東京・歌舞伎町の雑居ビルで昨年6月、ホストクラブの男性ホスト(当時25)が何者かに殴られ、搬送先の病院で死亡していたことが警視庁への取材でわかった。同庁は傷害致死事件と判断し、店の従業員ら関係者から事情を聴いている。
捜査関係者によると、男性は昨年6月24日午前1時すぎ、勤め先がある新宿区歌舞伎町2丁目の雑居ビル3階の階段近くの通路で、頭と口から血を流して仰向けに倒れていた。同僚が発見し、119番通報した。
顔に殴られたようなあざがあり、死因が頭部外傷による頭蓋(ずがい)内損傷だったことから、警視庁は、男性が何者かに暴行を受け、壁や地面などに後頭部を打ちつけたとみている。ただ、現場には防犯カメラがなく、容疑者に結びつく物証も見つかっていないという。
同僚の男性は取材に対し、「店の営業後にいなくなって探していたら、通路で倒れていた。入店2日目で、客とのトラブルもなかった。なぜ亡くなったのかわからない」と話した。元ネタ