先日、カミさんのEK Sportsのナビの画面が不調に?と言うより、多分だが自分が借りた時手が滑って液晶パネルを強く押してしまったため、現在地を押して地図の画面にすると画面右下の部分がまるで洪水で浸水した地域のように水色に。ただタッチパネルは生きていて操作には問題が無い、と言う事は液晶パネルを交換すれば復帰するのでは?と言う結論に。

 

 このナビは私のアイと同じ三菱のサウンドナビでMZ-MR60と言う今では化石のようなナビである。

 地図データはとっくに更新できなくなっており、ナビと言うよりオーディオやテレビを聴くアイテム化してしまっている。

 

 話を元に戻そう。

 早速これと同じ物をヤフオクで探してみたが完動品は10以上前の物なのに結構な値段がついている。そこで、画面は正常だがタッチパネルの不調なジャンク品をあたる。が、意外にMZ-60は少なく、MZ-50ならかなりの数がある。

 

 そこで色々調べてみました。するとこの2台同じタッチパネルを使用している事が判明。ならば、液晶パネルも同じではないか?と言う淡い期待を持って、MZ-50のジャンク品を探したところ1000円で出品されている物を発見!オークションの終了時間もあとわずかだったので早速入札、競合する人もなく終了。手続きを済ませ商品の到着を待ちました。因みに自分のナビがタッチパネルが不調になりこの機種はバラした事があったので分解する事に不安はありませんでした。

 

 数日後、商品は無事に届いたので早速分解し液晶パネルを取り出しました。その後、EK Sportsのナビを外しました、画像で取り出し方は何度も確認したのでパネルを外し配線を確認。それぞれ大きさや色が違うので外しても困る事はありません。

 

 取り外したナビの分解に取りかかります。タッチパネルは再度使用するので壊さないようにします。

 開閉部と本体の繋がってるフィルムコードを慎重に外し開閉部の分解に・・・ここまでくるともう一息です。

 基盤につながっている各配線を外して先ずはタッチパネル、続いて液晶パネルを基板から分離させます。

 後はジャンク品の液晶パネルとMZ-60のタッチパネルを開閉部本体に取り付け、配線を元通りにします、液晶画面やタッチパネルを必要以上に押さないよう気を付けながら組んでいきます。

 組み終わったら開閉部とナビ本体の間の配線を元に戻し元通りに組み上げていきます。

 ようやく組みあがり、いよいよ車に取り付けです。万が一のためオーディオパネルはつけないで配線だけしたあと、外しておいたバッテリーのマイナス端子を元に戻します。

 

 いよいよイグニッションを回してみます。バッテリー上がりを防ぐために一応エンジンをかけました。

 すると、MITSUBISHI SOUND NAVIの文字が出てきました。現在地ボタンを押し地図の画面に・・・成功です。右下にあった洪水地域のような色はなくなり普通の画面に戻りました。

 後はすべての操作を確認する前に一応、タッチパネルの調整を行い異常がない事を確認。

 最後に各ソースが正常に作動するか確認しました。

 

 これでこの車に乗る時精神安定上よろしくなかったナビ画面が元通りになり、カミさんもご満悦になりました。

 

 久しぶりの会心の修理です。

 これ液晶パネルを購入していたら結構な額になったでしょう、なによりタッチパネルが生きていたのには助かりました。以前、自分の車のナビのタッチパネルを交換した際、新品を購入したんですが1万円以上したのを覚えています。

 今回は生きていたタッチパネルをそのまま活用し、ジャンク品の液晶画面が使えたので1000円で済みました。(送料の方が商品代金より高かったので実質は2800円ほど。ま、ショップから買うと概ね送料の方が高いのもこれで儲けを出してるんでしょう。)

 

 車もナビも古いんで面倒見ながら1日でも長く使えるように自分で解決できるところは極力自分で解決していこうと思います。

 今、色々と物価も高い事ですし・・・。