今の若い人たちに「MD」って聞いたら「何?」って言われてしまうメディアになりつつあるソースのMD。CDより小さくて丸ごとデジタルコピー出来たMD、当時はすごいもの出てきたなって思いました。当然のごとく私も録再できるポータブルのレコーダー買いました。で、デジタルコピーしましたね~ポップスからクラシックまで。ただしこのMD、フルサイズオーディオで聴くとやはり若干再生域が狭いと言うか特にフルサイズのクラシック物だと窮屈にも聴こえるんですよね。これはMDデッキを購入してからも同じ感想でした。

 ポータブルでは物足りなくなった私はやはり、フルサイズのMDデッキが欲しくなりました。新品を買うことも考えたのですが、たまたま立ち寄ったリサイクルショップにSONYのESシリーズで初のMDS-JA3ESがあったので迷わず購入しました。このデッキ色々と不具合が起きるデッキだったのを後から知ったのですが幸いなことに私のデッキではそう言った症状が出ずにしばらくの間はメインシステムの一員として活躍していたのでした。

 当然、その時にも友人から借りたオケ物のCDをデジタルコピーしてライブラリー化したのでした。 

 

 やがて、やはりいつもの欲が出てきて上位機種が欲しくなりはじめはJA22ES次にJA33ESとグレードアップし現在に至っています。

 

 しばらくするとこのMD、MP3の出現により急速に衰退していくことになります。そんな時「録音したMDをPCに取り込めないか?」と言う声が上がったようで、それに応えるべくSONYからHi-MD WALKMAN MZ-RH1が登場します。

 このRH1はPCとUSBで接続しx-アプリと言うソフトを起動し取り込む。このRH1を購入しようと思ったときはすでに新品は製造しておらず、例によっていつものヤフオクを探すことに…

 

 ところが、これ購入して暫くたつのですが当時でもすぐ値段は跳ね上がり購入を希望する人が多数でした。そんな多数の入札者を蹴散らして何とか購入、結構いい価格だったように思えます。ちなみに現在では私が購入した時よりはるかに高額になっていました。まあ出品される個体数が少ないのにも関わらず購入希望者が多く今ではとても買える値段ではありませんでした。つくづくあの時購入出来て良かったと思ってます。

 そして今は、RH1をレンタルと言うものがあるようです。ヤフオク覗いてみたら結構レンタルの出品がなされてました。自分は機器の貸し出しには抵抗があるのでしませんがね・・・。

 

 ところで何故今頃MD?って思われるかもしれません。

 いろいろなDVDやPCでの編集はメインのPCでやってたんですが、CPUが第2世代の物。で、この間購入したSurface Pro5(これだってもう古いんですがi7、メモリー16GB)とメインのPCより性能が上なんですね。ただ光学ドライブはついていないので後付けの物を購入しソフトも入れて編集作業もOKとしたんですね。

 で、その時MD取り込みもできるようにした方がいいと思い立ちx-アプリをインストール。

 じゃあMDとりこみましょ・・・ってなったのが経緯です。

 

 以前に取り込んだものも含めるとデュトワ/モントリオールの惑星やローマ3部作や幻想交響曲などはCD化してたんですが今回のレヴァイン/シカゴ響の惑星や友人から借りてコピーしたショスタコーヴィッチ全集、その他結構残ってるんですね。MDで聴くのもいいんだけどやはり777で聴きたいじゃないですか?せっかくだし。ホントは全部中古でもいいからCD買えばいいんですがこう言った変換作業もオーディオ趣味の1つなんですね。当面はMDから起こしたCDで聴いてどうしても「プレス版」と比較したいとなった時購入したいと思います。

 

 それと並行してFLACファイルのCDデータもあってカセットデッキをかまってやる時間が…。

 ま、何時何時までと言う時間の縛りがある訳じゃないので少しずつやろうと思います。

 クラシック物以外にもCD化されてない音源(LP)などから友人に録音してもらったものもあり全部終わるのは一体いつになるんでしょうか?

 

 でも、MDデッキ無くしませんよ!大切な我がシステムの一員ですからね、大事に使いたいと思います。

 

それにしてもこのメディア、廃れるの早かったと思いませんか?ヘッドホン・イヤホンでポップス聴く分にはまだまだ使えるメディアだと思うんですがね。ポータブルタイプの物、よくあの大きさに出来たと今更ながら感心してしまいます。モーターや光学ドライブ、バッテリーまであってあの大きさなのだから・・・日本の技術って凄いと思いませんか?

 もっとも今は、アルバムもダウンロードの時代で、スマホで音楽聴く時代。ほんと時代は変わりました。それでも私はカセットやDAT、MD、アナログ盤の音忘れられないんですよね。オーディオメーカーも元気だったし、いい時代過ごしたと思いますよ多少不便なこともあったけど・・・。