昨日、ジムに行くぞー!とテレビを消そうとしたところ、何か気になり消さずにいると、マザーズの放送がはじまりました。
NNNドキュメント14 マザーズ
この番組では、子どもを里親に渡す親と里親に育てられ自分のルーツ、産みの親への思いなどが柱として放映されていました。
話は変わりますが、阪神淡路大震災の時、ちょうど養護施設の実習をしていました。
実習の前に、子ども達が、「また会いに来てね。」と言っても絶対に約束しないように。と言われたのを覚えています。
自分の親に「また来るから。」と言われ何年も待ち続けている子ども達ばかり。
実習生は度々来るが、実習が終わればその後の関わりは無くなります。
もしかして、という微かな希望が、悲しみや、裏切られたという思いになっていく。というのです。
一時家に帰っても、殴られ蹴られと虐待を受け、すぐに施設に戻される。
それでも泣いて、親に会いたいと子ども達は言うそうです。
毎年この時期は、思い出してしまいますね。
番組で取材を受けていた里親に渡す親は、まだお腹に子どもを宿した高校生でした。
レイプされた時に、授かった子どもとのこと。
警察には届けなかったそうです。
こどもは、産まれながらに犯罪者の子ども。
というのが気がかりの様でした。
里親になられるかたは、そうしたことも理解して、引き取られるすばらしい里親でした。
子どもがお腹にいるときや、産んで抱き抱えるまでの、母親の気持ちの変わっていく様子なども、番組は良くとらえていた様に思います。
高校も無事に卒業した母親、産まれたばかりの赤ちゃん、里親、皆さん幸せになって欲しいですね。
番組で出てきたのは、公的な機関ではなく、
NPO法人養子縁組ベビーポケットというところでした。
公的な所とは、親と里親とのやり取りなどで違うところもあるようです。