今回は『ハズブロWWFプロレスフィギュアを改造して、初代タイガーマスクの世界を再現してみよう』のコーナーです
『初代タイガーマスクの世界』での虎の穴と宇宙プロレス連盟からの命令で(笑)打倒初代タイガーマスクを目的に世界中から日本に集まった刺客レスラーもほぼ造り尽くした気がします
まだ造っていない刺客レスラーを考えてみても・・・
スコルピオ,ベビー・フェイス,あのカルロス・ホセ・エストラーダ,あのホセ・ゴンザレス,若き日のディーブ・フィンレー,ロス・ミシオネロス・デ・ラ・ムエルテの3人くらいしか思い浮かびませんがフィギュア化しても・・・という感じです
と言うことで、今回は日本に集まってきた刺客レスラーではなく初代タイガーマスクの方から敵地に行って(海外遠征)戦ったプロレスラーを作ってみたいと思います
今回作るのはカート・ヘニングです
が・・・問題が有ります
ハズブロWWFプロレスフィギュアの在庫がほとんど残っていませんし、新たに購入出来る目処がたっていません
そこで、今回は新しい素体で作ってみようと思います それは・・・
マテル社のWWFプロレスフィギュアです
これは、20年以上前に人気だったハズブロ社のWWFプロレスフィギュアをマテル社が復活させたシリーズです
パッケージもハズブロ社のWWFプロレスフィギュアを良くコピーしています
ですから、今回の更新は正確に言うと『マテルWWFプロレスフィギュアを改造して、初代タイガーマスクの世界を再現してみよう』となります(笑)
大きさも、当時のハズブロ社のフィギュアと合わせたサイズになっています
ギミックは、当時のハズブロ社のWWFプロレスフィギュアには無かった下半身可動でスプリングの力でキックをすることが出来るようになっている優れものです
このフィギュアが使えれば、素体のフィギュア不足も解決出来ます
しかし、このレスラーは誰だかわかりません・・・
素体は、体は上記の誰かさんで(笑)頭はのミスター・パーフェクト時代のカート・ヘニングの頭のジャンクパーツを使って改造してみます
因みに、今回使う頭の体はアニマル浜口選手の体に改造されています
完成
獅子王二世
カート・ヘニング
初代タイガーマスクと戦った頃のカート・ヘニング選手の事がよくわからないので、AWA世界ヘビー級チャンピオンとして来日した時の姿から数年前をイメージして作りました
ジャンクパーツの頭を使いましたが、そのまま乗せただけではなく(笑)それなりに改造はしています
北海の獅子王ラリー・ヘニング選手の息子のカート・ヘニング選手は、父親の主戦場だったAWA地区で1980年にプロレスデビューをしました
その後、1982年にNAW地区で父親とのコンビでNWAノース・アメリカンタッグタイトルを奪取
これが、タイトルコレクターカート・ヘニングの初栄冠となりました
その後WWF地区に移籍して、やられ役を演じながらプロレス修行をしました
初代タイガーマスクはタイガーマスクとしては5回海外遠征を行なっています(デビュー戦直後は除く)
初回は1981年にメキシコに約2週間の遠征で、ペロ・アグガイヨ選手やエル・カネック選手やドクトル・ワグナー選手やビジャノⅢ選手等と対戦しました
2回目は1982年の春に3日間ドバイに遠征してダイナマイト・キッド選手とブレッド・ハート選手と対戦しています
3回目の遠征先は1982年の夏にニューヨークWWFのリングに1戦だけ上がり、ダイナマイト・キッド選手と戦いましたが、この一戦で初代タイガーマスクのアメリカでの人気が爆発しました
4回目の遠征は1982年の年末に約1ヶ月メキシコ~アメリカに遠征しました
これは、新日本プロレスの年中行事のヘビー級レスラーの祭典MSGタッグリーグ戦シリーズが年末に行なわれるので、初代タイガーマスクの新日本プロレスでの空き時間を利用した海外遠征だと思います
この4回目の海外遠征で初代タイガーマスクはカート・ヘニング選手と戦った記録が残っています
時期としてはカート・ヘニング選手がWWF地区に移籍して、ジョバー(やられ役)をしながらプロレス修行をしていた頃でしたので初代タイガーマスクのために良い仕事をしてくれたと思います
丁度、この試合の1年後(1983年11月)にカート・ヘニング選手は、ボビー・ダンカン選手のタッグパートナーとして初来日してMSGタッグリーグ戦シリーズに参加しています
(因みに、その2年後にはニックボック・ウインクル選手のタッグパートナーとして全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦に参加しました)
1984年にカート・ヘニング選手はAWAに復帰しましたが、当時のAWAはビンス・マクマホンJr氏率いる新生WWFの標的になっていて多くのスター選手が新生WWFに引抜かれてしまっている状態でした
そのおかげも有り、移籍後早々にスコット・ホール選手とのタッグでAWA世界タッグチャンピオンになり1987年にはAWA世界ヘビー級チャンピオンの栄冠を手にしました
1988年のお正月にはAWA世界ヘビー級チャンピオンとして全日本プロレスに来日してAWA世界ヘビー級タイトルマッチを行ないましたが、チェレンジャーは二代目タイガーマスクでした
ブレット・ハート選手同様に、この人もタイガーマスクとは二代に渡って縁の有る選手ですね
その半年後にはWWFへミスター・パーフェクトとして移籍し、WWFインターコンチネンタルチャンピオンとして長期タイトルを保持しました
ミスター・パーフェクトのフィギュアも、似ていないのでプチ整形しています(笑)
ミスター・パーフェクトの入場曲が好きで、大学時代に自主製作映画・宇宙刑事レイカースを作った時に敵のダーク・ロア軍団のBGMに使用しました(笑)
1990年にはWWF所属選手として、日米レスリングサミットに参加しました
先日もお話ししましたが、対オリンピックスではなくWWFが提示してきた
スペシャルタッグマッチ「み~んな 元AWA世界ヘビー級チャンピオン(仮名)」が見たかったです(笑)
1991年にはWWFと業務提携していたSWS(なつかしい)の東京ドーム大会のリングでテキサス・トルネード(ケリー・フォン・エリック)選手相手にWWFインターコンチネンタルタイトルマッチを行ないました
1997年にはWCWに移籍してUSヘビー級・WCW世界タッグのタイトルを奪取し
1998年にはWCWと業務提携していた古巣の新日本プロレスにnWo(なつかしい)のメンバーとして来日しました
それにしても、酷い出来のフィギュアですね
カート・ヘニング選手に見えませんし、改造する気にもなりません・・・
この頃のWCWは、フィギュアのレベルではWWFに大きく差を付けられていました
世界屈指の技巧派レスラーMrパーフェクト・カート・ヘニング選手との20年に間に及ぶ日本マットとの歴史の始まりが、1982年の初代タイガーマスクの海外遠征での試合だったと思うと考え深い物が有ります
PS
初代タイガーマスクの海外遠征での試合を調べていたら もう一人、日本のリングに深く関わっている選手の名前を発見しました
それは・・・
ミスター・サイトー
マサ・斎藤選手です(驚っ)
4回目の海外遠征で約1ヶ月メキシコ~アメリカを回った時でWWFのリングだったのでカート・ヘニング選手と戦った時と同時期の試合になります
試合結果は回転エビ固めで初代タイガーマスクの勝利となっていましたので一瞬の返し技で勝ったのかと思っていました
しかし、当ブログのコメントに初代タイガーマスクVSマサ・斎藤試合がYouTubeにアップされているとの情報御提供が有ったので、探してみると・・・有りました
ヘビー級のマサ・斎藤選手とジュニアヘビー級の初代タイガーマスクの試合ですから、エキシビションマッチ的な試合かと思っていましたが試合として成立していることに、まずは驚きました
さすが、二人ともプロですね
ラストもマサ・斎藤選手にコーナーに振られた初代タイガーマスクがセカンドロープに飛び乗り、振り返りざまにフライングボディーアタックと見せかけダイビング式ローリングクラッチホールドで決めるという離れ業でピンホール勝ちを収めていました
さすがです
良い物を見させていただきました情報の御提供ありがとうございました