通勤の電車内を使って歌舞伎読書をしている昨今です。まだ読んでなかった本がうちにあったので、読んでおります。
三代目 市川猿之助 (現・市川猿翁)著の「猿之助修羅舞台」
この本は、さすが猿翁さんが書かれただけあって「難しめ」の本です。
頭を回転させながらこちらも読む感じです。
でも面白いです。時代に合った歌舞伎に「破壊」して作り変える必要性のこととかが書いてあったりして。
今から「猿之助歌舞伎」についてのところを読むのですけれど(笑)
猿翁さんの考えで、本当だ、素晴らしい、私もそう思うと思ったのが、
猿翁さんは「役者は普段が勉強だ」と言われており、普段その人がどう生きているのかが重要だと書かれています。「その人の気迫とか、生き方とか、人生観であるとか、そういうもんが舞台に反映されてくると思っている」と書かれています。
「役者は芝居好きであれ」という見出しのところです。
これ、かっこいい言葉ですね 芝居好きの人の演技のほうが、芝居嫌いで職業でやっているだけの人の演技より濃く見甲斐がある、という意味のことが書かれていました。
これは、見ている観客の側からも納得できるものです。
舞台を見ているだけなのだけれど、そこから感じるものがあります。「好きだわ」「嫌いだわ」「感動する」も、その役者さんの生き方、魂の使い方が伝わるからこそ生まれるものだと私も思います。
私の憧れの門之助さんは、舞台の上でもそうでなくても、私の憧れの方なのです
油絵を描く私も、五感を大切にしたほうがいいでしょうね。感動する心を、空いている時間にいっぱい刺激したほうがいい。私にとっては歌舞伎を見る時のワクワクや楽しさ、感動がとっても大きいのです。
美しいと思うこと、それも美的感覚が刺激されていることなので、いいことなのですね♪
役者さんも感性が大事なのだということを猿翁さんが書いてらっしゃいました。
弟子たちには「今日の稽古と明日の稽古の間に何をするか、どれだけ一生懸命でいられるかが重要」ということをお教えになっておられるとか。それって・・・深いですよね!
まだ読みかけなので「猿之助歌舞伎」のところからは、これから読みま~す
ちなみにアマゾンの中古本で買ったので、サイン本なんですよ・・・
本物・・・ですよね?
けっこう劇場で売られている本で、サイン本てありますもんね
それでは、皆さん今日も良い1日を~
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