株券の原本を見てみたい
保護預かり【ほごあずかり】
銀行や証券会社に、購入した有価証券の本券を預けておくこと。証券会社などを通じて株式や投資信託、債券などを購入した場合、購入代金の引き換えで、これら有価証券の本券そのものが手元にくるのではなく、一般的には販売金融機関で預かるかたちになります。と言うのも、本券を紛失した場合、所有者の権利を証明するためには多大な時間と手間がかかるからです。保護預かりの場合、販売金融機関は投資家に対して、月次報告書方式と言って、毎月投資家から預かっている資産を報告する報告書を送ります。
株券の原本っていまだお目にかかったことがありませんが
保護預かりすることで以下のようなメリットがあるんですね。
・火災による消失や盗難の恐れがない
・万が一盗難された場合第三者に売却されてしまった場合は
所有権を主張できない(=売却先に所有権が移動)そうです
・消失による再発行の場合、裁判所で元の株券の無効申請をする必要があり
かなり面倒な手続きを経なければならないそうです。
かつては大手証券会社などは社屋の地下にご立派な金庫を設けて
その中に顧客から預かった株券を保管していたそうですが
コストと手間がかかるため、保管振替制度を利用し、
保管振替機構がほとんどの株券を保管しているのだそうです。
ところで株券のペーパレス化が導入されると
2009年までには株券はすべて電子化されることになりそうですね。
この辺の制度が簡略化されたら、
ますます、株式投資がみじかになりそう。