↓夜の部の席。三階左列15-21のブロックです。舞台から離れた22-27のブロックよりもよく見えました。
歌舞伎見人(かぶきみるひと)

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夜の部

一、近江源氏先陣館

  盛綱陣屋


佐々木盛綱  仁左衛門
 高綱妻篝火  魁 春
   信楽太郎  三津五郎
  伊吹藤太  錦之助
 盛綱妻早瀬  孝太郎
    四天王  男女蔵
    四天王  宗之助
    四天王  薪 車
    四天王  亀 鶴
   竹下孫八  進之介
古郡新左衛門  友右衛門
  盛綱母微妙  秀太郎
   北條時政  我 

和田兵衛秀盛  團十郎


二、神楽諷雲井曲毬

  どんつく

 親方鶴太夫  團十郎
荷持どんつく  三津五郎
    門礼者  梅 玉
    白酒売  魁 春
      芸者  福 助
    太鼓打  巳之助
      子守  小 吉
     太鼓持  錦之助
    太鼓持  秀 調
     田舎侍  左團次
     大工  仁左衛門


三、艶容女舞衣

  酒屋

お園/半七  福 助
    三勝  孝太郎
半兵衛女房  吉 弥
   半兵衛  竹三郎
     宗岸  我 當


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一、盛綱陣屋


仁左衛門さん、秀太郎さん、我當さん、孝太郎さん、進之介さんと、松嶋屋ファミリーが顔をそろえた

盛綱陣屋、、、、 ですが、客席の涙を一人でかっさらっていったのは、小四郎役の秋山悠介君でした!

なんと健気な・・・ なんといじらしい・・・ 劇団コスモス所属の子役さんだそうで、歌舞伎以外のお仕事も

たくさんこなしておられるようですが、特技は日舞と三味線だそうですから、ぜひ、歌舞伎の世界に進んで

いただきたいものです!


二、どんつく


舞台の中心を勤めるのは、三津五郎さんと團十郎さんでしたが、それを見守る見物衆が

仁左衛門さん、梅玉さん、魁春さん、福助さん、左団次さんと、とにかく豪華!!

おめでたい雰囲気の、和やかで豪華な演目でしたね。お正月に見たいなと思いました。

足を痛められた富十郎さんの代役を、魁春さんが務めておられたのが意外でした。


三、  酒屋


芸者に入れ込んで家を出て行った身勝手な亭主なのに、そんな亭主を待ち続ける女房、

芸者との間に出来た子どもを実家へ捨て子同然に預ける亭主と芸者、

どうしようもない息子のために、身替りでお縄にかかる父、と、

現代に生きる者にとってはとうてい受け入れられないストーリーなのですが、

江戸時代の観客にとっては、これはあり得そうな話として受け入れられたのでしょうか・・・?

モヤモヤした苛立ちを感じながら見てしまいました。


最後に、さっきまで健気な女房を演じていた福助さんが、その身勝手な亭主を二役で演じていたのが

ちょっと救われたといいますか・・・


竹三郎さんの、渋く、頑固で、意思の強い父親役が、とても味わい深くてよかったです。




歌舞伎見人(かぶきみるひと)

↓演舞場の帰りに見かけた、シネマ歌舞伎の看板
歌舞伎見人(かぶきみるひと)