愛京花 in あじさい劇場 | 二日酔いのトド

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蒲郡から2~30分 三ヶ根山の上り口に形原温泉があります 嘗ては?

3~40年前でしょうか 企業の慰安旅行とか一泊の宴会が盛んな頃は

盛況でしたが‥ 今や廃屋(廃旅館)だらけの寂れたゴースト温泉です


此処に今は落ちぶれたが‥ ホテル鈴岡に次ぐ規模のホテル葵があり

ましたが‥ 今は閉鎖されて老人ホーム?で極一部が利用されている

様ですが? 未活用の大広間に少々手を加えて劇場として1年位か?


長谷川劇団、愛京花公演中にて 久々に見ておかないと東海地方へは

まづ来ませんので‥ 三ヶ根山へのウォーキングを兼ねて観劇の機会を

待っていましたが‥ 昨日やっと出かけることができました 偶然ですが‥

ラッキー 武弥の先妻の子 今は役者を休業中の 水木姫之助が

出演しました! 今は豊田で働く姫之助は 土曜日に遅ればせながら

父の日のプレゼントを持って訪れ‥ 舞台にも急遽出させられた様です


     


お芝居は「上州百両首」 親に捨てられた孤児が二人 義兄弟の契りを

結んで助け合いますが‥ 孤児が生きるには辛い世間で やがて二人は

巾着切りに身を落としますが 一年発起して阿保な弟分(愛京花)と 兄貴

(長谷川武弥)は堅気を目指します 巾着切りの親分(水木姫之助)に

許しを得た二人 兄貴は板前修業が実を結び 上州の宿屋で跡取り娘を

託される話がでます

ところが其の宿へ江戸を追われた嘗ての親分と 組織を離れたことを

快く思わぬ仲間(長谷川乱之助)が江戸から逃げてきます 嘗ての部下の

堅気姿を見た親分は宿を後に 夜旅を掛けようとしますが‥ 嘗ての

仲間は許しません 一悶着あり 武弥の兄は額を割られ‥仲間を殺めて

逃げ 百両首として追われることになります


       


一方で阿保な弟分の京花は 目明し(乱之助二役)の飯炊きとして働き

うだつが上りません 堅気になる約束をして 3年が経ち出世競争の

再会日となり 京花は目明しに事情を話し 兄貴に自慢するために十手を

借ります やがて百両首の兄貴が現れ お馬鹿なやり取りと十手持ちを

巻き込んだ人情噺の中で 自ら額を割った嘗ての親分が 武弥の身替り

として 十手持ちからお縄を受けるべく両手を差し出します


相変わらずでしたねぇ~ 愛京花節と言いますか 葉茶けた演技と言うか

アドリブは泉の如く湧き出でて‥


愛京花 座長なのか?総座長なのか 上州はかかあ天下だが 劇団は

楽屋だけかかあ天下と言いますが? 舞台も完全にかかあ天下です!


        


長谷川武弥 座長? 劇団名は一応、長谷川武弥劇団なんですが‥


        


嘗て 劇団ふじ 水木姫之助


        


京花の末娘? 小学校高学年くらいかなぁ~ 何か座員が少なくて‥


        


長谷川乱之助 お芝居では主役でもないのに二役で よく働きますねぇ~


        


再び愛京花 女性の女形はやはり艶やかですねぇ~ 江戸期?に歌舞伎

から女性が排除されて‥ 男の世界にされたのが理解できます (*v.v)。


        


        


舞台化粧をしているとは言えども‥いい男らしくて? 女性にもてる要素を

役者から吸収しようと トドは頑張っているんですがねぇ~ f^_^;


「 紫陽花を 真似る役者の 七変化 」


        


        


最終舞踊は歌舞伎舞踊&常磐津から「左甚五郎の京人形」です

木彫の達人 左甚五郎が贔屓にした芸者が亡くなり 甚五郎は彼女を

想い 等身大の人形を作ります! そして芸者の形見である手鏡を‥

鏡は女の魂が宿るとして 人形に持たせます すると不思議なことに

人形が 甚五郎の所作を真似て踊りだします~ (^ε^)♪ 


只 今日の愛京花は少々お疲れ気味か? 人形の所作がぎこちないと

言うか‥ 動きがスムーズ過ぎて? 人形らしさが下手でしたねぇ~

後で聞けば夜昼合わせてダブルの大入りだそうで‥ 手を抜かないで!


        


 


 


        


最後は全員が人形の所作を真似ながら‥ 所詮真似事ですが少人数の

劇団ながら~ 賑々しく幕を閉じる演出は絶対に必要ですよねぇ~


外へ出ればしとしとと降っていた雨も上がりました~ 三ヶ根山の頂上へ

登るには時間も足りませんし蒸し暑くなってきました‥ 登れるところまで

登ることとしますか!