さて、歌舞伎座の「九月花形歌舞伎」も昨日でめでたく千穐楽となりましたが・・・まだ図レポが残っているので(せっかくここまで描いたので)書きますね~。
「晴明、博雅との酒に興じつつ推理を巡らせしこと」
(そしていたずらもののパトラッシュと戯れしこと)←かっこは私が勝手に書きましたw
二幕目 第二場では、源博雅(=中村勘九郎さん)の笛の音が清らかであること、晴明の唱える呪文のように魔を払うものであることも語られます。あと、お互いの身の上(血筋のこと)も。
見所としては、「平安時代の貴公子二人がくつろいでいる様」でしょうか。
源氏物語を読んでいるみたいな気がいたしましたよ。
思い出して描いてみました。こんな感じでした~
柱に寄りかかってくつろいでお酒を飲む晴明と博雅。
見納めの日にオペラグラス越しで見ていたもので、このイメージは「3階席からのオペラグラスでの眺め」に他なりません(笑)
それからここで、パトラッシュ登場!
博雅は笛を吹いています。
あっ、しまった。安倍晴明は「マロ」ではありませんでした
パトラッシュは口を開けることができるので、かみついたりもできます(笑)
最初、晴明に気づいてもらえず「ねぇねぇ」と叩いたり、お酒を飲んだり盃を投げたりしたり、踊ったり、可愛いものですよ
染五郎さんが操っている指人形なんですけど、可愛くてw
それで、最後はぴゅーん!!と横一文字に飛んで行ってしまいました!
あの速さは一体・・・
博雅が話していたことは、最近盗賊が出るという話でした。
十二単の女なので滝夜叉姫ではないか、と。
そんなところへ晴明の兄弟子の賀茂保憲(=坂東亀三郎さん)が登場して、妊婦さんばかり襲われる事件と平貞盛の奇病のことを話して、晴明に働いてこいと、帝からの言いつけを伝えます。
晴明は帝を「あの男」呼ばわりして、特に権力も何も怖くないという風変わりな感じの性格で描かれていました。いや、式神を操れるような人であるならば、人間の世の人間を恐れたりしなくなるものでしょうか。
ともあれ、この場でようやく謎が出てきて、名探偵コナンくん・・・じゃなくて安倍晴明の推理が始まりま~す サスペンスの始まり?になる場でした。
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