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ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
正午現在 81.14/18 1.4143/47 114.78/82
午前9時現在 80.86/89 1.4146/49 114.36/41
NY17時現在 80.82/87 1.4158/61 114.35/39
[東京 17日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ小幅ドル高の81円前半。前日下げ止まり感がみられたユーロが戻り売りに押され、豪中銀の議事録を受けて豪ドルが急反落するなど、市場はリスク回避の余韻が漂う展開となった。
蚊帳の外に置かれたドル/円は、80円後半で足踏みを続けたが、正午を目前に81円前半に乗せた。外貨建て投信のドル買いや、インターバンクによる損失確定のドル買い戻しなどが要因としてあがっていた。
ドルは、朝方の安値80.74円から一時81.23円付近まで上値をのばした。市場では、武田薬品工業<4502.T>がスイスの製薬会社ナイコメッド[NYCMD.UL]を買収する方向で交渉中との報道が話題を呼んでいるが、「まだ、大枠を合意するかどうかという段階で市場にユーロ買いがつながれる状況ではないだろう。ただ、一部のファンドはユーロ/円の買い仕掛けを目論んでいるようだ」(外銀)との声も出ていた。
<リスク回避>
注目されたユーロ圏財務相会合で780億ユーロのポルトガル支援策が承認されたことや、メルケル独首相が現時点でのギリシャの債務再編に否定的な発言をしたことなどが好感されユーロは前日買い戻された。
ただ、ギリシャ問題も含め、ユーロ圏周辺国の債務問題に関する不透明感は根強く、株価や商品相場の軟調な展開を受けて、東京市場では1.41ドルの前半から半ばで、上値の重さが目立った。
「ユーロ/ドルは一応下げ止まっているが、ドル安/諸通貨高(資源国通貨高、高金利国通貨高)の調整はまだ続いている。前週末に、諸通貨でニューショート、ドルでニューロングを作った向きもいるようだ」と三井住友銀行、市場営業推進部のチーフストラテジスト・宇野大介氏は指摘し、以前のドル全面安の流れには戻っていない、との見方を示した。
<豪ドル>
オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は17日発表した5月の政策決定会合議事録の中で、現在の環境が続けばインフレ目標を達成するため、ある時点で利上げが必要だ、との認識を示した。これを受け、豪ドルは1.0597米ドル付近まで上昇した。
しかし、豪中銀議事録が、洪水の長引く影響で第1四半期GDPが減少する可能性が高い、との認識を同時に示したことが伝わると、6月の追加利上げを観測が後退し、豪ドルは議事録発表直後の高値から1.0534米ドルまで急反落した。5月の政策決定会合では6カ月連続で政策金利を4.75%に据え置いていた。
<米債利回り>
ドル/円の上値の重さの要因として、最近の米長期金利の低位安定が指摘されるなか、米10年国債利回りは3.1470/3.1433%の気配で、ニューヨーク終盤の3.1470%とほぼ変わらずとなった。
「米10年債利回りは、過去数カ月間の取引レンジの下限付近での推移となっており、上昇する気配が感じられない。今後、弱い米景気指標等を受け、いったんレンジを下抜けて3%を目指す展開となれば、リスク回避の広がりから、ドルが円以外の通貨で買い進まれるだろう。ただ、避難通貨として円も同時に買われ、円買いの力が勝るため、ドル/円は再び80円を割り込む可能性が高い」とJPモルガン・チェース銀行、債券為替調査部のチーフFXストラテジスト棚瀬順哉氏は予想する。
ガイトナー米財務長官は16日、米国の債務が16日の国債発行をもって上限に達するとしたものの、財務省は年金基金への拠出停止やその他の措置により、米国は8月2日頃までは債務不履行に陥らずにすむとの見方を示している。
市場では、「米国債がデフォルトに陥るという話は、マーケット・トークとしては存在するが、現実味が全くない」(外銀)との声も聞かれた。
また、米国債市場では、米パシフィック・ インベストメント・マネジメント(PIMCO)が米国債保有比率を削減したことが話題を呼んだが、PIMCOのビル・グロース氏は16日、同社が米国債をショート(売り持ち)にしているとの認識は「誤り」で、米国債をショートにしたことは一度もない、と述べた。 同氏はCNBCとのインタビューで、同社は米国債市場を「かなりのアンダーウエート」にしており、米国債よりも成績のよい債券を保有している、と説明した。
<対米証券投資>
米財務省が16日発表した3月の海外投資家による対米証券投資は1160億ドルの資本流入超となり、流入超の規模は2月(修正値)の956億ドルから拡大、2008年10月以来の高水準となった。
ただ、長期有価証券(株式スワップ等除く)の買い越し額は240億ドルとなり、4カ月連続で減少した。2月(修正値)は272億ドルだった。 また、株式投資の買い越し額が増加し、政府機関債は売り越しから買い越しに転じている。
国別の米財務省証券保有は中国が1兆1450億ドルに減少する一方、日本は176億ドル増の9079億ドルとなった。ロシアの保有額は1278億ドルと5カ月連続で減少石油輸出国の保有額は2223億ドルに増加した。
(ロイター 森佳子記者)
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NY17時現在 80.82/87 1.4158/61 114.35/39
[東京 17日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ小幅ドル高の81円前半。前日下げ止まり感がみられたユーロが戻り売りに押され、豪中銀の議事録を受けて豪ドルが急反落するなど、市場はリスク回避の余韻が漂う展開となった。
蚊帳の外に置かれたドル/円は、80円後半で足踏みを続けたが、正午を目前に81円前半に乗せた。外貨建て投信のドル買いや、インターバンクによる損失確定のドル買い戻しなどが要因としてあがっていた。
ドルは、朝方の安値80.74円から一時81.23円付近まで上値をのばした。市場では、武田薬品工業<4502.T>がスイスの製薬会社ナイコメッド[NYCMD.UL]を買収する方向で交渉中との報道が話題を呼んでいるが、「まだ、大枠を合意するかどうかという段階で市場にユーロ買いがつながれる状況ではないだろう。ただ、一部のファンドはユーロ/円の買い仕掛けを目論んでいるようだ」(外銀)との声も出ていた。
<リスク回避>
注目されたユーロ圏財務相会合で780億ユーロのポルトガル支援策が承認されたことや、メルケル独首相が現時点でのギリシャの債務再編に否定的な発言をしたことなどが好感されユーロは前日買い戻された。
ただ、ギリシャ問題も含め、ユーロ圏周辺国の債務問題に関する不透明感は根強く、株価や商品相場の軟調な展開を受けて、東京市場では1.41ドルの前半から半ばで、上値の重さが目立った。
「ユーロ/ドルは一応下げ止まっているが、ドル安/諸通貨高(資源国通貨高、高金利国通貨高)の調整はまだ続いている。前週末に、諸通貨でニューショート、ドルでニューロングを作った向きもいるようだ」と三井住友銀行、市場営業推進部のチーフストラテジスト・宇野大介氏は指摘し、以前のドル全面安の流れには戻っていない、との見方を示した。
<豪ドル>
オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は17日発表した5月の政策決定会合議事録の中で、現在の環境が続けばインフレ目標を達成するため、ある時点で利上げが必要だ、との認識を示した。これを受け、豪ドルは1.0597米ドル付近まで上昇した。
しかし、豪中銀議事録が、洪水の長引く影響で第1四半期GDPが減少する可能性が高い、との認識を同時に示したことが伝わると、6月の追加利上げを観測が後退し、豪ドルは議事録発表直後の高値から1.0534米ドルまで急反落した。5月の政策決定会合では6カ月連続で政策金利を4.75%に据え置いていた。
<米債利回り>
ドル/円の上値の重さの要因として、最近の米長期金利の低位安定が指摘されるなか、米10年国債利回りは3.1470/3.1433%の気配で、ニューヨーク終盤の3.1470%とほぼ変わらずとなった。
「米10年債利回りは、過去数カ月間の取引レンジの下限付近での推移となっており、上昇する気配が感じられない。今後、弱い米景気指標等を受け、いったんレンジを下抜けて3%を目指す展開となれば、リスク回避の広がりから、ドルが円以外の通貨で買い進まれるだろう。ただ、避難通貨として円も同時に買われ、円買いの力が勝るため、ドル/円は再び80円を割り込む可能性が高い」とJPモルガン・チェース銀行、債券為替調査部のチーフFXストラテジスト棚瀬順哉氏は予想する。
ガイトナー米財務長官は16日、米国の債務が16日の国債発行をもって上限に達するとしたものの、財務省は年金基金への拠出停止やその他の措置により、米国は8月2日頃までは債務不履行に陥らずにすむとの見方を示している。
市場では、「米国債がデフォルトに陥るという話は、マーケット・トークとしては存在するが、現実味が全くない」(外銀)との声も聞かれた。
また、米国債市場では、米パシフィック・ インベストメント・マネジメント(PIMCO)が米国債保有比率を削減したことが話題を呼んだが、PIMCOのビル・グロース氏は16日、同社が米国債をショート(売り持ち)にしているとの認識は「誤り」で、米国債をショートにしたことは一度もない、と述べた。 同氏はCNBCとのインタビューで、同社は米国債市場を「かなりのアンダーウエート」にしており、米国債よりも成績のよい債券を保有している、と説明した。
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ただ、長期有価証券(株式スワップ等除く)の買い越し額は240億ドルとなり、4カ月連続で減少した。2月(修正値)は272億ドルだった。 また、株式投資の買い越し額が増加し、政府機関債は売り越しから買い越しに転じている。
国別の米財務省証券保有は中国が1兆1450億ドルに減少する一方、日本は176億ドル増の9079億ドルとなった。ロシアの保有額は1278億ドルと5カ月連続で減少石油輸出国の保有額は2223億ドルに増加した。
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