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シマンテック決算速報です(森崇さん提供)

シマンテック(SYMC)決算速報
1月24日
森  崇


第3四半期(10‐12月期)実績
○売上高…13億1,000万ドル(12億9000万-13億1000万ドルがガイダンス、コンセンサス予想は13億900万ドル)
○1株当たり利益…0.12ドル(0.10-0.11ドルがガイダンス)

第4四半期(1‐3月期)ガインダンス
○売上高…12億5,000万~12億8,000万ドル(12億4000万-12億7000万ドルがガイダンス、コンセンサス予想は12億7255万ドル)

2007年通期ベース・ガインダンス
○売上高…51億3,000万~51億6,000万ドル(最大51億1000万ドルは、会社側が提示したガイダンス、コンセンサス予想は51億3900万ドル)


(会社側コメント)
○2億ドルのコスト削減を行う予定。以下の費やす費用を削減する予定。
社内施設出張、交通費コンサルティング
人事採用ペースを落とす…新規採用を一時ストップしている。
○約5%の人員削減計画がある。(部署や地域などの詳細についてのコメントはなし。)
○消費者市場は引き続き堅調だと見ている。


私見
予想を上回る好決算だった。コスト削減策も好感されている。インターネット・セキュリティー・ソフト大手のシマンテック(SYMC)は1月16日、10-12月期および2007年3月期通期の売上高と利益の見通しを引き下げた。データセンター保守管理事業の伸び悩みが背景。ジョン・トンプソン最高経営責任者(CEO)はプレスリリースとその後の電話会見で、「データセンター保守管理の契約獲得の見積もりが高すぎた」と説明。ただ、中核である消費者向け事業は引き続き堅調の模様。同社が売上高と利益の見通しを引き下げるのは2四半期連続だった。


2四半期連続の業績への警告とあって、経営陣への不信感が増しつつあった。しかし、今回の決算である程度懸念が緩和された。

以下の通り、ポジティブ要因もある。
1.中核である消費者向け事業が引き続き堅調の模様。消費者向け事業の売上比率は30%だが、利益(キャッシュフロー)においては、50%以上となっており、文字通り同社の中核事業である。