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暗所での撮影にも強いソニーの“3Dハンディカム”「HDR-TD10」
ソニーは3D撮影が可能なデジタルビデオカメラ「HDR-TD10」を2011年5月13日に発売した。その使い勝手や画質について、日本ビクターが先行して発売した「GS-TD1」との比較も交えながら迫っていこう。
 ソニーは3D撮影が可能なデジタルビデオカメラ「HDR-TD10」を2011年5月13日に発売した。その使い勝手や画質について、日本ビクターが先行して発売した「GS-TD1」との比較も交えながら迫っていこう。

【詳細画像または表】

 HDR-TD10のメカニカルで密度感のあるデザインには、ソニー「ハンディカムシリーズ」のアイデンティティーが感じられる。全長が長い日本ビクターの3Dムービー「GS-TD1」と比べると、長さ方向は意外とコンパクトで、重量バランスに偏りは感じられない。光学系を2つ備えた2眼カメラの宿命で、残念ながら横幅は“ハンディ”とは言えない。お母さんが子どもを撮るカメラとしては、やや大型で重く感じられる。だが、できる限りの小型軽量化を図っているという印象だ。

タッチパネル式の裸眼3D液晶を搭載

 液晶を開くと電源オンになる。目新しいのは背面にある2Dモードと3Dモードの切り替えスイッチで、3Dムービーを撮りたい時は3Dモード側に切り替える仕組みだ。

 液晶は裸眼3D対応で、この手の3D液晶としては視野角が広くて見やすいが、輝度と精細感は落ちる。3D撮影時でも2Dモニター表示に切り替えられるので、フォーカスの確認などは2D表示で行ったほうが良いだろう。

フレームレートを変えて撮影できるが、設定が少し難解なのが難点

 撮影時にフレームレート(撮影するコマ数、通常は60i 毎秒60コマでインターレース)が選べ、60iのほか60pや24pでの撮影も可能。だが各フレームレートには記録モードの制限があり、さらに2Dモードと3Dモードでは差がある。

 2Dモードの60i記録時には、一般のAVCHDムービーと同様にFH/HQ/LPモードのほか24Mbpsの最高画質FXモードも選べる。このあたりは一般の2Dムービーと同じだ。

 2Dモードの60p記録は、28Mbps記録のPSモードのみになり、BDやDVDへの記録はできない。

 2Dモードの24p記録は、FXとFHモードのみ選べる。

 3Dモードは60iに固定される。3Dの記録方式はMPEG-4 MVCで、HDMI出力ではフレームパッキングのほかサイド・バイ・サイド出力も可能だ。

 このように、フレームレートと画質の関係は複雑な印象を与える。まずフレームレートを決めてから、次に記録モードを選ぶウイザード的なGUIが用意されているが、少し慣れが必要なように感じた。組み合わせによって最終記録できるメディアが変わるので、よく理解して設定する必要があるだろう。

3D撮影時はマニュアル撮影機能が今ひとつ

 撮像素子は1/4型420万画素の裏面照射CMOSセンサーを2基搭載。レンズ画角は3D時光学10倍(34.4mm~344.0mm)、2D時光学12倍(29.8mm~357.6mm)となる。3D時の画角がやや狭くはなるものの、光学5倍ズームのビクターGS-TD1と比べると自由度が高い。このため、ズーム撮影は従来の2Dハンディカムとの違和感もなく撮影できた。

 一般的に言って3D撮影はマクロに弱く、近づきすぎると映像が重なって3Dの視差が作れなくなる。このため、通常の2D撮影よりも一歩(約1m前後)離れて撮影するのがコツと言える。

 3Dモードは2Dモードに比べると設定できる項目が限られており、特にマニュアル撮影は寂しい。3Dモードではフォーカスと明るさのみ設定が可能で、ホワイトバランスや露出などはマニュアル設定できない。特性が異なりやすい2眼レンズをマニュアル調整するのが難しいということなのかもしれない。このあたりは、すべての項目でマニュアル撮影を実現しているビクターGS-TD1のほうが完成度が高く、操作上の統一感もある。

 5.1chの録音は3Dムービーにふさわしいスペックと言える。映画サウンドほどの包囲感はないが、2chバイノーラル録音のビクターGS-TD1と比べると、通り過ぎる電車の音の遠近感がよりリアルに感じられた。

残念ながら3D静止画撮影には非対応

 本ムービーは7.1Mの静止画も撮影できるが、3Dの静止画撮影には非対応で、2D静止画のみ対応となっている。このため3Dムービー撮影(3Dモード)時にスチル撮影しようとすると「2Dモードに切り替えてください」という警告が出てスチル撮影ができない。このあたりも煩雑に感じた。

 なお、日本ビクターのGS-TD1は、スチル撮影の解像度は2Mピクセルしかないものの、2D静止画のほか3D静止画(MPO規格の3Dスチル撮影)にも対応していて、3Dムービー撮影時にも3D静止画の同時撮影が可能だ。この点でもビクター機のほうが操作に統一感があって理解しやすい。

2Dムービー撮影もフレームレートが選べてなかなか楽しい

 本機は3Dムービーであるが、2Dムービー撮影も意外に楽しい。前記したように2Dモードではフレームレートが60i/60p/24pから選べるからだ。設定はちょっとややこしいが、理解して使うと多彩な2D撮影が可能になる。

 特に60pのフルハイビジョン撮影が楽しい。60pの映像はスポーツなど動く被写体の撮影に強い。また、一般的なシーンでも、ちらつき感の少ない滑らかな映像が撮れて、とても自然に感じられる。60p映像はBDへのオーサリングは不可で、データとして最終保存する必要があるが、映像の自然さは魅力的である。

 24p撮影(2Dモードのみ対応)では、映画的なコマ感のある映像になる。物語性のあるシーンや、音楽演奏やステージなどを撮ると効果的だろう。

 2Dモードでは約3秒間の撮影を約12秒間のスロー映像として記録する「なめらかスロー再生」や2秒間の高速な動作を分割記録する「ゴルフショット」も楽しくて便利だ。

 ビクターのGS-TD1と比べると、3D機能が発展途上という印象は否めない。規格上の制限で致し方ない部分もあるが、モードと機能の掛け合わせに制限がある点も慣れが必要だろう。3Dの推進メーカーとして、さらに完成度を上げてほしい面もあるが、撮影画質はハンディカムと同レベルで、ファミリームービーにふさわしいクオリティだ。ムービーとしての基本性能は確保されているので、今しか撮れない子供の成長を3D高画質で残したい、という人なら本機を十分に活用できるだろう。

(文・写真/増田 和夫)


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