【上海・林哲平】中国南部・広西チワン族自治区柳城県で30日午後3時15分(日本時間午後4時15分)ごろから午後5時半(同6時半)ごろにかけ、地元政府庁舎など17カ所で連続して爆発が起きた。地元警察によると、7人が死亡、2人が行方不明になっているほか、51人が負傷した。

 警察は同日夜の会見で、小包爆弾が爆発したとの見方を示した。さらに付近一帯では60個以上の不審な荷物が見つかっているという。地元警察は容疑者として地元の男性(33)を特定したと発表した。身柄を拘束したかどうかや動機は明らかにされていない。

 爆発があったのはショッピングセンターや病院、駅、刑務所など。警察はテロの可能性を否定している。地元住民からは大量の爆弾を個人で用意できたとは思えない、との疑問の声も出ている。