★注目★[6172]メタップス[3907]シリコン[6778]アルチザ[6548]旅工房他

さて、ザラバをチェックしております。

まずはじめに紹介させて頂くのは、メタップス<6172>です。1月10日のお昼頃に「子会社がセブン銀行<8450>と新たな事業展開に向けて業務提携の推進に合意」と発表して急騰しました。子会社が手掛ける給与即時払いサービス『CRIA』のサービス拡充及び新機能の開発・提供を目指すとの事です。ここ最近は業績面では持ち直しを示していたものの、調整は継続といった様子でしたが、この急上昇でチャートは底値圏を脱出し、反発相場に入った可能性を見ています。その上で同社はキャッシュレスやＥＣ、ＡＩ関連など多くのテーマを保有している事からも、今後新たな思惑もある銘柄と言えるでしょうな。

2つ目の銘柄は人工知覚APを手掛けるKudan<4425>です。2020年1月に米国に子会社を設立すると発表している同社は、先端技術が集まるシリコンバレーの地域を中心に自動運転やVR・AR等、北米での販売や開発拠点にして、事業拡大を進める方針です。昨年11月8日の決算発表では赤字着地ではあったものの、自動運転や自律ナビ等の需要が高まり、ライセンス収入が伸長している為、成長性は十分にあると思われます。チャートは現在8000円台の底値圏で推移していますが、保ち合いからトレンド転換がいつ訪れるか、2月7日の決算発表前後は注視したいですな。

3つ目の銘柄はコンピュータグラフィックスを多角的に展開しているシリコンスタジオ<3907>です。昨年12月20日に下方修正を発表し、株価は大きく値を落としましたが、同26日に同社のポストエフェクトミドルウェア「YEBIS 3」が、任天堂<7974>のニンテンドースイッチ向けゲームソフト「ポケットモンスターソード」及び「ポケットモンスターシールド」に採用されたと発表すると急動意し、大幅に反発する結果となりました。エンターテイメント以外でも、自動車や建築関係などに注力しておりますので、今後は新たな成長分野を築けるかがポイントでしょうねぇ。1月15日の決算通過後の動きも見ておきたいもんです。

4つ目の銘柄は5G関連からアルチザネットワーク<6778>です。5Gに対応する無線基地局の計測装置を手掛けている同社は、昨年12月5日に決算を発表し、赤字縮小で着地しました。東京オリンピックの開催前に本格始動する予定の5Gに向け、同社は初のフラッグシップ製品を発売しております。チャート(日足)は決算後に窓を開け急落後、反発で値を戻しつつ25日線を上抜いてきています。ネットワークの高速化・大容量化は国策としての課題でもあり、5G定着後も同社への期待は高いと言えるでしょうな。

5つ目の銘柄は5G対応のデータセンターを運用するブロードバンドタワー<3776>です。昨年9月末時点での新データセンターにおける契約率はおよそ7割に達しており、CASEやAI関連の用途で多く利用されています。新データセンターの固定費が響き、業績は軟調ではありますが、同社独自のc9サービスやセキュリティ関連のSaaS、売上伸長しているパブリッククラウドサービスの分野は、更なる成長拡大も期待できますな。昨年12月より続く上昇トレンドは、一目均衡表(日足)の雲を上抜いた後も継続しており、2月7日の決算発表で値動きがあるか監視中です。NetflixやAmazon Primeをはじめとするビデオストリーミングが隆盛となる昨今…同社への思惑も続くでしょうねぇ。

最後の銘柄は、通期計画に対する進捗率が75%超と、上方修正期待が高い旅工房<6548>です。昨年11月14日には、アドベンチャー<6030>が手掛ける航空券予約販売サイト「skyticket」向けに同社が企画する海外ツアー商品の協議を開始したと発表して動意しておりましたな。そして今年の正月休みは長期だった事もあり、海外旅行者数が同時期過去最高との事で…同社にはどれ程の恩恵があるか楽しみですな。インバウンド向けの海外展開も積極的に進めており、オリンピックが開かれる夏の業績も期待できます。2月10日の決算発表を念頭にチェックしたいところです。

また、本日から監視する銘柄は以下の通りです。

＜本日監視入りした銘柄＞