最近はオーディオを楽しむのはCDプレーヤー中心になっている管理人です。

 先日、ふと「そう言えばデッキを動かしてないな~」と思いました。それで動作確認の意味も込めて動かしてみる事に…。

 

 先ずはこのデッキから・・・

 

 これESが付く前の555です、ヤフオクにて購入しました。見てわかるように再生しているところです。その他の動作も録音以外は動作OKで元気に動いています。

 

 次は・・・

 

 555ESです。これも再生中の写真です。555と主な違いはヘッドがセンダストヘッドからアモルファスヘッドになった事です。

 

 

 これは555ESⅡです。同じく桑田佳祐さんの曲を再生しています。このデッキは右側にあったヘッドホン端子が左に移動しリモート端子は背面に移動。あとはトランスが外に出ていて高級っぽく見えます。

 

 これがセンターメカになる前の555三種類です。いずれもヤフオクにて今よりかなり安く購入しました。

 テープの再生の前にヘッド周りをS-721Hにて清掃(このS-721Hは中々手に入れづらくなりました)。その後

 

 これ、maxellのカセット型ヘッドイレーサーです。他にも色々なメーカーから出てたと記憶しています。

 

 555の次は・・・

 

 333ESです。

 このデッキはブログに再三にわたり書いてますが、単品のオーディオ機器としては最初に購入したものです。これは新品で購入しました、かれこれ40年近く前になると思います。友人の555を見て自分も「3ヘッドのデッキを…」って事で購入しました。

 これも清掃後、消磁しテープを再生しているところです。このデッキは555と違いマニュアルですがテープ感度も調整できます。このデッキから本格的にカセット中心のオーディオの世界に突入していきます。やはり思い入れがあるデッキなので大事に使いたいと思います。

 

 

 このデッキわかりますか?

 そうです444です。実はこのデッキの存在を知ったのはずっと後になってからで、じゃあ1度聴いてみようと思いヤフオクで購入しました。見た目は555のようですがアモルファスヘッドなので555より後に登場したのでは?と思います。

 特徴はテープカウンターがデジタルでなくアナログの回転式です。それとレベルメーターがゾロ目の前のデッキみたいでセグメントが大きいです。音は普通の音でバイアス調整も出来、入門機にはもってこいだと思います。このデッキは一度テープカウンターのベルトが切れたので細いバンコードで代用しています。

 

 

 このデッキは666ESで、これも再生中の画像です。このデッキは3モーター仕様で早送り・巻き戻しの速さが切り替え可能でキャリブレーションはマニュアルで調整します。このデッキ購入は2度目です、最初のデッキは修理不能になり部品を外しだいぶ前に処分しました。このデッキ777と同じように天板にスリットが入っていてこの隙間から結構埃が入るのでたまに掃除しないと大変です。

 

 いよいよここからは777シリーズの登場です。

 先ずは

 

 777ESⅡです。

 このデッキは現在テープの録音の際のメインデッキにしています。と言うのもこのデッキ、手に入れてから業者さんで修理と調整をしてもらっています。音は低音から高音までのび、下手なMDデッキよりこちらの方が音がいいと私は感じています。

 動作確認したら再生が・・・テープホルダー外して確認したら左右のピンチローラーの動きが固くなっていてヘッドが持ち上がらなくなっていたのが原因でした。この症状は以前に処分した777で経験済みだったので1度左右のピンチローラーを外し、新しいグリスを塗った後組み立てしたら動作は解消されました。しかし再生はOKになりましたが今度はヘッドが下がり切らないと言う症状が発生。よく見るとヘッドがついているベースの動きが鈍い、これを本格的に解消するには一度メカを外さなければならない。でも何とかして方法はないものか?と思いヘッドのベースの可動部を見てみると金属のローラーがありここの動きが鈍い。

 ここにどうにかしてグリスアップをし、手で何度かベースを上下に動かしてグリスをなじませながら更に動かしていると動きが元に戻りました。

 その後、ヘッドやピンチローラーを改めて掃除し消磁したのち動作を確認しながら再生しているのが上の画像です。改めて、このデッキ555ESJに代わってメインに据えようかな?とまだ迷っています。

 再生しなかったのは使っていなかったのが明白でやはり最低でも週に1度は稼働させないとせっかくの777が宝の持ち腐れになってしまうところでした。

 

 

 はい、777です。

 777ESⅡの事があったのでそれより古い777は動くだろうか?と不安に駆られながら電源を入れました。早送り・巻き戻しははじめ動くのが遅かったのですが動かしているうち正常になりました。再生も初めは動きが悪かったのですが、これも動かしているうちに問題なく再生するようになりました。

 この777シリーズは2つのアイドラーゴムで動作するんですがアイドラーが古くなると固くなってスリップを起こしてしまうようです。で、その対策のためこの2種類のアイドラーのサイズを調べ、ゴム通さんに注文し5SET作ってもらいました。時間がある時まずは777からやろうかなと思っています。この777少し動作音大きいのでそろそろアイドラーの交換時期にきているのかもしれません。

 この777はDolbyはBまでしかないので777でも聴けるように777ESⅡで録音する時はBで録音するようにしています。

 勿論保存用にはDolby-Cで保存しています。音は少し777ESⅡより細い感じがします。しかし今でも十分メインデッキで通用するデッキです。

 

 

 777シリーズの最後は777ESです。順番は777、777ES、777ESⅡなのですが777ESⅡを最初に動作確認したのでこのデッキが最後になりました。

 このデッキは777を正常進化させたものでヘッドをセンダストからレーザーアモルファスへDolbyもBとCを搭載しています。テープをかけてみたら少し音がこもり気味なのと再生レベルが高いので調整してヘッド、ピンチローラーの清掃、ヘッドの消磁のあと動作確認し再生しているのが上の画像です。音は基本的に777と同じですが若干音域が広いようにも思えます。

 

 777シリーズは総じて同じ傾向の音がします。その集大成が777ESⅡと言う事になります。777ESⅡはFeCrが無くなり3タイプのテープ対応になります。トランスは2こぶらくだみたいに2つ飛び出ています。このESⅡの後777と言う品番は消滅してしまいました。TC-K7ESと言う7を冠したデッキがありますがあれは555ESJが新しくなったものです。

 それにしてもこの777シリーズのデッキ、とにかく「重い」です。しかしSONYがまだオーディオ機器全盛の頃の機器であり、やはりこだわりが感じられます。

 この後は555が最上位になりセンターメカになります。ESX、ESRの後、ゾロ目シリーズはメカが一新されソレロイドではなくモードベルトで作動するメカへ移行していきます。そして新たに222が登場し222、333、555のラインナップになります。メカは上位下位機種とも同じメカになりコストを抑えた形になっていきます。

 

 

 いや~しかし久々にカセットデッキ満喫しましたよ、この間は555ESJだけでしたからね。やはり発売から3,40年も経っているので不具合も出てきたりして大変でしたが、どのデッキも録音以外は動作は問題が解消されました。時間がある時録音は確かめたいと思います。

 次は各222シリーズと他のメーカーのデッキの確認もしたいと思います。

 

 返す返すも777・・・ホント手に入れておいてよかったです。まぁこの間のKA5ESは惜しい事しました・・・X7ESDのために。

 そういやこの間KA7ESが30万オーバーの価格で出てたんですが、あれ新品の「価格より高い」はず・・・それと転売屋さんなのかな?価格が異常に吊り上げられてますよ各メーカーのいいデッキ。なんかもう手軽にジャンク品すら手に入れられない時代になってきてますね。

 

 だからこそ!

 今、所有している機器たちを「大事に」使っていきたいと思ってます。

 

 今回は所有デッキの羅列のような記事になってしまいました。そう言えばこんなテープ出て来たんですが・・・

 

 そうです!

 TDKのメタルテープ。カセットの最上位、カセットテープの王様とでも言いましょうかMA-Rです。

 これ何を録音してたっけ?と思い、777ESⅡでかけてみたらオフコースのアルバム「I LOVE YOU」でした。最初の曲YES-YES-YESだったんですがいい音で録音されてました。多分アナログから333ESで録音した物と思われます。

 きちんとテープチューニングし整備されたデッキで録音すれば、まだまだ「使えるソース」だと管理人は思います。それにしてもMA-R・・・いい音でしたよ。

 あの頃はよかったな~などと回想する管理人でした。

 ではまた・・・。