もはや、今年最後と言っていいかもしれない。紅葉ハンターのお伴をして素敵なやまとびとにめぐり会えた。ただ天気は呪いたくなるほどの不安定な荒天になり、情け容赦なく冷たい雨をもたらした。山上から麓の長谷寺へのダウンヒルは今まであまり経験したことのない冬の雨、そのせいか頭の中にはゴミ袋輪行やいろんなことがよぎった。仕方なく濡れ雑巾状態で、長谷寺の参道を下っていった。 不思議なことに今日の目的地のひとつである「やまとびと」に到着すると、雨脚は弱くなっていった。
女性店長は優しく、ドブねずみのような我々を暖かく迎え入れ命の暖をとらせてくれた。エアコンの暖かい風に震えた指をかざし、濡れたジャージや手袋もところかまわず干して・・・後で考えると
でもほんとに寒かったでしょと暖かく、暖かく何度も優しく声をかけていただいた。
この珍しい蒸し饅頭をいただくころには、雨雲の中にもうっすら青空が垣間顔を覗かせては消えあわただしい空模様であったが回復の兆しを呈し始めた。まるで神が降臨したが如く。。。
由緒正しき女夫饅頭は大和の菓子んとして復興を成し遂げたらしい。
紅葉ハンターさん、またおともするよ。
冷たい雨に打たれてもなかなか良い企画だ。