昨日は歌舞伎座で1部と3部のみ観劇しました
久しぶりに「伽羅先代萩」を見ましたが面白い飽きさせない展開、魅力的な登場人物
やってくれてありがとうです!
歌舞伎座に素敵なポスターがありました
最初のお腰元から中村芝のぶさん、市川笑野さん、市川猿紫さんたち…美人で実力派揃いが並んでおります
義太夫は愛太夫さんでした
そして鶴千代君をなんと中村長三郎くん、千松を中村勘太郎くんなんですよ〜
長三郎くんは、ほっぺの大きいのが特徴なんですねきっと丸顔になられるわ…
顔のパーツ配置が、なんとなく勘三郎さんに似てる気がしました
しかしあの小さかった哲ちゃんが〜
古典のお役を勤められるまでに成長して
勘太郎くんはいっそう背も伸びて、凛と座っていました。でもほんと正座の時間が長いので、立ち上がる時にゆっくり一足ずつで、しびれと戦っているのかしらと思いました。それでもちゃんとお役を勤めている姿…立派でした
勘太郎くんのすごいところは、子役の台詞の言い方だと大体クスクスと笑う人がいるものですが、昨日はそれが誰一人いなかったことです。
後に出てくる、毒入りお菓子を食べて「あー、あー」と苦しむところもです私が思うに、勘太郎くんはただ台詞を言うだけじゃなくてお役の心で(ハラから)台詞を言っているからなんだろうな…勘太郎くんの凄いと思うところです
長三郎くんの「俺は強い 強者じゃ」も、褒められた千松かな張り合う鶴千代君と負けず嫌いな長三郎くんと重なってとっても可愛かったです
中村七之助さんの政岡は、実際に可愛い可愛い甥御さんたちを見ているからか? とっても優しい目でした
今月はちゃんと「飯炊き(ままたき)」があるんですね (衝立を立てて、政岡がお茶の道具を出して何やらやっているところです)
飯炊きはカットされることが多いので、私も随分久しぶりに見ましたこれはこれはまた作法というか所作の順番を覚えるだけでも大変ですよね今月はきっと板東玉三郎さんがみっちりと七之助さんに教えられたに違いないわ…と思いました。
飯炊き、よく見ていると本物のお米を入れていたりしてました!お米をシャッキシャキ、シャッキシャキと七之助さんがリズムに乗って研ぐところがあって…こんなとこあったかなと思ったのですが、とっても独特な動きでした印象的…
しかし昔はこんな風にしないとお米も炊けなかったのか… 私なんて無洗米とお水をご飯釜に入れて、あとはおまかせだわ政岡みたいなのをやっていたら時間がいくらあっても足りないなぁ、昔の人は時間に追われてなかったんだろうか…なんて考えながら見てしまいました(笑)
風情がなくていけませんね
ともかく、こんなにしっかりとした飯炊きはいつも見られるわけではないので必見です
なおちゃん&のりちゃんは「あれもう飯(まま)がー、嬉しい 嬉しい」も、2人であのポーズをするわけですよ2人のファンの私はお席で顔がとろけておりましたよ〜かわい過ぎ
そして七之助さんの政岡は終始優しいです
政岡に対して「優しいな」って印象をこの辺で持ったことがなかったので、七之助さんの政岡が優しいんだと思います
雀の籠を持っていくのもできないほどお腹の空いている千松 …可哀想だなぁ
ご飯をもらっている雀の子を羨む鶴千代の長三郎くん…幼い可愛らしさでフフッと笑ってしまいました
そして子供たちを不憫に思う政岡のクドキがあるのですが、七之助さん、赤い着物で浮世絵のように見えました。衝立と赤い着物と綺麗な女形…絵になってました
さて、ここで栄御前の登場です
八汐の松本幸四郎さん(めっちゃ美人)と沖の井の児太郎さん(可愛い)も入って来て、空気がガラリと変わります
面白いなぁ、伽羅先代萩
長くなったのでレポを分けますね〜
それでは皆さん、良い一日を〜