…相場格言…「下手な難平、素寒貧」(相場格言)
…相場格言…
「下手な難平、素寒貧」(相場格言)
難平は江戸時代に編み出された売買術で災難を平らにするという意味があります。この手法は利食いと併用する「利食損難平」が本来のやり方で、利益が出ているときはしっかり利食い、損が出たときに安値を買い下がり全体の買いコストを下げます。これは値動きが小刻みな往来相場のときに有効な手法で、激しい下落では、お金を投げ込んでから底なし沼に飛び込むような行為。
難平や押し目買いは、はずれた思惑に対する二次的な処置であり、極意書のなかには、「焦りからでる難平は悪商いである」と記されています。本来ならば切るべきところを張るのですから、その時点で好機を逸していると考えるべきです。
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◆「難平、損平、素寒貧(スカンピン)」(相場格言)
◆「下手な難平怪我のもと」(相場格言)
◆「難平は意地とうぬぼれである」(相場格言)
◆「不利運の節、売り平均買い平均、決してせざるものなり」(本間宗久)