40年ぶりに再読しました。
ガキだった頃に読んだ感じと中高年になってから読んだ感じがどれほど違うのか試したかったというのもありますが、実際のところ金貸し婆さんをラスコーリニコフが殺したこと、追われる側として必死の舌戦を繰り広げること、くらいしか覚えてなかったです。特にソーニャとの出会い、その家族やソーニャ自身とのからみ、またラスコーリニコフの家族、特に妹とのからみなど全然覚えていなかったので新鮮な気分で読めました。やなり名作ですね。長い小説だけど長さを感じさせず、一気に読むことができました。
キリスト教的価値観は理解し難い部分がどうしてもあるし、ロシアの時代背景などわかっていない部分も多いので、この思想小説をどれほど理解しているのか疑わしいですが、エンターテイメントとしても十分に楽しめると思います。
最後に作者が、ラスコーリニコフとソーニャのその後の物語もひとつの小説になり得ると書いていますが、個人的にはもしその小説があったなら本作以上に面白かったのではないかと思います。読みたかったなあ、「続・罪と罰」。