【2023.4.13 夜公演】

PARCO劇場開場50周年記念シリーズ「ラビット・ホール」を観に行きました。


この戯曲は、昨年、田代万里生さんと小島聖さんで観たばかり。
何度も取り組まれる作品ということは、名作なんだろうな…。
キャストはもちろん、翻訳も演出も今回の公演で新たに構築したもの。
KAAT版より、セリフ(会話)の面白さが重要視されていた印象。
同じ作品をダブルキャストで観ている気分だった。

場内に入ると、舞台美術に「おぉ!」と思う。
センスのいい、オシャレな家の内部(ダイニングキッチン、リビング)。
これまたオシャレな階段で上階のスペースに繋がっている。
かなり低い位置に、大きな木のテーブルみたいなものが下りている(吊り下げられているのが見える)。これが上に上がると、下(中?)に照明があり、このテーブルが天井になってスタート。

ダニーの部屋が無いなぁと思ったら、後から出現する。


⚠️以下はストーリーの内容に触れています。

冒頭「ん?男性?」と思ったら、イジーだった🙇

第1幕で、ハウイーとベッカ、二人の悲しみ方の違いが描かれる。
1幕ラストの、二人とも傷付いているのがよく分かるぶつかり合い。
観ていてツライ…。

第2幕。
再生に向けて別のアプローチをしながらも、少しずつ近付いていく二人の距離。

ダニーの部屋が上にあったため、ベッカがお母さんに「悲しみは消えるのか?」と問う母娘のシーンが遠く感じて残念…。

ベッカが前向きになるきっかけが、悲しみの元凶とも言える人物・ジェイソンの書いた物語だと言うのが、とても興味深いと思う。


開演前、オペラでステージをジロジロ見てたら、タコのぬいぐるみがウィンクしたように見えた…😱

【KAAT版→PARCO版の違い】
クレームブリュレ→クレームキャラメル
(KAATは仕上げにベッカがバーナーで炙っていた)
タブレットのダニーの動画→ビデオテープ
(KAATはみんなスマホを持ってたような…?)

作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー
翻訳:#小田島創志 さん
演出:#藤田俊太郎 さん

出演:#宮澤エマ さん #成河 さん #土井ケイト さん #阿部顕嵐 さん/ #山﨑光 さん(ダブルキャスト) #シルビアグラブ さん

#ラビットホール
#舞台観劇
#観劇記録

 

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