昨日はお昼に確定申告に行って、夕方からは歌舞伎座で「三月大歌舞伎」の夜の部を観劇でした〜
変な写真っアングルが破綻していてすみません(笑)
浜松屋の店先から始まって「稲瀬川勢揃いの場」までです〜
花道から市川猿之助さん=弁天小僧と松本幸四郎さん=南郷力丸が出てきて…
猿之助さん、めっちゃ可愛い
個人的な思い入れになりますが、松本幸四郎さんと市川猿之助さんの世話物でのコンビがもう嬉しくて嬉しくてこのお2人のご共演が大好きなのでございます
私が歌舞伎を見始めた頃によくご共演してらっしゃって…私の歌舞伎の入口はこのお二方(当時の亀治郎さん=猿之助さんを知り、当時の染五郎さん=幸四郎さんを知り、そして七之助さんを知ったのが歌舞伎の入口の順番でした)だったのです
なので、昨日はこのお2人の共演を見られることが(やじきたではなくて世話物で)嬉しくて嬉しくて!
幸四郎さん=南郷力丸がお嬢様=猿之助さんの手を引いて入ってきます嬉しいよ〜
「お嬢様の贔屓の役者を当ててみてましょう」と言う番頭さん
「当代一の人気者…四代目 市川猿之助でございましょう」
「わしゃ…あのような役者は(少しうつむいて間があって)……大っ嫌いじゃわいな!」
「それなら今度は当たりでしょう。こちらも当代一の人気者、十代目 松本幸四郎でしょう?」
チラッと幸四郎さん(南郷力丸)の方を見てから「おいのぉ〜〜」と答える猿之助さんが可愛くて、しかもその横で「拙者はあのような役者は大っ嫌いでござる!」と真顔で言う幸四郎さんが面白かったですすんごい真顔でしたw
若旦那のお役は… 天王寺屋!と大向うが入っていたので、鷹之資さんですね。
※一つ前の演目の雷も鷹之資さんでした?大向うが思いっきり威勢良く何度も「萬屋!」と入っていて、何度も「いつから萬屋になられたんだろう?」と考えてしまいました天王寺屋ですよね!
浜松屋幸兵衛は大谷友右衛門さん。
弁天小僧と南郷力丸は、ゆすりたかりのためのお芝居とは見えない、本当にお嬢様とそれに仕える家来に見えました
お嬢様がポカポカ殴られるところ、今回はわりとよってたかってな印象でした。澤瀉屋さんのは丁稚さんたちも真面目な印象です〜
松本幸四郎さんの南郷力丸がキリッとしてかっこいいんですよ真面目そうに演じてらっしゃるので、本当に傷つけられたお嬢様を守りたい家来にしか見えない
そして日本駄右衛門、松本白鸚さんの登場です!
お嬢様の着物から桜の彫りものが見えた、男であろう!?と指摘してきます
その時「えっ!?」という大きな声…誰だろう?
番頭さん??
猿之助さんの弁天小僧は、指摘されてまず目がワナワナと燃え…猿之助さんの悪役でワナワナとする表情、ホントいいですよね〜
外見的には男だという正体を現しても綺麗なままでしたが、表情がいたずら小僧みたいな悪い悪い表情になってました
南郷力丸との二人の掛け合いも悪っぽく、仲よさそうで
そして「知らざぁ言って〜〜聞かせやしょう」
(猿之助さんでこれが聞けるなんて〜)←すっかり私は歌舞伎を見始めた頃のような気持ちでw これを嬉しく思わないで何とする
しびれました
猿之助さんの名乗りの台詞はすっごく力がありましたそう、力があって力があって、ほんとに力があって悪っぽかったです!猿之助さん、流石だわぁと思いました〜〜
心の中で「わーい!わーい!わーい!」と小躍りしておりました猿之助さん、変わらずこんなキラッキラなんだなぁ
そして亀治郎さんの「風林火山」のドラマを見た私が「この人の舞台なら、歌舞伎って知らないけど観に行ってみようかな」と思った理由のひとつが、猿之助さんの声でしたいい声ですよね〜弁天小僧のお役は、そのお声もいっぱい聞けて嬉しかったです
膏薬代だけ貰って帰ろうという南郷力丸。
このまま帰れるかよ!とごねる弁天小僧に、後ろにいる日本駄右衛門(その時は正体不明の強いお侍)を指すのですが…目と目で示し合わせる様が、元から仲の良いお2人なので本当にツーカーで
花道から去って行く時も本当に仲良さそう
このお二人の仲良さそうなツーカーなところ、見ていてこちらもニッコリ
幕。
トントントン トントントン(高い音)
…ドンドンドンドンドンドンドンドン
トントントン トントントン(高い音)
…ドンドンドンドンドンドンドンドン
この音を聴くと、ああ今から稲瀬川の勢揃いの場ねとウキウキします!
なんだか長くなったので「稲瀬川勢揃いの場」は分けますね〜
それでは皆さん、今日も良い一日を〜