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 嬉しく思っております照れ


④からの続きです)

病室に着き医師より
「今から輸血したいと思います。承諾なく出来ませんので承諾書を書いてください。」

(はっ?!輸血なんてイヤなんだけれど!っていうか何か大事になってない?)
と思った私の表情に医師は気づいたのでしょう。

医師:「極度の貧血になっています。今輸血しなかったら治らないし命の保証も出来ませんよ!」

渋々同意書にサインし、輸血が始まりました。

輸血と点滴が数日続き、身体の痛みはあるもののやや弱くなり、息切れはなくなっていました。
ただ、病気についての説明はなく、貧血の治療をしているとばかり思っていました。

入院から数日たち外来へ呼ばれました。初めて見る医師がいました。
医師:「今日は骨髄の検査をします。」

私には何が何だかわからず、説明を聞きながら同意書やら承諾書やらにサインし、検査が行われました。
麻酔のおかげで痛くはないものの背中でバキバキバキーッと音がしていたような…。少し怖かったのを覚えています。

検査が終わって1〜2時間後、病院内の一室に呼ばれました。そこには先程の医師がいました。

医師:「先程の検査の結果がでました。あなたの病名は…た◇○✖☆→↖□○▽◆です。」

私:「はっ?!」

全く聞いたこともない言葉だったせいか聞きとれなかったのです滝汗

医師:「たはつせいこつづいしゅ、血液のガンです。」

すぐにはピンとこず、思考停止に近くなり

私:「ガンって世間一般でいう病気のガンですか?」

医師:「はい、そうです。」

こうして多発性骨髄腫という病気に出会い、治療に取り組むことになりました。


ちなみに骨髄検査を行った医師は後の主治医でこの病院唯一の血液内科の医師です。週1回の勤務の為出勤された時に診察が行われます。