暴落局面での買い向かいについて
今回の急落では、25日騰落レシオは8月2日が82、8月5日が76で底だった。
今回も一般に言われているように25日騰落レシオが80を切ったあたりから買い向かうで正解だった。
どれくらいの規模で買い向かうべきか、80切ったらいきなり信用で大きく買うのか?、60まで想定して数回に分けて買うのか?
PTSでのぶん投げを買ってもよかった。
割安小型株は暴落局面で買った方がいい。板が薄いので少しの人が投げただけで30%を超えて下がることがある。
・大きく下げた個別株
a.直近1年くらい上がっていた株
銀行株など、バリュエーションが割安でも売られた
b.人気化していた株
造船株、防衛関連株など
c.煽られていた株
上記の銘柄は信用買残が溜まっていた
ロスカットの連鎖と追証が前の投げ、節目割れなどで短期間で急落した
利益の出ている株から売りたいという投資家心理
よく上がった株はよく下がる
短期間(1週間くらいで)30%〜40%の暴落
・普通の銘柄
短期間で15%〜20%の暴落
直近あまり上がっていない、割安な株でも20%短期間で売られることは覚悟しておいた方がいい
・戻りが速かった銘柄
配当利回りが高い株、急落で利回り8%を超えた株も5.5%くらいまですぐに戻した
配当の持続性(配当性向が高すぎないか、減配の可能性はないか)を考慮する
大型の人気株、三菱重工など
・暴落後あまり戻していない銘柄
小型株、おそらく投げられた後の新たな買い手がいない
決算が良くなかった銘柄、暴落→1Q決算が悪い→暴落からの戻りが悪い
・まとめ
短期暴落局面の買い向かいは騰落レシオ80以下と個別株15%~35%の暴落(直近数年でどれくらい買われてきたかを考慮)を組み合わせて買い向かう。暴落の初動は金融政策の変更や信用収縮、相場全体の水準訂正、企業の業績悪化などを織り込みにいくので合理的な下落かもしれないが、その後の恐怖で売りが売りを呼んでクラッシュする段階はファンダメンタルズからかけ離れて売られるので買いにいくべき。特に信用の投げ、追証回避の投げなどファンダメンタルズと関係なく売らざるを得ない人が沢山いる場合。