【2023.11.7 夜公演】

M&Oplaysプロデュース「リムジン」を観に行きました。

 

古い工場の事務所みたいなセット。
会社みたいなんだけど、サーフボードがあったり、ホワイトボードに子どもの絵が貼ってあったりする。
「工場と家の中間みたいな部屋」

向井理さん、顔ちっちゃい&脚長い!

ちょっと掴みどころが難しい作品だった。
観たものが全てなのか、そうでないのか…?
謎が多いまま終わってしまった💦
登場人物全員、どこかモヤッとする人ばかり。
いろんな嘘と正直が出てくる。
いつも正直であることが正解だとは限らない。
当然、正直であるべき時もある。

「これはどこに置けば良いですか?衣川さんが(勝手に)乗って遊んでて…」
「奥さんに口止めされてたんですけど、実は頼まれて作っていたんです」
たしかに、そこまで言わなくても他に言い方はある。
全部話す必要はない。

⚠️以下はネタバレが含まれます。


町工場を経営する二代目社長・康人。
組合長・衣川に、次期組合長を譲ると言われる。
衣川は運転手付きのセンチュリーに乗っていて、これは組合のものだから康人が譲り受けることになるらしい。

組合長の収入で、長男を私立の小学校に通わせられると喜ぶ妻・彩花。

そんな折、康人は狩猟に出かけた山で衣川を誤射してしまい、彼は怪我を負う。
「撃った人は名乗り出ると思ったのに」と言う衣川。
康人は正直に話そうとしたものの、「薬莢を拾った。うちのグループの誰かが撃った」と、つい嘘をつく。

しかし、ラストシーン(2年後)に、誤射時の音声が流れると、撃った時点で康人は「僕の位置からは見えない、撃てなかった」と嘘をついている。
誤射の瞬間に、嘘を選択していたことが分かるのだ。

首尾よく組合長になり、運転手が持ってきた息子の制服とランドセルから、私立に通っていることがわかる。

しかし、誤射の疑いが向いた友人・坂とはどこか距離ができている。

「みんなの願いだから。スクールバスはみんなの願いだから」
みんなのために陳情に出かけようとしているが、自分の息子はバスとは関係ない私立。
どこまで真剣になれるだろうか。

作・演出:#倉持裕 さん

出演:#向井理 さん #水川あさみ さん #小松和重 さん #青木さやか さん #宍戸美和公 さん #田村健太郎 さん #田口トモロヲ さん

#リムジン
#舞台観劇
#観劇記録