このブログ見てくださってる極少数の皆様こんにちは。
前回は非常に目障りなキノコバエ軍との熾烈な戦いの終結を記したのですが、今現在もキノコバエの居ない、ガストーチバーナー波動砲を掃射する事も無い快適なブリードライフをおくっています。
今回は特に書くネタもないので、ヘラクレスヘラクレスを飼う事になったきっかけとも言える出来事を綴っていきます。
私には4歳の息子がいます。
その子が今年の夏に4歳にして補助輪無しで自転車を運転出来るようになったのですが、まだまだ4歳なので、危険察知能力が低いので、家から数キロはなれたちょっとした自然のある公園に、息子と2人でサイクリングに行ったのです。
大切な息子なので事故の恐ろしさ、車の怖さを日頃口うるさく教えていますが、その日も勿論しっかりヘルメットを装着させ、過剰なまでの安全確認で、信号を渡る時なんかは『右、左見て確認!さらに車がちゃんと止まっているかもう一回右確認!車が曲がってくるかもしれないから左確認!信号が赤になりそうになっていないか信号確認!信号を見てる隙に車が激しくサイドターンしてるなど状況が変化していないかもう一度左右確認! 』 という意味で、『右!左!右!信号!もう一回右!左!』と、わめきながらの熱血硬派サイクリングしています。
無事に目的地の公園に到着し、小一時間遊んだ訳ですが。。。

「うっは!なんなんすかこの毛むくじゃら。。。」
と、目的地に着いた達成感と、無事に着いた安堵感の心地よい精神状態をぶち壊す、空気の読めない気色悪い虫が申し訳なさそうにモソモソと登場したのでした。
息子に、「コイツは毛がもモジャモジャ生えてる幼虫だから、蛾の幼虫だ!間違いない」と、触らない様に指示し、昆虫の中で一番生理的に受け付けない大嫌いな蛾の幼虫である、その毛虫が視界に入らない様にその場を離れました。
すると。。。

「うっは!!今度はなんなんすかこの毒々しい芋虫は。。。」
と、さらに気分を逆なで、追い討ちをかける様に色鮮やかな毒々しいカラーリングの芋虫が視界に入って来たのでした。
黄緑色に黒いシマ、オレンジ色の斑点という毒々しい色と、私の人差し指くらいある大きさも相まって一瞬たじろぎましたが、『毛が生えてないイモムシは蝶のハズだ」と、私の曖昧な知識で、蝶と判断し、ちょっとビビりながら手に取り『パパはこんなキモい虫でも触れるんだぞー!漢だろ!」内心思いながら、勇気ある父を演じビビってる息子に見せつけたのでした。
しかし!
『いやまてよ。毛が生えてないからって蝶とは限らないのではないか?尺取り虫なんかは毛が生えてないけどアイツは蛾の幼虫だったハズ!しかもカエルとか鮮やかな色のヤツとか猛毒なヤツ多いハズ…コ…コ…コレはまずい!』
と、毛が無い蛾の幼虫である尺取り虫を思い出し、蛾の幼虫の可能性も浮上してきた手の上を縦横無尽に這い回っている毒々しいイモムシが一気に恐怖の存在に。
恐怖のあまりセンターの深い所からキャッチャー目掛けて思いっきりバックホームするかの様に、即座に剛速球で謎の芋虫を遠投したい気持ちをグッとこらえ、焦っている心境を息子に悟られない様に、出来るだけ優しく、電光石火の如く葉っぱに戻したのでした。
内心『やべぇ。蛾の幼虫触っちまったんじゃないのもしかして。。コレは蝶の幼虫なのか?それともさっきの空気の読めないモジャモジャと同じ様にコイツも蛾なのか?』と、真相を探るべく、手を直ちに手洗い&除菌したい衝動を抑え携帯で速攻で調べました。
息子には動揺を隠す様に『ぱ、パ、パパちょっとこの幼虫がなんの蝶なのか調べてみるなー^_^:」と、『漢に二言はない。絶対に蝶だ』という言い回しで落ち着きはらった仕草で。
調べた結果。。。
キアゲハという綺麗なアゲハ蝶の幼虫だという事がわかりました。
蝶の中でも、特に綺麗で優雅に飛ぶアゲハ蝶という事で、『得体の知れない毒々しい色の糞キモい幼虫』という見方が、『幼虫でもとても綺麗な色だがもっともっと輝けるわバタフライ』に、私の中で一瞬で切り替わり、結局2名家にお持ち帰りする事にしました。

↑この画像では大きさの違いがわかりづらいですが、少し大きい方を『キャサリン』ちょっと小さい方を『クラウディア』と命名。
家に帰り、家にあった虫の飼育ケースに、キアゲハの幼虫がつかまっていた葉っぱごと持ってきたので、そのまま入れ葉っぱが枯れない様に葉っぱの根元にペットボトルをぶった切ったものに水を入れたものを置きました。
キアゲハの飼育の仕方をネットで調べたところ、幼虫は大食いらしく、持ってきた葉っぱの量は1日くらいで食ってしまうくらいの量で、しかもセリ科の植物を食べて育つという事でした。なんの葉っぱでも食う訳じゃないようです。

↑持ってきた葉っぱの量はこの程度。
早急に仕事を終えてから、夜な夜な舟着広場に行ってキャサリン、クラウディアのとまっていた食べれるセリ科の植物を見つけ出し摘んでこないといけません。
『いやいやこりゃあめんどくさいことになったなったな。世話のかかるおてんば娘達め』と思いつつ寝て、朝起きてみると。。。。
連れ帰った2日後に、キャサリンが蛹に変化していたのでした。
持ってきた葉っぱはほぼ食べずに動きが悪くなってきていたので、心配しましたが、蛹になる為に動かなくなってきていたのでした。
もう一方のクラウディアの方も、動きがなんだか小さくなり動きが鈍ってきたので、脱皮するとこを見てやろうと、飼育ケースを目の前に、デーンと置き暫く観察していたのですが、なかなか動きが無いので5分間くらいiPadを見ていたら、その僅かな隙に脱皮し蛹になってしまっていたのでした。
さすが気品のあるクラウディア。決して人前で脱衣シーンは見せないという事なのでしょう。
そして私が食料であるセリ科の葉っぱも探しに行く事もない様に、気をきかせたタイミングで蛹になるという有能っぷり。

↑画像手前がキャサリン、奥がクラウディア。
沢山ケースにあった葉っぱは、羽化する時邪魔になり羽化が失敗し奇形になるのを防ぐ為に最大限に排除しスッキリさせました。
そして約10日後、キャサリン、クラウディア共に無事に羽化に成功し綺麗で優雅なキアゲハに。

↑羽化したてで、狭いケースにいるキャサリン。
そのまま狭いケースに入れてても、自由に舞う事が出来る綺麗な翼が台無しなので空に解き放してやる事に。
いざ空に放しサヨナラとなると、2週間育てたという親心で「カラスに喰われないかな」「小学生に野球帽で捕らえられ、昆虫採集セットの謎の赤、緑の液体を注射されないかな」などと心配になってしまいました。

↑解き放してすぐ近くの壁にとまった、とても綺麗なクラウディア。羽化したばかりなせいかすぐに飛んでいかないのが別れを惜しんでいるように見える。

飛翔。優雅に羽ばたく。
そして雨が落ちてくる空に消えて行ってしまった。
そして私はちょっとセンチな気分に。
と、二週間ほどでしたがアゲハを買っていた間は幼虫から蛹。蛹から綺麗な成虫と、狭いケースの中でキャサリンとクラウディアが生命の息吹を垣間見せてくれ、息子はもちろん、息子以上に私が感激し、
「虫っていいな。あんなキモい芋虫だったくせに綺麗になったキャサリン、クラウディアが旅立った事だし、今度はいも虫が劇的にかっこよくなるカブトムシを買ってみよう!どうせならカブトムシ最大のヘラクレスで」という運びになったのでした。
あの時、キャサリンとクラウディアに出逢う事が無ければ今居るヘラヘラの幼虫も我が家に居なかったですし、夢中で温室を作る事も、このブログを書く事も、コバエ軍とガスバーナーを噴射して戦う事もなかったでしょう。
もう死んでしまってるだろうけど、ヘラヘラ飼育という趣味に導いてくれたキャサリン、クラウディアに感謝。