ども、ラー麺十郎です。

 

 

まあ、株式売買をほとんどご存知ない方にはこの投稿タイトルって何??となるでしょう。

 

 

先の2つ、長期と短期はその株を購入してから売却するまでどのくらい保持するかって事です。

超長期保有型、長期保有型、中期スウィング型、短期(数日~デイトレード)型くらいに分けられるでしょう。

まあ、長いだ、短いだ言っても個人々々、ケースバイケースで違ってくるので定義なんてないのですが、、、

私的なくくりは、時間的長さで区分けるより、その銘柄に求めるリターン、その銘柄と向き合うスタンスで考えた方がしっくりくると思います。

 

 

 

超長期保有は、大型で現在も安定して利益を上げ、株主還元(配当利回り)、配当性向も高い銘柄。さらに、毎年ちょっと嬉しい株主優待があったりすると更に良い。

スタンス的には、特別原因で事業が壊滅的に悪化するとか、天変地異、政策の180°転換による煽り直撃でもない限り手放さない銘柄群。

為替リスクや海外要因、市況変動要因を含む銘柄は極力避ける。

なので、必然的にディフェンシブ銘柄インフラ系銘柄が主。

 

代表格は、日本電信電話(9432)、KDDI(9433)、日本郵政(6178)、電気、ガスなんかも悪くないが原油やLNGの市況の影響を受ける。

あと、窓口業務の機械化で大幅なリストラを前提に、メガバンク3行、三菱UFJ(8306)、みずほ(8411)、三井住友(8316)、※ただし銀行は為替リスク、政策金利リスクがある。多くが業績不振の地銀くれぐれもだめよ。

JR東海(9022)、他JR各社も良いが、東海道新幹線、リニア新幹線とお金箱路線を持つ強みは抜きんでている。

メガスーパーの親玉格、イオン(8267)、№1コンビニ「セブンイレブン」を傘下に持つセブン&iホールディングス(3382)。

 

 

そして、ディフェンシブの代表格「医薬品」なのだが、バイオは巨額を投じて一発当てる的な要素が大きいんですわ。

代表例で、今年動意づいたのが、アルツハイマー治療薬開発で第2フェーズ治験結果が良好との発表があったエーザイ(4523)、インフルエンザ治療薬で今までの薬と作用機序が異なり、1回の服用でてきめんに効く「ゾフルーザ」が認可された塩野義製薬(4507)この2社のチャートをご覧いただくと分かる通り、どったんばったんが激しいんですよ。

先日(2018/09/01)、大日本住友製薬(4506)は、米国FDAへ認可申請中のADHD(精神疾患の一種)薬が「治験情報が足らない為、追加情報提出が必要」とされ株価は急落しました。

でもね、私個人的には新薬開発事業は人類の明るい将来につながる事から大好きなんですけどね。

新薬開発のターゲットって、多くの方を悩ませている死亡リスクの高い病気、難病とされ原因不明で患者に計り知れない苦しみを与えている病気、患うと長く休職を余儀なくされ就労不能(=労働力という最大の社会資源低下)を招く病気等、大きな社会問題、社会リスクとなっている事柄への挑戦なので素敵だと思うんですよ。

(※実のところは、その手の病気の治療薬は認可されれば儲けがデカいという製薬会社の腹黒い思惑が大いに働いているんですけど(;^_^A)

既存薬のジェネリックメーカ関連、沢井製薬(4555)、日医工(4541)、東和薬品(4553)等は、私的に長期的にはアカンと思っています。

なぜなら、厚労省はジェネリック推進していますが、同時に薬価改訂で汎用的に処方される一般的な薬は値下げ方向で、収益性が徐々に低下すると思っています。

そして、私的にかなり注目しているのは、先進的な医療器具、医療用具銘柄です。

例えば先端医療で使われる、カテーテル、縫合糸、クリップ類、簡易注射針等の進歩により、従来大仰な入院手術が必要だった疾患が、外来や在宅でも治療可能になる等これまた、高齢化社会の救世主になりうる素敵なテクノロジーで夢があると思います。

代表的な関連銘柄は、テルモ(4543)、日本ライフライン(7575)、ニプロ(8086)、旭化成(3407)等。

あ、長くなりましたね。

どうしても、私に、医療・介護を語らせると長くなっちゃうんです(;^_^A

 

閑話休題

 

 

私的な長期保有型向きは、日経225採用銘柄JPX400採用銘柄格のテーマ銘柄かな。

最近のテーマ株としては、AI関連、自動運転、IoT関連、ブロックチェーン技術、全個体電池関連、5G関連、EV関連、フィンテック関連等……

まあ、日経225、JPX400格の超大型、大型銘柄だとほぼ全社が何らかの形でこれらのテーマにかかわっているんですけど。

そして、そもそもこのテーマの殆どが、相互に密接に絡み合っているというか、独立して『益を成す』事はほぼ皆無なんです。

 

 

 

あと、余談ではありますが、社会問題、政策課題に関連したお話しを少し。

 

この切り口では、少子高齢化対策、働き方改革非製造業の生産性改革新しい経済政策パッケージ、伸びないインフレ率(出来ていないデフレ脱却)、伸びない給与所得、消費増税対策、アベノミクスの先行き閉塞感……。

もし、日銀黒田総裁が「テーパリング」とか「利上げ」、「出口戦略」みたいな匂いを発しようものなら、景気下矢印下矢印下矢印、十年近くかけておっかなびっくり推進してきた景気刺激策も急降下して、日本経済は過去に逆戻りし消費増税なんて絵空事で終わってしまう危険十分。

もう一つ、市場で実しやかにささやかれているのが、「ステルステーパリング」という言葉。

日銀は、景気刺激策として「市中の国債買いまっせ―」、「ETF(指数連動型上場投資信託受益権)年間6兆買いまっせ―」、「イールドカーブ・コントロールやりまっせ―」と言っているが、最近「指値オペ」や「ETF買い」を徐々に減らしてるんじゃねって事。

 

ちょっと、株式投資のテーマからは外れちゃいましたけど、今の日本経済の立ち位置安倍内閣、黒田日銀のポジション、スタンスは知っておくべき重要事項だと思います。

同様に、9/7告示、9/20開票の自由民主党総裁選挙の期間中の!両陣営の発言、争点、派閥間ポジションの取り方には十分注目すべきと思います。

一昨年の米国でのトランプ勝利 (ご存知のようにその後、世界中が彼に引っ掻き回されるとは当時どのくらいの人が予想したでしょうか?)の例を挙げるまでもなく、選挙は水物とはよく言ったもので、開けてみるまで分からないですしね。
戦局不利と思われる石破陣営から『消費増税延期』的な発言が飛び出さないとも限りませんし、安倍陣営からも同様の発言が飛ぶかもしれません。
実際、安倍内閣&黒田日銀の経済政策目標のインフレ率2%には未だ及んでいません。
企業業績は多くの企業で過去最高益など大抵好調なのに、給与所得は伸び悩み、国民の多くが景気良好とは実感していない様です。
ここに数字上の好景気と、庶民感覚の景況感に捻じれが生じているといえます。
 
あ、また話が脱線しちゃいましたね。
閑話休題。
 
政策論争で、飛び出す、飛び出しそうな関連銘柄は要チェックです。
 
 
そして、短期トレード、デイトレード向きの銘柄はズバリ、①日経平均レバレッジインデックス1570)、②日経平均ダブルインバース1357)、③TOPIXブル21568)、④TOPIXベア21356)の4銘柄。
これらはいずれもETF(指数連動型上場投資信託)で厳密には株式ではないのですが、ざっくり言うと上場株の仲間です。
なので、証券コード(銘柄の後ろに書いた4桁の数字)が振られていて、証券口座を持っていれば全く上場株式と同様に売買できますし、売買手数料も上場株式と全く同じです。
単元(最低の売買単位)は1口~10口で、数千円~数万円で売買できます。
 
日経平均レバレッジインデックスは日経平均株価(日経225とも呼ぶ)の前日の終値と現在値の差に+2倍のレバレッジを掛けて価格が動く。このリンク先(楽天証券のサイト)ではハイリスク・ハイリターン的な表現がしてあるが、私的には間違っちゃいないが適切ではないと思います。というのも、実際の上場個別銘柄では日々数%程度上昇・下落はザラにあるが、日経平均は225銘柄の平均(単純な平均ではないが、算出法は簡単ではないのでまたの機会に説明します。急ぎ知りたい興味ある方は適当にググってみてください。)なので、+の銘柄もあれば-の銘柄もあり押しなべると、1%以上動く日は年に数える程しかないくらいです。
個別銘柄は、やれ円高だ、既存店客数が前年同月比で減ったの、増えたの、不祥事のうわさだの、新製品が出るらしいだの、トランプが…、安倍が…、日銀が…、中国が…、習近平が…、金正恩が…、とまあ、数%以上の上げ下げネタには事欠かない訳です。
日経平均ダブルインバースは①の逆で日経平均株価の前日の終値と現在値の差に-2倍のレバレッジを掛けて価格が動きます。要は①が前日よりも日経平均株価が上昇すれば利益が出るのに対して、②は前日よりも日経平均株価が下落すれば利益が出る設計になっています。
 
そこで、私の短期投資手法としては、日中取引で日経平均株価がぐんぐん上げたりして、ちょっと上げすぎじゃね!?みたいなときに、②日経平均ダブルインバース大引け成り行き注文を設定しておく。
翌日、案の定、日経平均は安く始まり、勢いつけて値を落として行きある程度利が乗ったところで利確売り。
そして、ちょっと下げすぎじゃね!?みたいな状況になるので、引け成で①日経平均レバレッジインデックスを設定しておく。
と、まあ、こんなことを繰り返すスイングトレードが短期売買の基本ですね。
しかし、日経平均が思った方向に行かない事も多々ありますので、そっち側に動いてくるまで待つのが基本。
余り離れて、傷口が広がるときは損切売り。
 
あと、バツレッド方向感に乏しい軟調時合の時は見送って、手を出さない、バツレッド週末はポジションを持ち越さない(休み中に世界経済、日本経済に影響するイベント発生リスクを警戒して)。
などなど、、、、
丸レッド基本、短期売買に徹してバツレッドダラダラとポジションを持ち越さない。
丸レッド売買を繰り返すので手数料が安いネット証券を利用する。
 
TOPIXブル2のブル2とは①同様レバレッジインデックスの事です。なので、TOPIX版レバレッジインデックスとなります。
TOPIXベア2のベア2とは②同様ダブルインバースの事です。なので、TOPIX版ダブルインバースとなります。
 
※日経平均(日経225)とTOPIXの特徴的違いは、日経225は超大型225銘柄の株価ベースの平均指数、TOPIXは東証一部全銘柄の時価総額ベースのAverage指数。
まあ、とてもこれだけではわかりにくい説明ですが、これも話すと難しく長~い説明になるのでまたの機会にゆっくりと書きます。急ぎ知りたい方は適当にググってみてください。
 
まあ、端的にヒントだけ。
日経平均は、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、ファナック(6954)辺りの値がさ銘柄が大きく動くとき振れ幅がデカい。
ファストリは、国内のUNIQLO店月次速報を月初2営業日(お店の営業日じゃなく、本部系の)に開示するので、まさに明日9/5に株価反応すると思われるけど、猛暑関連、スウェーデン初出店は市場的には織り込み済みなんで多分さほど振れないと、私個人的には読んでます。
ソフトバンクグループは、今や通信キャリアというよりも投資ファンド色が濃いですね。
グループ内最大子会社のソフトバンク(株)が、中国最大のECサイト関連企業のアリババの筆頭株主なのはご存知の通りです。
他にも、UberNVIDIA等の次世代有望大企業への出資、最大子会社の「ソフトバンク(株)」から通信事業を分離して上場させる話も取り沙汰されてますね。
なので、スマホの契約台数が増えたの、減ったのみたいなネタでは市場はほとんど反応しない反面、M&A系ネタで動く事が多いです。
ファナックはFA、産業用ロボット等工業設備投資関連なので、市場的に中国経済依存度が高いと思います。
米中貿易摩擦、貿易戦争系のネタはマイナス方向に働きますね。
 
対して、
TOPIX は、トヨタ自(7203)、三菱UFJ(8306)、ソフトバンクグループ(9984)、ソニー(6758)辺りが大所。
でも、10番目くらいの任天堂(7974)辺りの方が比較的値がさで日々の値動きが大きいため振れへ影響する事が多いです。
あと、Nintendoって、まあ外国人に人気って辺りも影響してるかな。
TOYOTAもSONYも世界的ブランド力があるけど、Nintendoって世界の金持ちはガキの頃から脳裏に焼き付いてるらしいです。
 
 
また、話が逸れたので、日経平均とTOPIXはこれにて終了。
 
 
 
そして、
 
同様ETFのアメリカ株の代表的3指数版に、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価(NYダウ)連動型上場投信(1546)、NASDAQ100連動型上場投信(1545)、S&P500連動型上場投信(1547
※NYダウは米国各業種超大手30社、NASDAQはFANG(ファングと呼び、Facebook・Amazon・Net Flix・Googleの頭文字)とか、GAFA(ガーファと呼び、Google・Apple・Facebook・Amazonの頭文字)に代表される米国ハイテク業種銘柄群、S&P500は業種に偏らず米国大手500社の株価指数。
 
こちらは、同じくETFに分類されるのですが、短期向きというよりも中長期で考えたほうが良いでしょう。
 
米国3指数が高パフォーマンスなのはお察しの通り、というか米国が世界経済の中で一人抜きんでて、更に勝ち幅を広げるぞとばかりに米中貿易戦争を仕掛けてる暴れん坊将軍の傍若無人ぶりなんであと数年は伸びるというのが大方の見方。
じゃあ、いつピークアウト(天井を打って下降トレンド入り右下矢印)するかというと?!?
 
興味深い一説に『炭鉱のカナリア』というのがあります。
元々の語源は、経済用語でも何でもないのですが、炭鉱の第一線や戦場の第一線でかごに入れたカナリアを持ち込む事に由来します。
カナリアは酸欠や毒ガスを人間より早く検知し、甲高く鳴いたり、パタッと動きを止めたりするそうです。
日本でも特捜部が、上九一色村のオウム真理教サティアンに踏み込むとき、捜査員はカナリアを連れて行ったそうです。

 

なるほど、この動画の1分16秒辺りで、カナリアのかごが映ってますね。

 
 
では、経済の話に戻って、上記リンク先(JPXの「マネ部」のページ)で挙げられている4つのカナリアは、それぞれ着目に値すると思われますが、一番は何???
多分ね、長短金利差イールドカーブ)が最重要ポイントだと思います。イールドカーブコントロールが効かなくなって、長短金利差逆転(逆イールド)になったらやばいんじゃね。
ただ、ピークアウトするまでにタイムラグがあるので、いきなり怯える必要はなくて、『心づもり』をすればいいのか。
しかし、逆イールドピークアウト説も投資家や経済学の世界では定説化してるんで、皆がこぞって慌てふためき投げを始めたら『売りが売りを呼ぶ』投げ売りスパイラルで一気加速度転落もあるかもしれません。
 
 
あ、また話逸れちゃいました(;^_^A
 
こりゃ、2つ目のテーマ『ファンダメンタルズ Or テクニカル』の話は書ききれなかった。
すみません、次回へ持ち越しますm(_ _ )m
 
最後に、これから株式投資も視野に入れてみたいと考えている方は機会があれば、ぜひ企業のIR説明会に参加してみると良いと思います。
 
IRセミナーの話もまた折を見て、書きます。
 
 
では。。。
 
 
 
 
※証券コードのリンク先は、株探提供。
※用語は、基本野村證券証券用語解説集提供。
※一部はWikipedia提供。