もうすぐ博多座の花形歌舞伎が始まるな、と思って。
「磯異人館」
皆さんはこの演目を知ってますか?
私は…全然知らない
と思って、あらすじとか出てこないかなぁと思って検索をしていたんですが…
あんまり出てきませんね(笑)
わかったこと。
この演目は十八代目の中村勘三郎さんが勘九郎時代の昭和62年に初演だったこと。
この演目はその後、中村勘九郎さんと中村七之助さんが博多座で演じたものであること。中村屋さんの所縁の演目を今回、橋之助さんが演じたいという流れになったこと。
薩摩切子を作っているガラス職人の岡野精之介と、琉球王女 瑠璃との結ばれぬ恋を描いたものであること。
ラブストーリーなんですねえぇ
これが、勘九郎さんが岡野精之介をお勤めの時に異人館を訪れた時の様子。
ふむふむ…
岡野精之介のお役が中村橋之助さん。
恋する琉球王女のお役が中村児太郎さん。
橋之助さんがインタビューで何年か前に「児太郎の兄と、将来はこの演目をやりたいね、あの演目をやりたいねと話しています」(言葉はうろ覚えですが、意味はそのようなことを)と話してらっしゃいましたが、本公演でついに恋人役(結ばれないにしても)
いよいよ橋之助さんの夢も叶って来てる
若い世代の成駒屋が始動ですね
そして主人公を助ける五代才助のお役が尾上松也さんだそうです。中村勘九郎さんと七之助さんが納涼歌舞伎でこの演目を上演された時には五代才助のお役は市川猿弥さんだったんですね
この演目をご覧になられたことのある方の感想を読むと、ざっと泣けたりする切ないお話だそうで(しかし誰も細かくは書いていない…観る日までのお楽しみですかね〜)
博多座二月花形歌舞伎では、尾上松也さんは全部の演目にご出演なんですって!
いささか働き過ぎですが
しかし博多座の座組はかなりコンパクトなので、皆さん何役も何役もお勤めになるものと思われます…
勘九郎さんと七之助さんの博多座にむけてのトーク
わかりやすくて派手なものがいいということで選んだ演目だそうです〜
あれ?中村屋ってあんまり博多座に行ってなかったの
トーク記事もうひとつ
『松也さんの知盛を壮絶に美しくするためには(脇を勤める)私たちが一生懸命やらないと』っていう勘九郎さんの言葉が印象的です
そうですよね、知盛は壮絶かつ美しいのです
YouTubeには、超短い博多座花形歌舞伎の宣伝動画がありました
舞台稽古が始まったらもう少し長いバージョンも出ますかしら(笑)
竜雲が観に行けるのは終盤もいいとこなので
皆様方のネタバレありの感想は一切読まないようにしつつ(しかし早く役者さんがたの拵えは知りたい…特に「磯異人館」知らない物語なので)、楽しみにしつつ日々を送ろうと思います(笑)
そして「お染の七役」も勘九郎さんの早替わりもやるとか!?トークで勘九郎さんはそれを知らなかったということなので、七之助さんの発案でしょうか
これもネタバレを見ぬようにして遠征を迎えたいと思います(笑)
それでは皆さん、今日も良い一日を〜