暗な中を全力疾走で出て行くので。
「触らないで」に傷つく😅

中嶋さん:
ラーメン屋の役に「キタ!」と思った。
家に寸胴があって、本格的にラーメン作りをしているので。

中屋敷さん:
・両方の袖で役者が走り出す準備をしていて、それがお互いに見えるので、真正面からぶつかる感じ。
・照明など細かいきっかけが設定されている。
・はけると袖で「おかえり!」的に出迎えてくれる。
・登場人物全員ちょっと嫌われてほしいと思って作った。「なんかあの人、苦手だな」と思う人がいるように。
・人と人の摩擦(ザラつき)を作った。
・「次回は恋愛モノ」というリクエストがあった。商店街の人間模様と恋愛モノを入れたら、ああなった。

作・演出:#中屋敷法仁 さん

出演:永島敬三 さん 大村わたる さん(代役で中屋敷さん) 牧田哲也 さん
加藤ひろたか さん 田中穂先 さん 守谷勇人 さん とよだ恭兵 さん
村松洸希 さん 中嶋海央 さん 佐々木穂高 さん 田中廉 さん
山中啓伍 さん 原田理央 さん 長尾友里花 さん 福井夏 さん
淺場万矢 さん 今井由希 さん 北村まりこ さん 齋藤明里 さん
永田紗茅 さん 沖育美 さん

#柿喰う客
#禁猟区
#舞台観劇
#観劇記録