環境保護対策で遅れ、118か国中100位 - 中国
http://www.afpbb.com/article/1278701
◆進む地球温暖化
環境問題が今、世界中で論議されている。最も問題視されているのが地球温暖化。中でも、温室効果ガスであるCO2の排出をどれだけ削減できるかが議論の中心になっている。産業革命以来、人類の使うエネルギーの総量は飛躍的に大きくなっていった。それまでのように、エネルギー源として石油や石炭ではなく、木そのものや木炭を使う分にはそれほど問題はなかった(樹木の伐採のしすぎは勿論ダメだが)のだが、それでは足りなくなってしまったのだ。そのため、化石燃料が地中から掘り出され、それを燃やすことで地上に現れるCO2が爆発的に増えてしまったのである。
◆遅れる対策
そういうわけで、全世界でCO2の排出削減にようやく動き出したのであるが、どこまで本腰を入れて取り組んでいるのかは疑問である。その例として日本を見てみよう。相変わらずガソリンを燃料とした自動車は多いし、発電でもその割合は減っているにせよ、化石燃料を使い続けている。2050年までにCO2の排出量を現在の50%程度にまで削減しなくてはならないというのが世界の共通認識だというのに、とてもそんな取り組みがなされているとは到底思えない。もちろんこれは日本だけに限ったことではないだろう。アメリカやイギリスといった大国は全て、対策が遅れている気がする。
◆プラスチックを石油に戻す技術
オレの知人に「廃プラスチック油化還元装置」という、夢のような機械を開発したベンチャー企業を営む男がいる。その名は株式会社ブレスト(http://www.blest.co.jp/ )の伊東さん。氏は「ゴミは新たなエネルギー源~世界中の全ての家庭が油田になる~」というコンセプトのもと、地球温暖化というグローバルな課題に真剣に取り組む事業を推進している。
CO2を削減するということは、国家政策の重要な課題ではあるが、それと同時に、我々生活者のライフスタイルをも変えてしまうものでもある。我々は化石燃料を使うことで便利で快適な生活を手に入れた。その代償が地球温暖化なのだ。
伊東さんは、機械の開発に成功したあと、その普及への大きな壁が、廃プラスチックを油化し、資源再生への道標とすることが、一般社会、一般家庭においては、非常に困難な事にぶちあたった事だとという。氏は、ゴミを資源再生できるようにするために、キレイに分別するという、市民への啓蒙教育から入り、血の滲むような思いをしながら、事業に取り組んでいる。例をあげれば、スクール油田構想。小・中学生を対象に資源再生教育の一環として、氏自らデモ実演・講義を実施している。これには政府や一部メディアも着目してくれて、一歩一歩前進していると聞く。
「家庭用油化装置」これこそが、ブレスト・伊東さんが目指す最終製品だそうだ。市場は全世界に広がっていく。それは即ち、地球温暖化防止の一翼を担うというベンチャー企業ブレストの誇り高き野望である。
◆世界への貢献
今、環境問題を考えることがあたかもファッションのようになっている。LOHAS(Lifestyle of health and sustainability=健康で持続可能な社会に配慮したライフスタイル)などがもてはやされているが、どこまで現状を理解しているか疑問である。快適さや利便性を犠牲にするような覚悟までは感じられない。
先進国日本に住む我々には、循環型、そして、低エネルギー、省エネルギー社会を作ること、その責任がある。そしてそれを世界に向けて情報発信していくような国。伊東さんの技術もそれに含まれるだろう。それが実現できれば、自衛隊を海外に派兵するより、そしてODAと称してカネをばらまくよりも、世界に対する貢献度は大きいはずだ。