24日NY・森さんのコメントです
「反落。米国株式市場は本日午後1時(米国東部標準時)までの短縮取引で、出来高は薄かった」
(背景)
1.急激なドル安が進行する中、外人による米国株買いに歯止めがかかった。
ニューヨーク外国為替市場ではドルが続落。米景気の減速兆候を受けて、FOMCが金利を引き下げるとの見方を強めた。FFレート先物(3月限)によると、来年3月21日のFOMC会合でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標が0.25ポイント引き下げられる確率を51%織り込んでいる。また、円キャリートレード解消の円買いが入った。対ユーロで、ドルが1.30を上抜いたことから、テクニカルなユーロ買いが入った。
2.NYMEXは本日休場。ただし、電子取引は行われ、ニューヨーク原油先物相場は電子取引で上昇。イタリアの石油会社ENIのナイジェリア子会社が経営する石油生産施設が武装勢力による攻撃を受け、日量6万バレルの供給が途絶されたのが背景。ENIは今回の攻撃で不可抗力条項の適用を宣言した。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)電子取引の原油先物相場1月限は、前日比52セント(0.9%)高の1バレル=59.76ドル。
結局ダウ指数は前日比46.78ドル安の12,280.17ドル、S&P500指数は同5.14ポイント安の1400.95、ナスダック指数は同5.72ポイント安の2460.26で引けた。