デカップリング論
おはようございます。
米株は高いですし、為替は円安方向・・・連休前とあって、商いは乏しくなるそうなうえ、今期減益見通しが多いなど決算は芳しくないため、しんどい気もしますが、上値を取りに行きそうな雰囲気です。
決算の内容についてみると、輸出型産業はひと言で「絶対的な売上高は好調だが、円高で見かけの利益は減少」・・・という感じでしょうか。
減益見通しのファナック、下方修正したキヤノン・・・これらは、円高の影響から業績下振れを読んだわけですが、製品の数量自体は増加。現地通貨ベースでは増益見通しとのことです。
これまで、北米景気悪化が新興国経済に波及しない・・・というデカップリング論について、否定的な見方が支配的になっていました。それも株を買えない・・・要因のひとつでもあったのです。
ところが・・・決算発表で、首脳や幹部から発せられる言葉は、ほとんど中国やインドなど新興国の勢いは衰えない・・・とのことです。インドに強いスズキなど、円高で減益予想ですが、販売計画はプラスでした。
トップダウン型の予測をするエコノミスト、マクロからの見方は非デカップリング論が優勢な半面、ボトムアップ型のミクロの実績ではデカップリング論が生きている・・・どちらを信じるかでパフォーマンスに差が出そうです。
今日も1日、頑張りましょう