先日、やっと購入出来たCDP-X7ESD(中古ですが)の購入資金を捻出するためデッキを1台手放した管理人です。

 少し惜しいような気がしましたが、ここは割り切ってサヨナラをしました。転売ヤーらしき方が落札したようですが想定したより高額で購入いただいたのでコチラとしては御の字でした。

 その後、何気なくヤフオクを覗いてたらカセットデッキにどうも見覚えのある機種が・・・。

 説明文を読んだ後、画像をよく見てみると天板の右の所に見覚えのある「キズ」が!

 すぐさま出品時の画像をチェックしたら全く同じキズが!このキズ、結構目立つので記憶があったのですが何度も見直し出した結論は出品された物と「全く同じ」、つまり転売されていたって事です。しかも購入後から日にちはそれ程経ってはいませんでした。問題はつけられた価格と説明文!出品時価格は購入金額の5万上乗せ!しかも整備済と書いてある。受け取り連絡から出品までそれ程時間は経っていない、と言う事は「動作」だけ確認し「整備済み」と銘打ったとしか考えられない。デッキの整備となったら動作確認や諸調整も必要なはず、これは完全に偽りの説明です。そのデッキどうなったか?入札もされず、ずっと残ってました。当然です、価格が高すぎます。このデッキの上位機種なら考えられるんですけどね・・・。次に目にした時は価格が「若干」下げられてましたが、それでも価格は高いままでした。で、入札もされず1度消えたのですが最近また出品されたようです、価格は相変わらず高いままでした。

 ま、業者とすればヤフオクのシステム手数料を支払っても利益が出るように購入価格より上乗せして出品するのはわかるんですが、あの価格はねーだろ!しかもうその説明文。敢えて機種名は伏せておきますがね・・・。手放したんだから後はどうなっても関係ないのですがそれにしてもね・・・考えさせられる1件でした。

 

 さて、

 最近ある方のブログを読んだのですが、デッキの修理に関する事でした。内容としては「レベルメーターが振れなくなった」との事。修理内容は割愛しますが、その中で「レベルメーターが振れないデッキは・・・」ってありました、これは自分もそう思います。

 カセットデッキと言うか録音機器の魅力の1つに「録音状態を可視化」しているのがレベルメーターである、と自分は思う訳です。これカセットデッキのみならずDATやMDデッキ、オープンデッキにおいても全く同じです。

 音の強弱でメーターが振れる、いいじゃないですか!これですよ録音機器って。ラジカセからシスコンのデッキになったとき録再時に振れるレベルメーターを見て自分もオーディオの世界に1歩入ったんだ!と感銘を受けたのを今でも覚えています。もう40年以上前の事なんですがね(笑)

 また、その記事のコメでカセットホルダー内のハブが回転している動作1つ1つがデッキの魅力とコメントした方がいらっしゃって、この事にも共感を覚えました。

 そうなんですよ。正にこの2つの要素が魅力であると思うし更に言えば、テープ毎にバイアスやレベルを微調整しそのテープを最善の音で録音できるようにする、と言うのが魅力ではないでしょうか?特に3HEAD機なら尚更より顕著になるでしょう。またテープの種類によっても音の違いを見せてくれるカセットデッキ、オーディオをより身近に感じさせてくれたメディアがカセットでありカセットデッキでしょう。

 

 かく言う私も単体物のオーディオの出会い(特に俗に言うバラコン)はカセットデッキでした。そしてそれは何十年経った現在でもCDと並び自分においては重要なソースになっています。その証拠はこの2種類のメディアの機器の所有数にも表れています。CDは15台程でデッキは17台とほとんど病気です。

 

 今、現在大変なのは如何にデッキの性能を維持すると言う事につきます。部品が手に入りづらくなっているのもそうだし、肝心のテープが廉価版のテープしか売っていないって事です。

 幸い以前に新品をある程度ノーマル、クローム、メタルを購入しておいたので当面は心配ないですがデッキの故障の際の部品はかなり心配です。そんなこともあり1台に負荷がかからぬように複数所有してるわけです。ま、自己満足に過ぎませんが・・・。

 

 先日、アイドラーを交換したと言うブログを載せましたが、これもデッキの「延命措置」の1つです、もっともこれが不調になると動作しませんが・・・。

 少しでも長く魅力あるカセットデッキを楽しみたいですね。