「インヘリタンス-継承-」(後篇、4回目)を観に行きました。


東京千穐楽、my楽。

ここに来てセリフが変わっててビックリした!

前観たのは18日だったから、休演日に変えたのか??🤔

(変更点は一番最後に書いています)


⚠️以下はストーリーの内容に触れています。



後篇だけって、俳優さんは気持ちを乗せるのが大変なのかな?

前篇からの流れがあったほうが演りやすいのかも。

今日は最初から少しリズムが乱れ気味で(ペースを掴みづらそう)、いろんな人が噛んでいた。

東京最後だから、オマケ的にお客さんに向けて仕掛ける人もいた(福士さんとか)。


ステージ下の客席の床に、本が2冊ずつ7箇所に置いてある。

これは位置と順番がちゃんと決まっている(小道具として使うため)。


前篇で机と椅子が置かれていた場所(下手端)には、うず高く本が積まれている📚

そこに、トビーの両親の物が入った箱も置かれている。

吊り下がる照明は、前篇より高い位置に上がっている。


客席に座ったジャスパーとタッカー。二人とも手が美しい✋(私の眼の前に手があった)。

タッカーはそこに座ったまま、小さく頷いたり相づち打ったりしていた。

「絵を燃やす時、儀式とかするの?」というエリックの問いに「基本、裸。イっちゃったりする」と答えてて、思わずフイタ🤣


アメリカを1つの動物として、そこに生きる人々を細胞に例え、HIVの説明をするトリスタン。

「免疫システムにあたるものは?」という質問を投げかけようとして、誤って「民主主義…」と先に答えを言ってしまった。

その後エリックが「民主主義」と答えると「そう。さっき言っちゃったけど」ってアドリブ入れてて面白かった。


ヘンリーの「君のご両親の職業は?」と言う質問に、答えをはぐらかすジャスパー。

きっと、ホワイトカラーのそこそこ稼いでいる職業なのだろう(恵まれた出自であることを隠した。ちょっとズルい)。

でも、葬式の「ジャスパーだってやって来た」を聞いて、ホントは良い奴なんだと思った。

ただ理想の実現に向けて必死なんだ。

彼は「これは僕の国だ」と言うけど、トリスタンはまた考えが異なる。自分の属性は、ゲイでHIV患者の黒人であり、アメリカは住んでいるだけ、と。

仲間内で、同じゲイ男性でもこれくらい割れるんだ。ヘンリーとは世代も異なるから、考えが違うのは、ある意味自然なのかも。


客席に下りてきた山森大輔さん(劇場の客)に手を振ったら、振り返してくれた。遊んだ。楽しかった。

その後のトビーが騒ぎを起こすタイミングでも、🤷のポーズしたりして、乗ってみた🤣


エリックとトビーがバーで再会するシーン。

背後で、客同士が殴り合いの喧嘩をしてつまみ出されたり、カーテンの裏でパンツ🩲になってイチャイチャしてる人がいたりと、後ろの小芝居が多くて、メインのエリックとトビーに集中できん…💦🤣


この年2度目の別離を経験したヘンリー。

客席に座った山路さんが、ゆっくりと指輪を外して左胸ポケットに仕舞うのが見えた🥲


トビー最期のモノローグ。

エリックの言葉がたくさん映し出されている。

生命の灯を消す直前に、手でそっと触れたのは「もうトビー」。

ここが切なすぎて涙腺崩壊😢


誰もいないステージに靴だけが残る。

ここで死んでいった人たちの、微かな痕跡。

(了)


ドラッグの売人が振り撒く粉。 

お習字の匂いがするんだけど、あれ、中身はなんだろう?🤔


幕間に音楽が流れていた。

これ、前からだっけ??


劇中歌で気になっていたのがあって、調べたら "Angel Eyes" (Sting)だった。


変更になっていたセリフは、以下の2箇所(私が気付いた範囲では)。

①議論で対立するヘンリーとジャスパー。そこへ仲裁に入ったエリック。

 エリック「リンクを見つけなきゃ」

 ジャスパー「リンクなんて無い」

この「リンク」は、18日まで「繋がり」と言っていた。

②レオ宛てのトビーの書き置き。

最後の「xo」。

18日までは「エックス オー」だったが、「キス&ハグ」に変わっていた。


カーテンコールは3回。

1回目から新原泰佑くんはニッコニコ。それ見てこちらも笑顔になった😊

思い切って、ブラボー!叫んでみた。

ちょっと恥ずかしくて、キャストがお辞儀したすきに🤣


作:マシュー・ロペス

(E・M・フォースターの小説「ハワーズ・エンド」に着想を得る)


演出∶#熊林弘高 さん


出演∶#福士誠治 さん #田中俊介 さん #新原泰佑 さん #柾木玲弥 さん #百瀬朔 さん #野村祐希 さん #佐藤峻輔 さん #久具巨林 さん #山本直寛 さん #山森大輔 さん #岩瀬亮 さん #篠井英介 さん #山路和弘 さん #麻実れい さん(後篇のみ)


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