としまえん閉園  東京都練馬区の遊園地「としまえん」が31日で閉園し、94年の歴史に幕を下ろす。

 

一部のアトラクションは移設される予定だ。合計5アトラクション。「チャレンジトレイン」「模型列車」が埼玉県の西武園ゆうえんち、「スナッピー」「バタフライダー」「ミニイーグル」が横浜の八景島シーパラダイス。  中でもチャレンジトレインは、としまえんで子供を中心に最も人気のアトラクションの一つ。実際に西武鉄道を走っている電車をミニサイズで再現し、停車位置や運転時間の正確さなどを競う。酒巻さんは「チャレンジトレインに乗って電車の運転士を目指す子供も多い。子供たちの夢をつくるアトラクションが移設されることになって一安心です」と胸をなで下ろした。  《数々の「世界初」「日本初」》としまえんは94年の歴史のなかで数多くの世界初、日本初を生み出してきた。1965年にオープンした「流れるプール」は世界初。73年オープンの「波のプール」も日本初だった。そのほか、58年に開業した屋内スキー場も世界初で、時代の最先端を走っていたテーマパークだった。  《公園とハリポタ施設に》としまえん跡地(22万平方メートル)は、都がにぎわいと広域防災拠点の機能を備えた「練馬城址公園」として段階的に整備する。アトラクションがあった場所には、西武鉄道や米映画大手ワーナー・ブラザースなどが人気映画「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設(約3万平方メートル)を30年契約で運営する。23年オープン予定。