葛飾北斎 |  左利きの雑記。

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あまのじゃくが独特な視点と感性で日常を描いております。
主にバイクとバス釣りがメインの内容です。

ヒドいねこれ。

敷き直したアスファルトをいとも簡単にほじくり返すコレはいったい何なのだろうかと思う。

年度末にかけてこんな光景があっちゃこっちゃで繰り広げられるのだろうか。

 

 

さて、公約通りバイク冬眠に入ったムーさんは、徒歩走る人+電車電車というシティ派の移動手段でお出かけする事を計画。

電車に揺られて上京!

 

 

総武線に乗って!

 

 

やってきたのは〝丁度良い都会〟

(・∀・)錦糸町!

 

かつて新小岩まで通勤し、本社が亀戸にあったという境遇であったため、錦糸町には点々と訪れている経験があり、馴染みはないけどご存知地域なんです。

 

厳密に言えば!用事があったのは錦糸町ではなく両国。

でも今回の目的は走る人お散歩もかねていたので、錦糸町から両国まで歩いて行こうと思ったのです。

 

 

んで何が丁度良い都会なのか?来ればわかりますw

確実に都会。でも都会田舎でもない。千葉駅周辺くらいの気を張らない都会なんです。

 

 

公園も多いし、公衆トイレも多い。ハトもたくさんいる。

 

 

田舎のハトよりも断然人に慣れていて、ふてぶてしい。

しかも毛艶が悪いwそして何だかちょっと大きい。(・∀・)ん~都会♪

 

 

歩ったのはココ。

北斎通り。そう、もうすでにタイトルへ書いてしまったのだけれど、磯部礒兵衛を見てやたら親近感が湧いてしまったあの有名画家を訪ねようと思ったのです!

 

 

 

錦糸町駅から徒歩約1.3kmの場所にあるのがコチラ。

一見何だかサッパリわからないオシャンティーなこのハコモノ。

『すみだ北斎美術館』と言います。

 

入口がこの三角の隙間にあるというね。よくこんなものを思いつくもんだと感心します。

 

 

中に入ると左手にお土産コーナー。右手に受付があります。

ムーさんの事前調べだと入場料は400円。だけど1000円コースもある。

企画展示というコーナーも回りたいという人は1000円。常設展示が400円です。

悩みました。悩みましたけど今回は400円にしたい。

そしたら!受付のご婦人にサラッとショックな事を言われます。

「常設展示場の方ではレプリカによる作品が ― 」 

 

( ゚Д゚ )え?レプリカ!?レプリカなの!?

 

本物だと思って来たのにレプリカなんだ・・・。

しかもこの建物全体が美術館になっていると思っていたのに!

常設展示室は4Fの1部屋だけで・・・・・ダブルショック・・・がーん

(4F3Fが企画展示で、2Fは謎。1Fは受付とお土産と図書室と視聴覚室です。)

 

 

はいココが常設展示場の入口。

 

 

中に入ると、

コンビニくらいの黒い部屋になっています。400円で見られるのココだけです・・・。

 

場内フラッシュ撮影は禁止ですが、撮影自体は可能。

ただ、数点だけ何でか撮影しちゃいけない絵があります。理由はわかりませんが見張りもいないので撮れますけどwレプリカだしね。

 

一応撮れるヤツ全部取りましたけど、全部紹介しちゃったら気になっている人の楽しみが無くなってしまうので、誰もが知っている代表的なヤツを。

はいコレ!富嶽(ふがく)三十六景 神奈川沖浪裏(なみうら) 1831年作です。

絵の大きさはB4くらいです。どうですか?想像通りの大きさでしたか?

世界的に有名だし、北斎と言えばコレですよね。

 

 

同じく誰もが知っているコレも。

同シリーズの凱風(がいふう)快晴。これも1831年です。

 

 

で、ココに飾ってある作品の中でムーさんが気に入ったのがコレ。

百物語 こはだ小平二(こへいじ)

何なのかが気になる人はグーグル先生に聞けばわかります。でもムーさんはこの絵の由来どうこうが気に入ったわけではなく「何かイイな」って思ったのがこの絵だったんです。

芸術や絵画というのは、意味を理解するものではなく「何かイイ。何か好き。」で十分なんですよ。

 

 

あとこんな絵の描き方?みたいな本とか、

 

 

磯兵衛でご存知の漫画もあります。

 

いろ~んな画を書いていた画家さんだったんですね。

 

 

んで再び神奈川沖浪裏の絵に戻しますけど、この絵。いわゆる「版画」というヤツです。

版画と言えば皆様小学生の頃に木を彫刻刀で削って墨を付けて絵を転写させていたアレを思い浮かべると思いますが、まさしくアレです。

 

部屋が暗いので見えづらくて申し訳ないですが、要はこういう事。色ごとに版画を重ねて1つの絵を完成させているんですね。こういうのを錦絵(にしきえ)と言うそうな。

浮世絵師として有名な北斎ですが、14歳の頃に木彫りの技術を学び、16歳で彫師として仕事をしていたみたいですよ。

 

ちなみにこんなジオラマあります。

これは北斎のアトリエの様子だそうです。

もちろん炬燵(こたつ)に入って絵を描いている右が北斎。

では左のおばちゃんは?奥さん?ではなく娘(お栄)だそうです。

門人であった露木為一(いいつ)が絵に残していた

コレを基に再現した模型だそうです。

 

実はコレ、たまにちょっと動くんですw(マジ)

 

 

このベアブリックお土産コーナーに売ってたら買おうと思ったんだけど、そーゆーんじゃないっぽい。

 

 

そんな感じで北斎美術館の見学は終了です。

 

 

写真じゃ伝わらんが、マジで普通の1.3倍くらいデカいのよ。そしてふてぶてしい。さすが都会w

 

 

ココが北斎の生誕地だったんでございました。

 

 

ん?ハクバ?ハクバってあのハクバ?

 

(・∀・)おぉ!あのハクバだ!(カメラ好きならわかりますw)

 

 


つづく