宇宙刑事レイカース3 無限融合(アトミックショック) 第47話 | 宇宙刑事レイカースFUN

宇宙刑事レイカースFUN

熱き想いを忘れないオヤジの隠れ家的何でも有りのブログ

「俺の名は、モビー 私立探偵のモビー

 俺は今、『超次元戦闘母艦ビッグダイモン』の副操縦席座っているんだ

 普段この席はレミーの定位置なんだけど、今日は特別さ

 操縦席には、宇宙刑事レイカースこと桜大門が座っている

 いよいよ、俺達のミッション『格闘聖書(バイオレンス)』のスタートだ!!」

いつものようにモビーは独り言で、今の状況を教えてくれた


                 宇宙刑事レイカースFUN
「『鬼岩島』上空には、予定の時間に到達出来る・・・・モビー悪かったな、巻き込んでしまって」

桜大門に、すまなそうに言われたモビーだったが それほど気にはしていなかった

「いやー兄弟子、気にしないでくれや

 この事件は、俺の事件・・・仕事でも有るんだから

 さっさと、片付けて 残りの依頼料全額いただかなくちゃね」

                 宇宙刑事レイカースFUN
その言葉を聞いて、桜大門も少し気が楽になった

「冗談でも、そう言ってくれると助かるよ」

「まあ 高度7,000メートルから突き落とされるのは、予定外だったけどね

そう言うと、ニコっと・・・・いや、ニヤっと笑ってから話しを続けた

「予定通りやれば、絶対成功するさ   全員、生きて帰ろうや」

「ああ、もちろんだ」

桜大門も笑顔を作った

「間もなく作戦開始時間の午前7時だ

 7時になると同時に『鬼岩島』上空の監視衛星を、銀河連合艦隊が破壊する

 それを合図に、作戦開始だ!!」

作戦を前に、モビーには気になっていることが有った

「それより、『カエルちゃん号』だけならともかく

 宇宙警察の正式兵器の超次元空母なんか

               一般市民の俺なんかに使わせて後で問題にならないの?」

今度は、桜大門がニコっと笑いながら

「大丈夫、銀河連邦警察長官も了解していることだから 安心してくれ」

「銀河連邦警察長官って、あの『伝説の宇宙刑事』の熱血オヤジがかい?」

二人は、顔を見合わせて笑った


「それにしても俺達三人が、一緒にミッションするなんてなー

                        天国の御師匠様が生きてたら なんて言うかね?」

「そうだな、なんて言うかな・・・」

桜大門は、一瞬 『猛虎緑湖拳』の修行時代を思い出していた

                     

「そう言えば、『姫』は?」

「姫?」

桜大門は、モビーが誰のことを言っているのか判らなかった 

そのことは、モビーも気付いたので

                  宇宙刑事レイカースFUN      

「目茶苦茶強いロングヘアーの『御姫様』のことだよ!

 兄弟子がいない間に、色々有って しばらくそう呼ばなきゃいけなくなった・・・

 あの、じゃじゃ馬を『姫』なんて・・・・・

 俺的には、かなり違和感が有るんだが・・・仕方ない」

と、説明を加えてくれたので 桜大門にも誰のことだか理解出来た

                 宇宙刑事レイカースFUN

「そうなのか?大変だな・・・ 

 レミーなら、『グランド・ダイモン』のコクピットでスタンバイしてるよ・・・

 何で『姫』なんだ? 」

そう言うと桜大門は、思わす笑ってしまった

                      宇宙刑事レイカースFUN
桜大門の満面の笑顔に、少々カチンときたモビーだったが

兄弟子! そもそも誰のせいで・・・・・   まあ、良いや  最終的には、俺のせいだ・・・」

と、やはり納得せざるおえなかった


桜大門は、作戦開始時間までのタイムを確認した

「最後に、もう一度作戦を確認しておくか?」

「ノープロブレム!   二人が出撃した後に、あれが出てきたら、あれを発進させて・・・

 って、大丈夫だから」

何度も、打ち合わせをしたことだったので モビーは確認するのが面倒臭くなっていた

「了解、 今回の作戦の要は、お前だからな モビー・・・・・」

モビーも、珍しく真面目な顔で

「任せとけ、大門!」

と言った

「時間だ! モビー お前の悪運に賭けた! 行くぞ!! 

   「おう!」   宇宙刑事レイカースFUN

  「光着!」   宇宙刑事レイカースFUN


桜大門は、宇宙刑事レイカースに射光変換蒸着した




その頃、銀河連合艦隊のサワムラ司令は全艦隊に対し空間近距離通信を使って指令を伝達していた
『空間距離通信』とは、数百メートルしか飛ばない特殊な信号を、それぞれの艦を中継して行う物で敵に通信を盗聴されない為の通信であった

                  宇宙刑事レイカースFUN
「間もなく、作戦開始時間になる

 先行の駆逐艦が、鬼岩島上空のダーク・ロアの監視衛星を破壊するのを合図に全艦作戦行動に入る


 今回の作戦の第一目的は、レイカースの作戦のカモフラージュの為のオトリである

 一秒でも長くダーク・ロアの注意を、こちらに引き付けておくことが重要・・・・

 

 だが忘れるな! ここで、ダーク・ロアの奴らにキグナス空域での借りを返す!

 射程を延ばした主砲で、ダーク・ロア艦隊の射程外から砲撃を行う

 雑魚は狙うな! 目標は、重装甲戦艦のみ!

 以後の行動は、打ち合わせ作戦通りとする

 各員の奮闘に期待する・・・  全員、生きて帰るよう  以上だ」

サワムラ司令は、空間近距離通信を終らせると すぐに確認を取った

        宇宙刑事レイカースFUN
「先行の特殊駆逐艦の状況はどうか?」

「予定通り、敵に見つかることなく 指定ポイントにて作戦開始時間を待っています」

「よし!  ・・・時間だ、始まるぞ!!」




先行している特殊駆逐艦は、ステルス機能を強化した特別駆逐艦・・・いわゆる潜宙艦だった

                  宇宙刑事レイカースFUN
「艦長! 鬼岩島時間07:00まで 後60秒です」

「全監視衛星を捉えているか?」

「はい、 監視衛星27機 全て、ロックオンしています」

「よし! 一機も外すなよ」

「艦長 間もなく時間です カウントダウン始めます 9・8・7・6・5・4・3・2・1」

「撃てっ!!」  宇宙刑事レイカースFUN

ドシューン ドシューン ドシューン ドシューン ドシューン ドシューン

特殊駆逐艦から発射された閃光は、鬼岩島上空の監視衛星を全て破壊した

この瞬間、鬼岩島に拉致監禁されている学生達を救出する作戦『格闘聖書(バイオレンス)』が開始された




あとがき


最近、よく登場する銀河連合艦隊司令のサワムラという方は、宇宙警察機構から対ダーク・ロアのエキスパートとして銀河連合軍に出向している設定ですにひひ

宇宙刑事レイカースの世界は、シャイダー宇宙刑事シャイダー不思議界フーマを倒した後の世界を継続した世界として25年前に設定しましたので、昨今の新作ギャバン宇宙刑事のストーリーとはリンクしていません得意げ


今回使ったサワムラ司令のイラストは、(25年前)大学のサークルで学園祭用に作った同人誌に私が宇宙刑事アニーを主人公にして描いたパロディー漫画『もしも、神官ポーが男だったら』に登場した沢村大氏を流用しています(笑)


オマケで、その漫画のエンディングも載せちゃいます(笑)

                  宇宙刑事レイカースFUN