「明日だな」(つまり今日)と勝手に思い込んでおりました←全く根拠なし
昨日も幕見は満席になり、立ち見の方も10人くらいいらっしゃいました。
昨日気がついたのですが、立ち見のところにも車椅子エリアがあるのですね。上手のほうです。
幕見席は2列あります。昨日、初めて1列目に座ってみましたが、なんとなく手すりが邪魔に感じてしまって、最上段のお席に移りました。後ろに気を遣わずに伸び上がって観れますので(笑)
太鼓の音がドンドコドンドコ…
最初は舞台には芸者連中、鳶の者たち、手古舞の者たちだけです。
「頭たち、遅いねぇ」という七之助さんや扇雀さん。「噂をすれば頭だよ」
みんなで「お~い!」
花道から三津五郎さん、橋之助さん、彌十郎さんたち鳶頭がやってまいります!
この時の拍手、厚く熱くハンパなし
それでは皆さん、お手を拝借。
と、三津五郎お兄さんの音頭で舞台の役者さんたちと客席と、みんなで合わせて
三本〆!
「おめでとう~ございます!」
と、三津五郎お兄さん。なんだかとってもおめでたい気分で、とっても嬉しいわ
客席も参加できて嬉しいのです
★鳶の者と手古舞の踊り
私は目立つ中村橋吾さんばっかり見てました。他の役者さんをあんまり知らないのもあります、ごめんなさい!
楽しく粋な踊りです
★三津五郎お兄さんと橋之助さんの曽我もの舞踊
腰をストンと落とすところなど、三津五郎さんの鮮やかなこと…
橋之助さんは大らかな踊りっぷりで、これまた素晴らしい。
贅沢だなぁ~嬉しいな~と思うことしきり。
★虎之助くん、国生くんの成駒屋ご子息コンビの踊り。
後ろで扇雀さんがまるでお母さんのように見守ってらっしゃいました(芸者の拵えなえので)
七之助さんと巳之助さんが顔を寄せて、何か話しているような風でしたが、演出かな?
あまりにも皆さん真剣に見ててもあれだから?
七之助さんの座り姿が、若い芸者さんらしくさりげなく斜めにしなっと座ってらっしゃる心根が、素敵で天晴れ。
やっぱり綺麗~~
七之助さんは若い芸者さんの設定なのでしょうね。若々しく、藤の花のような踊りでした。
後ろの皆さん、目が真剣。
国生くんもとっても真剣な眼差しで七之助さんの踊りを見ていらっしゃいました
★三津五郎さん&橋之助さん
ピンクの鉢巻を巻いて、あみだくじ模様の着物で。
例の、手をこしょこしょする踊り!
これはぼうふら踊りというもので、とても難しいものだと教えていただきました。
たしかに難しそう…
ユーモラスなうごきなのですが、綺麗でかっこいい!!
ビリーズブートキャンプにもでてくる腕立てランナーの動きもありました。
難易度高い踊り…このお二方だからこそ、こんなにスムーズなんだろうなぁ。
★彌十郎さん&獅童さんの踊り
彌十郎さんの鳶頭姿はやはりかっこいいです!着物の大きな柄が長身に映えて似合っている着こなし。
手古舞の児太郎さん&新悟さんも出てきて一緒に踊ります。
私はやっぱり彌十郎さん&新悟さんペアを見てしまいました(笑)
★扇雀さんの踊り
扇雀さんの踊りは、まるでお座敷でゆったりと踊っているような踊り。
七之助さんの踊りよりしっとりとした、牡丹の模様の扇を使った踊りです
これが綺麗なこと、綺麗なこと…
踊りが見事で、終わった時に、思わず後ろの彌十郎さんも笑顔で拍手してらっしゃいました!
★獅子舞
獅子は本当に可愛いです♪
私の象形画をどうぞ(笑)
獅子舞の脚の形が綺麗です。
でも獅子自体は愛嬌があって可愛い
そのあと、鳶の者と一緒に立ち回りです!
ぃよぉーっ!
という黒御簾の声とともに獅子舞の中から姿を表した、ひょっとことオヤジ面。
ひょっとことオヤジは、紺色に牡丹の扇を使用。
ツンツクツンツンツン
そんなリズム。
面を取った勘九郎さんのキメポーズ、とってもかっこよかったです!
そして一番最初の拵えにもどった三津五郎さんと橋之助さんが舞台に戻ってこられて、みんなでキメて幕!
華やかなこと、華やかなこと…!!
こんなに皆さんの舞踊を拝見できるなんて、とってもシアワセ演目です☆
扇雀さんの踊り、初めて見ましたが綺麗でした~。だから10月の近江のお兼も見たいんですよね!
それでは~