GWからリターンバスフィッシャーを始めて、釣具屋さんに行った時に、ナウいロッドやリールってどんな感じなんだろうって見学していた頃にですね。
このシマノのバス用ロッドの廉価モデルである新バスワンXTを触っていたんですよ。
むちゃくちゃパーミング(握りこみ)しやすくて、驚くほど軽かった。
しかもフロントグリップやリールシートに高級感もあってビックリしたんです。
で、この握りやすさを知っちゃったもんだから欲しくなっちゃいましてw
でもこの後にスコーピオンを購入したから一旦解決したんですね。
ところが。もともとムーさんが持っていた旧バスワンXTのロッド。
このベイトロッドですね。今で言うシマノの最廉価モデルのルアーマチックに相当するロッド。
これが車に気兼ねなく積みっぱなしにできる手軽なロッドとして非常に重宝できていたんです。
んで冒頭の話に戻りますけど。現行のバスワンの握りやすさを知っちゃったもんだから、この旧バスワンが非常にパーミングしにくく感じるんですよ。んでムーさん考えました。
(・∀・)この旧バスワンを売却して、
現行の新バスワンに買い替えよう!ってね。
んで真剣に買い替えを検討しはじめました。
そして上州屋で現物を触っていまして。ちょっと納得のいかない部分に気づきました。
納得いかないポイント①ブランク(竿軸)のカーボンが剥き出し。
普通ロッドって、カーボン繊維などの上に樹脂塗料が塗らていて、ツルンと光沢があるんです。
ところがこのバスワンXT、ブランクの約7割がカーボン剥き出し!
見ると艶消し塗装っぽく見えるんですけど、よく見たら巻いたカーボンが丸出し。触る(指で逆撫でする)とザラつきまで感じる。
納得いかないポイント②ジョイント部分が切りっぱなし。
2ピースロッドなので、ロッドの中心部分くらいにつなぎ目があります。その処理がすごくザックリ。
スパッとキレイに切り落として、ちょっとカーボンがほつれないよう処理してある感じ。
まるで作りかけのロッドみたいな。メジャーブランド製品として疑問が残る処理方法です。
納得いかないポイント③ロゴがダサい。
BASS ONE XTと書かれたロゴが非常に子供っぽくてダサい。
おそらくビギナーや小・中学生が購入対象になっているせいなのか、しなくてもいい厨二病感が出ているんですよね。余計な気回しです。
そんな納得いかないポイントが非常にわかりやすく説明してあったブログがコチラなので、どんなんか興味ある人は見てみて下さい。
さてそんな理由でムーさんは考えましたよ。
(・ω・)バスワンより1つグレードを上げたら、この不満を解消したロッドになるのではなかろうか。
それがコチラ。
シマノ・ゾディアスです。詳細見やすいブログはコチラ。
このロッド。見事にバスワンの納得いかないポイントをほぼ解消したロッドでございます!
しかも差し色に赤が入って。これならスコーピオンリールの深紅とも合うじゃないか!
(・∀・)よし!コレにしよう!
・・・・・・いや待てよ。
バスワンは7千円弱。ゾディアスは1万2千円弱。その差額5千円。
当然性能の差はあれど、握り心地などはほぼ変わらない。カタチも類似している。
(゜Д゜)その差に5千円アップする価値はあるのだろうか?
車のフロアに乱雑に投げて置くロッドなのに、ゾディアスのクオリティは必要だろうか。
・・・・(; ・`д・)あれ?やっぱ新バスワンでイイんじゃね?
いやでも・・・・・あの無塗装とジョイント部処理はどうなんだお前。いくらコスト的な事を考えた結果だとはいえ、いくら性能に響かない部分だと言えど、アレはブランドロッドとしてどうなんだ?
・・・結局2時間ミッチリ悩んだけど考えがまとまらず思考停止
こんな時は考え方をゼロから始めるのがイイ。
そこで一旦バスワンvsゾディアスは忘れて、単純に何でも良いから安いベイトロッドという基軸で選び始めました。すると思い出したあるブランドロッドの存在。
ずっとシマノ縛りで考えていたので、まったく頭がそっちに回っていなかったのだけれど。そういえば上州屋で気になっていたロッドがあった!
アブ ガルシア!通称アブ。
実はスコーピオンを購入する前、釣ーリング用のマルチピースのロッドを探していた時に、アブの4ピースとシーケンシャルロッドが候補に出ていたのです。
踏み切れなかった理由は、シマノのリールとアブのロッドを組み合わせるという事への抵抗ですね。
あとアブのロッドの特徴(あくまでムーさんのイメージ)が胴調子(ブランク全体で大きく曲がるロッド。)であった事です。
個人的に先調子(ブランクの先端部分が大きく曲がるロッド)の方がシャキッとして好きなので、胴調子ってちょっと振りが重く感じるというか。ムーさんにとっての違和感なんです。
(実は旧バスワンも胴調子でした。違和感ありありでしたw)
ムーさんダイワは苦手なんですけど、アブは何とも思っていませんでしたね。
そして今回気になっていたロッド。格安ロッドが並んでいるコーナーにあって「おいおい何でアブのロッドがこんなトコにあるんだよ。こっそりお高めのロッド混ぜるなよな~。」とか思いながら触っていて、その価格にビックリしたという印象は強かったんです。
バスワンより性能が上かどうかはわかりませんが、少なくともバスワンよりブランクの仕上げに高級感がありますよ。なのに価格は6千円弱!新バスワンより安い!
というわけで届きました!
では注文したロッドをご紹介しましょう。
(・∀・)アブガルシア・バスフィールドです。2ピースロッドです。
え~。運送の都合上。今後新発売されるロッドは1ピースがたぶん無くなりそうです。
160サイズ(3辺160cm)を超えると宅急便が通常料金で運んでくれないんだそうです。
なので、ロッドのほぼ中心で分割できる2ピース(センターカット2ピース)か、グリップジョイント。バットジョイントの2ピースロッドが主流になってくると思います。
(・∀・)ハイこんな感じ!そうでしょう。興味無い人が見たら3種類とも全部同じロッドに見えるでしょうwww
でもそれは逆を言えば価格で考えて良いという事。つまり信頼できるブランドなら、一番安くて見た目の良いモデルを選べばイイじゃん♪って事。
これ定価ですよ!定価で7千円切っているんです!ビビったw
つなぎ目(ジョイント部)がこんな感じ。
なんと合わせる向きにマークが入っていて合わせやすい!
しかもこのジョイント。スピゴットジョイントというつなぎ方。
このつなぎ方だとジョイントから先の太さが変わりません。
ちなみに新バスワンはこう。
スリップオーバージョイントというつなぎ方。
これだと基本的に差し込む側の太さが細くなります。
双方、機能的な差はほとんど無いと思いますが、細かい差を言えば、スピゴットの方がパーツ点数が増えるので、お気持ち重くなるでしょう。軽さはスリップオーバーの方が上だと思います。
でも見た目の点で、スピゴットの方がスマートで高級感があると思いますよ。
ちなみにスコーピオンクラスになると、スリップオーバージョイントでも太さに違和感が無い仕上がりになっております。さすがです。
ちょっとウキウキしたのがガイド(糸が通る環)です。
近年のガイドってすごく小さいんですよね。何で小さいかって言うとシルエットが美しくなる上に、ロッドが軽く作れるからですね。そんで、どれくらい差があるのか比べてみました。
左からバスフィールド・新スコーピオン・旧スコーピオンです。
こうやって見ると、さほど変わったようには見えないかもしれませんね。
では差が分かりやすい、一番大きなガイドで比べてみましょう。
ハイこんな感じ。新旧スコーピオンは似たり寄ったりなサイズですが、バスフィールドは小さいですよね。
これ、シマノだから大きいというワケではありません。村田基プロデュースだから大きいんです。
旧スコーピオンの場合。25年前のロッドなので、これでも当時は小さい方でした。そして年々時が経つにつれてガイドがもっと小さくなり、バスフィールドくらいのサイズが主流になりました。
ところがこの小さいガイドに待ったをかけたのが村田基。ガイドが小さいとルアーの飛距離が落ちるという事や、リーダーが引っかかる事などに疑問を呈し、新ワールドシャウラと新スコーピオンのガイドは流行サイズよりも大きくなったのです。
なのでそれ以外のシマノのバスロッドはマイクロガイドと呼ばれるような小さなガイド仕様です。
という回りくどい説明をしましたが、要するにムーさんの目から見れば。
(・∀・)めっちゃガイド小さくてスタイリッシュ!
そんな事でまとめますと、以下の理由です。
①新バスワン欲しかったけど、仕上げに納得できず。
②1グレード上げたゾディアスは、雑に扱うのを躊躇するほど立派すぎた。
③シマノじゃないけどクオリティと価格で許せた。
そんな理由でバスフィールドを選ばせていただきましたよ!
ちなみにコレが購入する前に参考にした動画です。
(・∀・)あそうそう。今回もう1つ新しい試み。
ムーさんちび男(163cmくらい)なので、今までずっと短いロッドを使ってきました(173cm)。
でも今回選んだのは198cmです!近年主流の長さですけど、この長さがサバきやすいのかどうかの良い実験です。
おかっぱり(陸釣り)だとどうしても「遠投」が必要なシーンが増えるので、ボート釣りより長めのロッドを使うのが一般的なんですけど。草だらけの狭い場所や、橋や木の下で投げる事もあるので、必ずしも長い方が合理的とも言えない部分があり。自分の身長+10cmという基準で考えると、ムーさんには173cmという、バスロッドの中でも一番短い部類に入るロッドがサバきやすかったんです。
(´ー`)何か新しい感覚に目覚めるかな。