SONYのゾロ目のカセットデッキがESG以降のものとそれ以前のものではメカがだいぶ違うのはオーディオ好きな人には周知してる事と思います。ESG以前だと777系と666それとそれ以外の物とに分かれる。この333ESはそれ以前にあった555とほぼ同じものでこのメカを採用しているのは555、555ES、555ESⅡ、555ESX、555ESR、444、333ES、333ESX、333ESRといったところでしょうか。

 

 これらのデッキはカセットホルダーのダンパーがヘタるとガシャンという音をたてて勢いよくホルダーが開くようになってしまう。最悪の場合、中のストップの役目も果たしている突起が折れてホルダーが最悪な事になってしまうんですね。

 我が家の333ESを久しぶりに点検したところ、やはりホルダーの開く速度が速くなっていました。明らかにダンパーのゴムがヘタっている証拠です。以前はまあ使えない事はないのでそのままにしていたのですが、いろいろデッキの修理の記事やその他がネット上に多くの情報が載せられていて、このダンパーの事もやはり記事にありました。それで自分のデッキもこのダンパーのOリングを交換しようと思い前に一度交換した記憶があったのですが、今回交換するにあたりOリングのサイズがわからずネット検索したら…ありました、で、早速メモしホームセンターへ…するとネットに乗っていたものと全く同じ商品があったので予備も含め4つほど購入しました(ちなみにこの商品は一袋に2つ入っていました)

 

 早速、交換に取り掛かります。後でなどと言ってると忘れてしまうので…。やり方はホルダー部を分解せずとも出来る事を前の時にわかっているので中の小さな部品を失くさないように気をつけてホルダー部を開きダンパーのOリングを確認します。

 予想通りOリングはヘタってました。新しいものと交換し引っかかりや小さい部品を飛ばさないように気を付けて組み込んでいきます。組み込みが終り動作を確認すると交換前と比べカセットドアの開き方も緩やかになり音も静かになりました。

 たったこれだけでも安っぽい感じがしなくなりますね。ついでだったので444、555、555ES、555ESⅡも交換したので暫くは快適に使う事が出来そうです。Oリングの値段は安く交換方法も慣れればそう時間はかからないので、上記の機種を所持していてまだ交換していない方は是非お勧めします。やはり音を立ててホルダーが開くのはただでさえ古い機器なのに余計に古く、安っぽく見えてしまうので…。