ワットポーから、ちょうどチャオプラヤー川の反対側にある
ワットアルンにやって来ました。
ワットアルンは、「暁の寺」とも呼ばれていて
普段から美しいフォルムの仏塔ですが
もっとも美しいのは、暁の太陽に照らされた姿だと言われています。
タイの寺院巡りをするのは、もう10年以上ぶりですが
ここは、そんな美しいフォルムと共に
黒猫ちゃんが、いかつい石像の肩に乗っていてかわいかったです
私が撮影していると、いつの間にかわさわさと後ろに人が集まって来て
気づくと、大撮影会になってました
10年以上経っても、この寺院が1番印象に残っていた理由・・・
それは、この仏塔の階段の恐ろしさからです!!
この階段、二層構造になっているのですが
一層目の階段は、急だけどまだまし。
二層目の階段が、本当にやばいのです
とりあえず、せっかく来たので、一層目の階段は登ってみました。
チャオプラヤー川が見渡せて、いい眺めです。
前回は、ここで何も考えず二層目の階段も登ったのです・・・
二層目の階段、どんな感じかというと・・
この写真の↑左に写っている、壁にも見えそうな薄っぺらのやつです
上まで見ようと思うと、かなり身体をのけぞらせないと見えません。
しかも、この階段、直で一層目の階段につながっているので
あまりにも薄っぺらで、急なため
みんながっちり手すりをつかみながら、横向きになっておそるおそる降りて来ます。
登っている時に、もし上から人が落ちてきたりしたら・・・
などと想像したら、それもまたコワいのですが
実際は、登りより圧倒的に下る方がコワいのです
前回は、ここをうっかり登ってしまい・・・
「こわーい!」とは言いながらも、登りはまだ笑っている余裕があるのですが
登った先から下を見た角度が、まるで90度の崖のようにさえ見えて
コワすぎて降りられなくなってしまいました
涙目になって途方に暮れていたら
親切な外国の方が、「僕の真後ろを、背中だけを見ながらゆっくり降りるといいよ」
と、先導してくれたのが、今でも忘れられない思い出です。
そんな思い出があったので、今回は人に迷惑をかけないよう
二層目を登るのは、やめておきました。
↑左のスロープみたいなのが二層目に続く階段です。
この角度、伝わるかなー。
高所恐怖症の人は、一層目でやめておいた方がいいと思います
やっぱり大後悔したという母は、今回は一層目すら登りませんでした。
一層目も、決してゆるやかな階段ではないので
その気持ちも分かります。
仏塔の入口のところにいたこの方たち・・・
奈良の「せんとくん」みたい・・・
なんだか、身震いして精神的に結構疲れましたが
またチャオプラヤー川を向こう岸に渡って、ボートを乗り換え
次の目的地に向かいます